
ダンスと漫画とお絵描きと。オススメの画集10選#11
ひとに絵を教える機会があった際に
・「何を描いていいかわからなくて…><」
・「全然描くものが思いつかないときはどうやったらいいですか?」
私も、普段なかなか描けてないことはひそやかに内心抱えつつも、
「好きなものを調べてみたり、好きなタッチ、好きなイラストのテイストの画家さんとか沢山見たりすると、こういう感じで真似してみたい!とかでてくると思いますよ。 今だと名画もネットでいくらでも検索でききますし。数みるといいですよ^^」
と、自信満々のドヤ顔で答えるようにしてます。そうはいっても私はどうなんだ?大好きなオススメの画集と、好きな作家さんの画集をまとめてみました。
1.中島千波 さくら図鑑
日本画家・中島千波氏のさくら図鑑。日本画ってこんな感じで描くんだ。というへっーと感満載の本です。とにかく密度の高い本。大木から華奢な木まで、とにかく桜だけがズラ~ッと堪能できるお花見本。下絵から存分に楽しめるので描き方の参考にも。最高です。
2.ピクサー展 スタジオ設立30周年記念 公式画集
ピクサーのアニメの原案になる前につくられるコンセプトアートをまとめた本。本書はアニメアニメしてなくて、パステルやら、鉛筆、デジタルアートと、物語の肝というかキーとなるようなビジュアルの数々がまとまってます。
あの印象的なシーンはこうやってできたのかあ!と感慨深い本。
3.メアリ―・ブレア画集
メアリー・ブレア画集。ウォルト・ディズニーに才能を認められて様々な広告デザインを担当したメアリー・ブレア氏。不思議の国のアリスやピーターパンの元になる絵が堪能できます。ディズニーランドのイッツ・ア・スモールワールドもメアリー・ブレア氏がコンセプアートを担当。これ、主観ですけども、やっぱりこれもどことなく物悲しさと明るさが同居している感じが好きです。明るい色をいれていても、絶対ダークサイドな部分のカラーをいれてくるとか。
4.クマのプーさん画集
クマのプーさんで有名なイギリスの挿絵画家EHシェパード氏の絵がたっぷりです。私はこの方の水彩画と鉛筆のやわらかい絶妙なタッチが好きです。樹木も多め。自然で素朴な感じがします。
あと、後ろ姿だったり、この方のイラストって、どことなく物悲しくなるんですよね。
5.永沢まことの街歩きスケッチ入門
吉祥寺でよく展示されているので永沢まことさんの展示は時折みにいきました。放浪画家のジャンル。絵描きの人って画材が身重なので、自身も身重なインドア派が多いのでは。ふらーり旅して描いて、この方のようにトライするのは難しいように思います。サラッと気軽に旅するような絵です。見てるだけで旅気分になれるし、軽やかで大好き。
ここからは、画集を持ってないけど好きな画家さんでちょっと気になるものをピックアップしてみました。
6.ノーマン・ロックウェル画集
究極に絵なんだけど、昔、広告で使われてたのですよ、と実利を兼ねてる絵が好きです。アメリカの画家兼イラストレーター、ノーマン・ロックウェルの画集。油絵とか見ると、厚みのある重厚な作品なのですが仕上がりはサラリと何事もなかったかのようにも。
7.モネ画集
印象派モネ画集。女性を描いた作品も好きですが、特に風景が好きです。
モネの絵をぼやーんとみてると、人間もただの風景の一部のような気がして、もっと言っちゃうと、風景もただの光と色の組み合わせで、なんだか不思議な気分になってきます。灰色の空気感の、ピンクっぽい暗い感じの絵が特に好きです。美術館とか行くとゾワッとします。kindleでも安いし、この手の名画ならアプリ無料か格安で公開されているかも。
↓
https://apps.apple.com/jp/app/monet/id519417674?ign-mpt=uo%3D4
8.ロートレック作品集
表紙が油絵作品なんですが、フランスの画家・版画家・イラストレーターであるロートレックの画集。有名なのは版画かな。ムーランルージュのポスターを制作。独特の画面への構図の決まりっぷりがカッコイイです。
9.北斎漫画・動物百匹
美術館行った際に、ほ、ほしい!ってなった本。日本の筆ならではの粋というかカッコよさってありますよね。それで北斎が動物描いちゃうんだからもう。
10.キースへリング
キースへリング氏の本。パキパキとした色のコントラストの迷いのなさが素敵。絵本ぽいのみつけたので貼ってみました。ほんとは壁とか大胆なデカーい主張強いやつがたまらないです。普通のものだと、そこらじゅうで売られすぎててお商売色強いのが難点。
あとトーベヤンソン画集とJakeParker画集を入れたかったんだけど区切りがよいところでこんな感じで。今見てると画集じゃないじゃん!っていうのもまざってました。
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