うまくできないこと
わたしにはうまくできないことが沢山ある。
うまく気持ちを伝えられなかったり、思ったことをオブラートに包まず、そのままぶちまけて相手を傷つけることがある。どうでもいいことが気になって他に手が回らないこともしばしば。仕事に支障はないが、ストレスが多い方だと思う。むしろストレスがないと仕事が楽しくない。
正直にいうことが誠実で正しいと思っているんだろうけれど、結果をみて後悔することは多々ある。
ある時、友人に、彼女が私との共通点を見出し、無邪気に「私たちは発達障害だから仕方ないね」と言ってくれたことがあった。
ストンと響いた。たしかにその節はある。薄々気づいてはいたが、きちんと認知していなかった。
さらっと言ってくれたことで、人と少し違うことに悩んでいた自分を少し許せる気持ちになった。
他人のことは気づくのに、自分のことになるとさっぱりわからなくなることがある。
潜在的に悩んでいたことに答えをくれたことを感謝した。
たくさんの人と出会って、様々な意見を交換し、刺激をもらうことがとても大切なことだと思えた。
英国時代も、幼少の頃も沢山の刺激を与えられて今のわたしがある。
辛い悲しいことも時を経て、私を形成する大切な部分になる。
こんな体験ができるのはありがたい。
経験すればするほどレベルアップした気分にもなるし、変化する自分を楽しめる。
慰めなのかもしれないけれど、おばさんになって外の硬い皮から脱皮したような感覚を覚え、そう思えるようになった。
何かを思い悩む時間が持てることも、贅沢なことなのかもしれない。