Life|#CookForJapan《りんごのレシピ》を発売します
2020年2月に #CookForJapan が一般財団法人化したのをきっかけに、グループとして、結成のきっかけになったリンゴをつかった #被災地農家応援レシピ をまとめたレシピブックをつくることが発表されました。
それから1カ月もしなうちに新型コロナウイルスの感染拡大によって、人の心がどんどんと変わっていくなかで、 #CookForJapan としてもなかなか被災地を応援するような動きだったり、アクションに移すこともができず、当初はクラウドファンディングを使ったリターンのひとつとして考えていたレシピブックの制作も頓挫してしまっていました。
そんななか、代表の神谷隆幸から「長野の被災から1年の節目にレシピブックを出そう」という呼びかけで、コロナで先が見えない中でも制作がスタート。ようやく先週から予約販売をスタートしました。
書名:「りんごのレシピ」
体裁:本体80頁、オールカラー、A5判
定価:2500円(税込、送料別)
発行:一般社団法人CookForJapan
令和元年東日本台風が長野県を襲ったのは、2019年10月13日のことでした。千曲川が氾濫し、甚大な被害が広がるなか、たくさんのりんご農園がその被害に遭われて言いました。
すこしでも被災された農家を応援したいという想いからTwitter上で始まった無料レシピ公開の運動「#被災地農家応援レシピ」にはたくさんのレシピが集まり、その数は100を超えました。
「りんごのレシピ」には、#被災地農家応援レシピ に中心になって参加した #CookForJapan のメンバーだけでなく、ハッシュタグをつけて投稿してくださった料理研究家や一般の方のレシピ全35点を掲載しています。
また誌面にはレシピだけでなく、被災した長野県の1年間を写真で振り返るページや、代表の神谷のメッセージなども収録。忘れてはいけない被災の記憶もしっかりと留めています。
2020年10月9日(金)までのご注文分は、10月12日(月)に発送させていただく予定です。
レシピ掲載者一覧【五十音順】
石渡未来、小野田裕也、神谷隆幸、坂下寛志、サガワショーコ、スラスステファン一馬、関口幸秀、違 克美、西 剛紀、野田一寿、渡邉泰史
井上久美子、今井真実、宇佐美 葵、うにくらげばお、梅田正克、岡野 満、神谷クレール真理、小野 洋、キッチンカーの中の猫、空(@kuu000999)、久遠寺飛鳥、ぐすたふ、しゅん吉、そるるな、谷口あやか、谷口和義、ビシャモンベイベー、古谷真知子、松沢直樹、まつだまさえ、ミオ、森 康、山口 凜、吉永真吾
レシピの向こうにあなたが見える
#CookForJapan や #被災地農家応援レシピ を通じて、長野県を1年間にわたって”勝手に”応援してきて、その集大成として、ある意味で、レシピをつくる人、そのレシピを見て被災地からリンゴを買って料理を作る人、そして何より、長野のリンゴ農家の方々のひとつのモニュメントとしての本であるとは思います。
その一方で、35のレシピをひと通り編集をしてみると、やっぱりレシピは文学というか、表現だよなぁと感じました。
いただいたレシピを読むことで、書いた人が見えてくる。
たとえば、全体感をもって、こんなレシピはあまりないだろうというような、オンリーワンの役目を担おうとする人。「リンゴといえば」というレシピをアレンジする人。簡単にすぐにできそうなレシピもあれば、これは本格的!というものもあって、図らずもバラエティー豊かなレシピ集になりました。
これからリンゴのシーズンを迎えます。1日1レシピを作っても1カ月以上はリンゴを楽しめるレシピ集ですので、ぜひ昨年甚大なる被害を受けながら、リンゴをつくることを辞めなかったリンゴ農家さんのリンゴを買って、たくさん作ってもらえればと思います。
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明日は「Art」。