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意外な色。


洗濯機は白。

そう思い込んで生きてきた。

でも、今回わが家にやってきた洗濯機は、意外すぎる色だった。




以前のわが家の洗濯機、ドラム式。引越しも経験し、かれこれ14年くらい働いてくれていた(エラい!)。これからも、まだまだがんばってくれると信じていた。

が、ここへ来て、不具合が出始めた。水を投入する際に、躊躇するように、一時停止することが増えたのだ。

初めは、私のスタートボタンの押し忘れかと思った。でも、不本意な一時停止が2、3度続いた時、さすがに気が付いた。


私は、ボタンを押し忘れてはいない。

そして、その頻度は日に日に高くなっていく。ご機嫌ナナメの時は、6、7回スタートボタンを押し直して、やっと水を注入してくれる。


もはや、これまでか。多分、いつ壊れてもおかしくない状況。修理を一瞬考えたが、なんせ古い。だいたい家電は10年が寿命というではないか。


それで、先週末、とりあえず近所の家電量販店(行きつけ)に見に行ったのだ。



「ドラム式をお探しですか?」
洗濯機を見ていたら、早速店員さんに声をかけられる。


ーーあ、はい。もうすぐ壊れそうな気配でして。


色々と説明を聞く。

すると、洗濯機は10月から新製品が続々入荷するため、在庫処分セールをやっているというではないか。そして、あと少しで展示品もなくなるという(ちょっと遅かったみたい)。

気になっていた某大人気メーカーの商品は、値引きはできないが、人気のため展示品もなくなり、新製品の入荷待ちだという。それでは間に合わないかもしれない。

次におすすめのメーカーのものが、サイズも機能的にも、扉の向きも、わが家にぴったりだった。しかも、今まで使っていたメーカーと同じ。きっと申し分はない。

そして、残り1点、展示品価格とのことで、売り出し当初と比べると、40%ほども値下がりしている。これがなくなれば、新製品の予約となるらしい(お値段は100%からのスタート)。さらに、古い洗濯機のリサイクル料などもサービスしてくれるという。

え、これ買いなんじゃない?

迷わず、買いたくなった。

ただ、1つだけ。1つだけ引っかかる点が。


色が、「ブラウン」なのだ。

洗濯機といえば白と思い込んでいた私にとって、意外すぎる色だった。

カタログを見ると、白もある。が、今ここにはない(在庫もない)。

他店に行けばいいのではと思わなくもないが、なんだかこの洗濯機が妙に気になってきた(説明上手な店員さんマジックもある)。


電話で夫を呼び出し、ジャッジしてもらうことにした。


5分でやってきた夫。


商品を見た瞬間、1秒も迷わずにこう言った。

「あ、いいんじゃない?」

私が即決できずに悩んでいるというのに、何なんだ、この温度差は。

ーーえ、いいの?やっぱり、洗濯機は白がよくない?

「いや、悪くないと思う。それに、すぐに慣れて気にならなくなるんじゃない?」


うわー、そうきたか。悔しいけど、私の特性をよく分かっている!

何でも最初だけめちゃくちゃ気にするのに、時間が経つと「え、そんなこと悩んでました?」というくらいに気にしなくなる私。

うむむむ…。


そんな夫の一言で、なんだかブラウンでもいい気がしてきた。スタイリッシュだし、とか自分に言い聞かせて(わが家のテイストはどちらかというとナチュラル)。



そんなこんなで、無事に購入し、わが家にブラウンの洗濯機がやってきた。

心配していたが、配置してみると、意外と悪くない。わが家の雰囲気にもマッチして、なんだかお洒落な気もする。

娘「へー、思ったよりいいじゃん。」

息子「かっちょいー!」

子ども達の評価もまずまずだ。


何でも、やってみないと分からないものだなあ。絶対に白しか買わないと思っていたのに。


たまにはこうやって、意外なものにチャレンジしてみるのも悪くないのかもしれない、と思った。


そして何より。最新の洗濯機での洗い上がりが楽しみだ。





カタログからイメージを拝借。

わが家はこんなにお洒落ではないけれど。



***


最後までお読みいただきありがとうございました♩

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