『スイカゲーム』の〇〇が良い。
去年秋頃から話題になっていた『スイカゲーム』。
記事にあるように、元々はプロジェクターを作る企業が作ったゲームとのこと。
『テトリス』や『ぷよぷよ』のように誰でも簡単に楽しめるゲームだ。
フルーツは、さくらんぼからスイカまで、下の絵の順に進化していく。
ソフトが240円というコスパの良さもあり、わが家もまずはSwitchに投入。年末にはスマホにもダウンロードしてしまう。
年明けに実家に帰省した際、子ども達が母(70歳代)に勧めたところ、一時期ハマって夜中までやっていたようだ。
1週間ほど経った頃、「初めてスイカできたー!」と、画像が送られてきた。
私もまだ5回くらいしかスイカができたことがないので、母の喜びはよく分かる。
ルールは簡単なのに、スイカはなかなかできないのだ。フルーツはランダムに出てくるので、運の要素が強い(きっとテクニックも大事なんだろうけど…)。フルーツ達が転がる時に、予想外の動きをすることも難しさにつながっていると思う。
それで、私はすぐにゲームオーバーとなり、もう1回、もう1回…と、ついつい時間を費やしてしまうというわけで。
ゲームとはいえ、なかなかできないスイカにイライラしそうなものだ。なのに、私は、なぜか『スイカゲーム』をしていてもイラつかない。
それどころか、癒されている自分がいることに気が付いた。
これはすごいことだ。
どうしてこのゲームをしていて癒されるんだろうと考えた時、ある1つの仮説に辿り着いた。
それは…、
多分…、
BGMが良いから。
Switchでやっている時にはそんなに思わなかったのだけれど、スマホで始めた時に、イヤホンを装着して驚いた。
ーー曲が良い!音が、音が良すぎる〜!
これは、「2人プレイモードが出たよ」という任天堂のお知らせなのだが、お手元に用意出来る方は、騙されたと思って一度イヤホンで聴いてみてほしい(ちょっとナレーションが気になるかもしれませんが…)。ゲームをお持ちの方は、改めてイヤホンでゲームのBGMを聴いてみるのもおすすめ。
まず、イントロはピアノ(風)の伴奏で始まる。しばらくして出てくる平和なメロディー。初めは、「呑気なメロディーだな」くらいにしか思わないかもしれない。でも、このメロディー、不思議なことに、ずっと聴いていても全然飽きないのだ。
主旋律を奏でるのはピッコロ。いや、フルートかな。そのバックには、ベースギターと軽いドラムのサウンドが聞こえてくる。そして、ずっと流れるピアノの伴奏。メロディーの合間に入る自由な雰囲気がなんともいい。これらの楽器のアンサンブルで曲が奏でられている。
単調なメロディーの繰り返しかと思いきや、途中でちょっとサビっぽいところもあり(いやサビではないかも)。まあとにかく、少し変化もあり。全体的には、ボサノバっぽい感じ。
よく晴れた日曜日の朝に、ゆっくりコーヒーを飲みながら読書している、そんな爽やかな時間を思わせる。
日曜日の朝…
Sunday Morning…
あ!そうか、そうなのか。
この曲、なんだか耳馴染みがいいなと感じたのは、あの曲に雰囲気が似ているからかもしれない。
こちら。
マルーン5の『Sunday Morning』。
私の洋楽お気に入りプレイリストにいつも入っているくらい好きな曲なのだけれど。やりたくない家事を片付ける時にもお世話になっている。
雰囲気似てる?…と思う…な(急になくなる自信)。
とにかく、この素敵なBGMに、泡が弾ける音(フルーツが落ちたり進化した時に出る音)が重なり、音の楽しさに鼓膜が喜んでいるんだと思う。
これが、私が『スイカゲーム』をやり続けてしまう理由なのかもしれない。
なんてこじつけながら、今日もせっせとフルーツを落としてくっつけている。
なかなかスイカできないなー。
メロンまでならできるんだけどなー。
*
最後までお読みいただきありがとうございます♩
本当のところは、ついついゲームで現実逃避している、という話です。なかなか止められない子どもの気持ちが分かってしまいますね。
このBGMに歌詞を付けたり、ピアノの連弾をしている動画などもお見かけするので、やっぱり曲の魅力を感じる方がたくさんいるんだろうなあと思っています♩