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■6月26日 時間が変えてくれるもの

今日は朝note記事を書いたあと、午後からは締切仕事をし、一段落ついてからずっと『ワンピース』を読んでいました。92巻から94巻、ワノ国編の最初部分です。

書店でコミック担当をしていました。退職してから8か月が経とうとしています。…って、今書きながら、もうそんなに経ったんだと驚いていますが。

でも、辞めた当初はできなかったことが、少しずつですが出来るようになっていることを思えば、8か月もの時間が過ぎたという事実に実感はなくとも、納得はできます。

書店を辞めてからできなくなったことは幾つかありますが、その一つが「コミックを読むこと」でした。コミックを担当していたときは、勉強のためにのべつ幕なしにあらゆるジャンルを読んでいたのに。あるいは、だからこそ、辞めてから出来なくなったのかも知れません。

担当をしていたときは、ほんとうにたくさん読んだので、おススメのためのポップも書きましたし、お客様に問われればご要望に応じたコミックを選んでお渡しすることもしていました。

ですが、どれほどコミックの知識を増やしても、どうすればそれが売り上げにつながるかまったく分からなかったのです。

今なら、コミック自体の知識とモノを売ることの知恵は違うと分かります。でも、当時はほんとうに分からなかったんです。もっと言えば、自分がどの袋小路にはまっているのかすら理解できていませんでした。だから、誰に何を聞けばいいのか分からないまま、時間だけが過ぎ、「これだけ時間が過ぎたのだから、できるよね?」で仕事は積み上がり、結局私は潰れました。

コミック担当になるまで、それほどコミックを読んできていませんでした。担当になってから、あまりにも作品の知識がないことに気づき、慌てて読み始めたのです。そのため、コミックを楽しんでもいましたが、どこかで考えごとをしながらの読書でもありました。

そんなこんなあったからでしょうか、辞めた当初はほとんどコミックを読めずにいたのです。読もうとすると、苦しかったことがリアルな息苦しさをともなってじわり胸を刺すという状況でした。

それでも、noteで紹介すれば読めるかも知れないと思い、やっていた時期もあります。ですが、どこかに無理があったようで続きませんでした。それからは読むことを諦めて、長い時間放っていました。

それが、ここ最近少しずつですが、純粋に楽しんで読めるようになったのです。

「私、フツーに読んでるじゃん」

この変化に自分がいちばん驚きました。
部屋にあった未読のコミックに無意識に手を出していたのです。そりゃ、吃驚もするというもの。この変化の根底に何があったのかは、自分でも分かりません。気がついたら、フツーに読んでいたのです。でも、もしかすると、これが「時間薬」というモノなのかもしれません。

そう考えると、今、こうしなくちゃ! と拘泥して必死になっていること、でも、できないでいることも、それが気持ちの面に左右されていることであれば、時間を置くのも一つの方法かも知れないと思ったりします。

もちろん、焦ります。時間だけ経ってできなかったらどうしようとも思います。でも、そのときはそのときかなと…あるいは、縁がなかったのかなと…そんなちょっとした呑気さも大事かなと。

そんなことを思う、一日でした。
『ワンピース』の続き買ってこなくちゃ(笑)

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今日もここまで読んでいただき
ありがとうございます。
今日がいい日でありますように。
んじゃ、また。

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えりた
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