Rock|ザ・ジーヴァス《1 2 3 4》
ザ・ジーヴァスは、90年代に60年代のサイケデリックなロックをリバイバルさせたバンド「クーラー・シェイカー」のフロントマン、クリスピアン・ミルズがバンド解散後に結成した3ピース(3人組)バンドです。
《1 2 3 4》は、ザ・ジーヴァスのデビューアルバムで2002年に発表されました。僕自身は、クーラー・シェーカーは、同時代では実は聴いていなかったので、元クーラー・シェーカーという前情報なしで聴くようになりました。
ギターリフ主体のロックンロール
何と言っても、このバンドの魅力は、アンプ直(エフェクターを使わずギターとアンプを直接繋いで音を出すこと)のような、張りのあるギターの音と、リフ主体の楽曲に魅力を感じています。
「Once Upon A Time In America」は、《1 2 3 4》のリードソング。シンプルな8ビートとギターのルーズなカッティングは、どこかローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」のように聞こえます。
2曲目の「Ghost(Cowboys In The Movies)」は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「スィート・ジェイン」のような、ちょっとセンチメンタルな8ビートナンバー。ストーンズの「デッドフラワーズ」のようなニュアンスもあります。
「Scary Parents」は、キース・リチャーズのソロ曲「999」のような分解コードから生まれたリフにロックの系譜を正統に受け継いていることを感じさせます。
ギターリフ主体のバンド。これが僕は大好きなんだなぁと、改めて聴いて実感します。
間接的に知っていたクーラー・シェーカー
ちょっと話は変わるんですが、今まで気づかなかったんですが、日本のザ・イエロー・モンキーの「バラ色の日々」って、クーラー・シェーカーの「Hey Dude」をうまくパクってるなーと思ったり。
イエモンは、代表曲「JAM」は、オアシスの「Don't Look Back in Anger」にかなり影響受けているように僕は思うし、うまくやってたんだなぁと、今頃になって思ったり。
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明日は、「Life」。ポップアップでやったバーの感想を。