認知症の母が微笑んだ瞬間:触れることで伝わる愛と感謝
認知症を患う母にタッチケアをすることは、私の日常の一部です。症状の安定しない日々に明け暮れる日々もありますが、繰り返すうちに母の表情や反応から「触れる」ことの力を実感するようになりました。
先日も、母の背中をやさしくケアしていると、ふと「気持ち良いね」と微笑んでくれました。その言葉に、胸の奥がじんわりと温かくなりました。
タッチケアが教えてくれたこと
認知症は言葉や記憶が薄れていく病気ですが、触れることで伝わる感覚や温もりは、最後まで消えないのではないかと思う瞬間があります。母の背中に触れていると、幼い頃に母の手で守られていた記憶がよみがえり、感謝の気持ちがあふれてきます。
タッチケアは、ただの「触れる行為」ではありません。それは、愛情を形にする行為であり、家族同士の心を結ぶ絆のひとつです。そして、触れるたびに私自身も癒されていることに気付きます。
あなたは、家族との触れ合いを意識したことはありますか?
触れることで得られるつながりは、日常の小さな瞬間にこそ宿ります。特にタッチケアは、相手の心と体に寄り添い、感謝や愛情を自然に伝えることができます。
タッチケアは特別な技術を必要とせず、誰でもすぐに始められるシンプルなケア方法です。しかし、実際に学ぶことで、触れるタイミングや相手の反応をより深く理解し、さらに効果的なケアができるようになります。
「ただ触れる」から「心が通じ合う触れ方」へ。その違いを知ることで、家族との時間がもっと豊かになるのではないでしょうか。
愛情を触れる形に
母の背中に触れるたび、私は新しい愛情を発見します。タッチケアは、家族に対する「ありがとう」を伝えるひとつの形でもあります。
もし、あなたが「大切な人に触れる時間をもっと大切にしたい」と思ったなら、タッチケアを学ぶことを考えてみてください。それは、家族の絆を深める第一歩かもしれません。
1月3日~5日にオンラインイベントでスピーチをしました。
タッチケアとヒプノセラピーで人生が好転したことを自分自身の経験から
お話させていただきました。
録画視聴のチャンスが本当に最後になりました。
気になる方は、ぜひこの機会をお見逃しなく。