わたしの「ん」!!!
冬至の日には、母がかぼちゃを煮て、カットしたゆずを布に入れて湯船に浮かばせておいてくれた。
冬至がいつなのか日付はうろ覚えだけれど、
冬至にはかぼちゃを食べる、ゆず湯に入ることは当たり前の感覚になっていた。
夫と過ごす初めての冬至。
金曜日は冬至だよ〜と言っても、夫はそうなんだーくらいで、カボチャを食べるとか、ゆず湯に入ることをあまり気にしていない様子だった。
わたしは、母が正月のおせちや春の七草粥を作ってくれたり、ゆず湯を用意してくれたりすることが好きだったので、夫にも冬至の日はこうだよ!と知ってもらいたいと思った。
勝手な使命感にかられたわたしは、スーパーで残り1 個だった柚子に早歩きで近づき、素早く手に取ってカゴに入れた。
金曜日は何を食べよう。
頭に食材を思い浮かべる。
冬至は運ざかりと言って、「ん」がつくものを食べて縁起を担いでいるらしい。わたしは縁起がいいものやご利益があるものにはあやかりたいと思っているので、どうせなら、運をいっぱいつけたいと考えた。
かぼちゃはマストだとして、他にはなんだろう…。
一般的な冬至の七種は
銀杏も金柑も寒天も、わたしが調理するのは難しそうだ。むむむっと、頭を捻る。
単純なわたしは、「ん」がつくものを摂取させてもらうことに頭を切り替えた。
さてさて、わたしの冬至七種はこちら!
(※うどんはわたしだけお昼に食べたので、例外としてカッコ書きで)
後半3つの無理やり感は否めないが(HIKAKINに関しては、動画を見て摂取ということにした)、縁起ものは自分がよければ良し!!ということで、お腹をパンッパンにさせながら七種を楽しんだ。
お楽しみのゆず湯は、ゆっくり浸かってバッチリ癒やされた。柑橘類の香りが好きなわたしは、だから冬至が好きなのかもと思う。
年が変わる前に、体を労る日として丁度いいなぁ。
養った英気を保ったまま、残りの2023年も過ごしていきたいと思った。
来年の冬至は、どんな「ん」があるのだろうか。
少し楽しみだ。