なんで猫がびよーんと伸びるのか、知らないくらいがちょうど良い
今日は #世界猫の日 なんですって。
わたしは猫には縁がなく、一緒に暮らしたことはないけれど、周りのともだちが猫を飼っていたり、保護猫の活動をしていたり、ついつい猫が目の前に現れるとシャッターを押してしまうくらいの関係だ。
猫を飼ったことがなく、猫の生態を詳しく知らない身としては、なんであんなに猫はびよーんと伸びるのだろうと感心する。わたしが猫を愛おしく思う瞬間は「猫のびよーん」てところだ。(思い出しただけで、はあ、かわいい)
おそらく調べれば、なんで猫がびよーんと伸びるのか、骨格的?生物的?にきちんと説明が付くのだろうけど、そういうことは知らないでおいて、不思議な生き物として認識していた方がなんとなく良いのかなと思っている。(飼うことはない身としては)
世の中のことだってそう。ぜんぶを知り尽くしているよりも、不思議なものを「不思議だなあ」と思い続けて受け入れてみると、世界が面白いことだってある気がする。
最近は、調べればなんでも答えが出てきてしまう世の中になってしまったし、むしろ求めてなくても答えが波のように押し寄せてくることがある。その答えは、誰かにとって正しいのかもしれないけれど、わたしにとっては正しいものなのかも、意味のあるものなのかも分からなくて、窮屈だったり、拒否したくなることもある。
だからこそ、答えなんてない「不思議だなあ」という感情は心が軽くなるんじゃないかと思う。猫はやっぱり癒しなんだな。
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「ペットを飼わないの?」と聞かれることがあるけれど、たぶん我が家は飼わないと思う。自宅にはカメラやら音響機器やら機材がたくさんあるし、旦那さんの仕事の関係でずっと音楽が流れている家なので、動物にとっても居心地が悪いだろうなと思うから。
実家にいた頃は、犬や、鳥、ハムスターや金魚などいろいろとペットを飼っていたけれど、猫を飼うことはなかった。だから、私にとってはあまり縁のない動物なのかもしれない。
でも、道を歩いていて、ふと猫を発見してしまうと、ついついシャッターを押してしまう。目が合うとドキッとしてしまう。引きつけれるその魅力はなんだろう。
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猫の本で思い出すのは、村上春樹の「海辺のカフカ」だ。とても大好きな本で、私にとってはとても大切な本だ。
物語では、猫について読み飛ばしたいつらい描写もあって、読んでいて悲しくなるのだけど、それでも「海辺のカフカ」を読んだおかげで、猫にもそれぞれキャラクターがあって、野良猫を見ると急に喋り出すのではと思ってしまうことがある。
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猫に縁がないわたしが頭の中からかき集めてきた猫エピソードはこれくらい。薄っぺらいなあと思いつつも、やっぱり猫が好きなのだ。
これからも猫がびよーんと伸びる理由を知らないままで、愛てシャッターを押していきたいと思う。
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