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とろ日記(いそがず あせらず)
大人になって「気をつけてね」「焦らないでね」が口癖になっている。
夫を見送るときの気をつけてね。
行き先へ行くとき、探しているときの焦らないでね。
どちらも、相手を心配する意味合いが強いと思う。特に「焦らないでね」は、夫にも姉にも、わたし自身にも使ってしまう言葉である。だって、本当に、焦るとロクなことがないのだ。
わたしは焦ってりんごを剥いて、指を切った(傷が治るまで生活が不便になった)ことがあるし、焦って行動して目的地を間違えた(恥ずかしい思いをした)ことも、人の話が頭に入らなかった(少し困った)こともある。そのたびに(焦るとロクなことがないんだってば!)と実感し、自分に言い聞かせる。いつしか「焦らない」というそのままの言葉が教訓のようになっていった。
わたしは大河ドラマ『光る君へ』を見ている。主演の吉高由里子さんをはじめ、柄本佑さんや渡辺大知さんなどの俳優陣、色合いの美しい衣装、雅な雰囲気、物語の設定を楽しんでいる。
ある日の暇なとき、NHK+の中から面白そうなものはないかな〜と番組を探していた。(NHK+は放送後の番組を1週間視聴できる)
光る君へ関連の番組を見ていると、懐かしいアニメタイトルが目についた。
『おじゃる丸』!!!
『おじゃる丸』と『光る君へ』がコラボしたらしい。これは見るしかない、と再生する。言葉にするのが難しい雅な音と共に、満月の背景、おじゃる丸の文字がバーンと出てくる。
たんた た た たたたた たんた た た
ゆめをえがいて〜
そうそう。北島三郎の優しい声、この歌詞。
あの頃はおじゃる丸見てたなーと懐かしんでいると、サビが流れた。
まったり まったり まったりな
いそがず あせらず
まいろうか
あ…!
いそがず、あせらず。
子どもの頃から、耳馴染みのあった言葉だった。昔から言われていたことだったんじゃん。
基本は急がない、焦らない。
必要があるときだけ。見極めて使い分ける。
やっぱりこれからも「焦らないでね」は口癖のままにしておこうかな。
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