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病院で先生に質問するのがこわい

先日、通院したとき、先生に質問したいことがあったのだが、苦手な先生だったので質問することができなかった。担当制ではなく、行くたびに先生が変わるのでこちらで指名することもできずどうしようもない。きっと、できるだけ待たずに済むように採用されているシステムなのだろうが、どうも行くたびに違う先生と話すのが苦手だ。毎回同じ人が良い。

さて、件の先生は女性の先生なのだが、とにかく雰囲気が怖い。必要最低限しか話さず、マスクの下も無表情に見える。無駄なことはせず、流れ作業で診察されている気がする。気軽に質問できる先生もいるので、何が違うのか考えてみると、最近よく聞くいわゆる心理的安全性ってやつの違いだと思う。

「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織のなかで自分の考えや気持ちを、誰に対しても安心して発言できる状態を表す度合いのことです。

心理的安全性とは? 注目されている背景やメリット・つくり方を解説

基本的には組織のなかでの話なのだろうけど、1対1の場面でも思い出すことがある。私が言い出せないのは、安全性が高いと確信していないからではないか。何を言っても尊重される、と確信するのは難しい。それを会ったばかりの人とやるのは難易度は高いし、お互いの努力が必須。

ただし、私が観察したところによると、たぶん、先生は誤解されやすい人なんじゃないかなと思う。別に怒っているわけでもなく、質問すれば答えてくれるはずだ。ただ雰囲気や話し方がとにかく冷たい感じがするのが苦手なのだ。私もクールな人、みたいに見られることが多いからなんとなくわかる。私から少し歩み寄ってみる、警戒心を解いてみる、と努力してみてもいいのかな、などと診察内容とは全然関係ないことを考える日々である。