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自己愛とは?

自己愛とはなにか?
そんな質問をお客様からいただきました。
私もご質問をいただいたおかげで今の自己愛はどうかな?と振り返るきっかけにもなったため、綴ってみたいと思います。

"他人と比べて自分が惨めに思えてきてしまう、そんな時ってありませんか?"

私は小さい頃からすっごく負けず嫌いで無意識に競争心を抱く性格だったため、大人になってからもどこか周りと比較してしまい勝手に自分を卑下して辛くなることが多々ありました。

人と比べること自体は悪いことではありません。
思考がプラスに働くかマイナスに働くかは
自分のその時の精神状態によって変わります。

では、マイナスに働く時の精神状態とは?
① 自分のものさしではなく、周りから承認されたいと思っている時(自分のことを自分で認められない)
②ないものばかりに目を向けている時(あの人には○○あって、自分には○○ない)
③無意識にあらゆる制限をかけている時(一般的には〜であるべきだ)
④インナーチャイルドの声をガン無視!(内側の自分の声がヘルプ出してるのに一切聞いてない)だいたいこれらに当てはまることが私の場合は多いなと思います🤔

特に私の場合、
内言語に「今のままじゃダメだ、そんなんじゃダメだ」「○○はすごいのに、自分は○○もできてないし○○もない」と自分を悲観することでエネルギーにしてきたつもりでいました。

このエネルギーは一時は頑張る原動力になります。但し、非常にストレスがかかるので長続きせずに、踏ん張りが効かなくなる瞬間が定期的にきます。

そんなときに、「自己愛」という言葉と育む方法に出逢いました。

自己愛とは、無条件に自分を愛すること。無条件に信頼する強さと覚悟のことを言います。
なので、自分にどんなスキルがあるのか?実績があるのか?は全く関係ありません。
自分自身そのものを見ることです。

人間の生死にも現れている通り、人は誰しもが誰かからの無条件の愛がなければ生きれてないんだという事実に目を向けることです。
人は何もできず誰かの助け(愛)がなければ生きられない状態で生まれてきて、何もできない状態へと老いて亡くなります。赤ちゃんの時には泣くことしかできず、誰かからご飯やしもの世話をしていただかなければ生きられません。
だから、愛されてこなかった人なんていないんじゃないかなと思うのです。家庭環境が悪かったり、いじめや差別を受けてきた人もいたり、愛されてないという結論を持ってしまう人もいるかもしれません。全ての親が素晴らしい親であるわけではありませんし、毒親と呼ばれる親もいます。だからこそ愛情を注いでもらってきたのが家族であれば、それほど幸せなことはありません。
親からの愛情を受けてこなかった人も、勇気を持って事実に目を向けてみればお腹を痛めてまで産んでくれた母親がいること、そして何もできなかった自分にご飯を与えてくれた人がいるということは確かです。そう考えると、愛されていた瞬間が事実あったからこそ今まで生きてこられたということもまた事実です。

愛されていないという結論を持って生きるのか、愛されていたという結論を持って生きるのか、は今の自分たちが決めること。
わたしは、愛されていたという結論を持って生きることを選択し、愛されていた事実をたくさん集めました。
親からいただいた名前の由来を聞いたり、私が生まれた時の親の感情や経済状況を聞いたり、小さい頃の写真を見せてもらったりと、事実を集める手段はたくさんあります。

その結論を持った上で、「これからも愛されている」という現在進行形の事実を集めていくためにはもちろん努力も必要。
愛とは、技術である。そして能動的な営みであり、日夜弛まぬ鍛錬が必要だ。という言葉が「エーリッヒフロムの愛するということ」という本に書かれていました。

愛とはセンスではないのです。技術です。
多くの人が愛されたいな、と愛される努力をしがちですがそれでは愛されないことが多いなと思います。
愛を感じていくために必要なのは、愛される努力をするのではなく、「愛する努力をすること」。
人から感謝され愛されたいのであれば、まずは自分からとことん相手を愛する努力をすること。
それが回り回って、自分を愛し続けられることにつながっていく感覚もあります。

そうやって、今まで愛されてきたという結論と、
これからも自分は愛されている、価値があるんだということを思える事実を集めていく努力を一緒できたらなと思います☺️

何があっても大丈夫!
だって、わたしはすでに愛されていて価値ある存在なのだから。
そう思い続けられる、自分を好きでいられる努力を自分のためにもしてあげる。
人を愛すのもその人のためだけでなく、結局は自分のためになります☺️

どうか、自分を愛し癒していける人が増えていきますように。

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