マッチングアプリ、顔で勝てないけど面白い人間に会いたい
前回の記事を読んでくれた方はご存知かと思いますが、めんどくさい女を卒業すべく、マッチングアプリを始めました。
...というのは半分ほんとで半分うそですね。マッチングアプリは始めますが、今回もめんどくさい女はめんどくさいです。
さて、今回なぜこのような運びとなったか?
「おもしろそう」。正直に言ってしまえば、それ以外に理由はありません。あとは、コロナで出会いもないから...と言おうとしましたが、コロナでなくても普段から人と会わない引きこもりなので、コロナはいい感じのエクスキューズです。それと、愛すべきマッチンガー(わたしの友達。ノリ最強。陽キャの権化。よくマッチングアプリの報告をしてくれる。経済学部、卒論のテーマにギリギリしなかったらしい。)の影響は計り知れない。毎回聞いてるからね。
そもそも、わたしは「ぶっ飛んでる人間に会う快感中毒」にかかっています。自分とは異なる価値観の人間に会って、話を聞いて自分の価値観がガラガラドーンとなるのが快感すぎたからでしょう。このコロナ禍であっても、ぶっ飛んだ人間に出会うツールがあるとするならば、マッチングアプリだろうな、と。そう思いました。ただ、メッセージを返さないという最大の弱点がありまして。(返さなきゃいけない圧が苦手すぎて、ほぼLINE通知全切りして返信を数日放置するほど) その懸念点が拭えなかったため、踏み切るのに遅くなりました。
そんなことは言っても、やろうと思った今が始めどきでしょ、ということで。インストールしたよ!!!
よくわからないので、指示通り何も考えずサクサクと情報を入れる。写真嫌いすぎて顔写真ほとんどねえ...。仕方ない、友達と撮った写真をスタンプで隠して、と。
どれくらいマッチングするかわからないからとりあえず尖ったプロフィール文作ってみる。わたしは彼氏を探したいわけでも身体の関係を結びたいわけでもないので、そういう人たちをはじきながら、よくわからん人に刺しにいく文章。
えりんです。24で大学生してます。変な経歴や面白い話ある人とお会いしたいです。あんまり人に言い辛いことがある人も。ランチがいいな。あとこの文を読んだことがわかることをメッセージに書いてくれたら優先的に返します。リアルで会う女の子やマッチングアプリで会う女の子にうんざりしたらぜひわたしと会いましょう。
うん。なかなか。これを面白いと思って興味もってくれるタイプの人間に会いたい。
数分後。お、いいねきたぞ。よし、いいね返してみるか。写真で明らかにヤバいやつはわかるから排除して。はい、はい。
数時間後。お、数通メッセージ来てる。どうだろ??
...え、だれもプロフィール読んでないじゃん。メッセージなんも言及されてない。やっぱりこういう人たちはほんとうにだれでもいいんですね。顔が生理的に無理、を超えてたら。いや、わかってはいたけど。てかめっちゃ蹴られてるじゃん。足跡見ればわかっちゃうやつ。逆に言えば顔がタイプじゃなかっただけでこんな蹴られるんですね。こんな可視化されたことなかったから萎えるわ。うるせ〜ばかやろ〜〜(中指)!てかここからこの人数とメッセージして自分売ってくのちょっとLINE無理系の人間にはだるすぎないか。いろいろしんどいなあ。
この時点でもうだいぶやる気がなくなるわたし。まあそうですよね。マッチングアプリ民なんてそんなもんですよね。身体目的で動いてる人間が集まる場所ですもんね。女の子って外見以外に資本ないんですか?ん〜こんなところを使うわたしが間違ってるってわけ??やる気の消失。
しんどい。
というわけでメッセージを返す気力がなくなってその腹いせ(?)にnoteに書いています。こういう些細ないらいらでやる気がなくなってスピードが落ちる。そういうときは、アウトプットするに限る。
なので!あなたは今この文章を読むことによってわたしの人生を加速させてます!ありがとね!めちゃくちゃありがとう!びっぐらぶ!!!!!たぶん書き終わったときにはもう復活してる!!!
返信するかは、わからないけれど...。
こんばんは〜
よろしくです😄‼️
バタッ。
さて、ここで終わるのもなんなので、過去のしんどいエピソードをひとつ。
オーストラリアに留学中、お金も家具もなく部屋だけ借りて困ってるときに、ホテルを経営してる人とルームメイトになり、運良く模様替えで使われなくなったソファが無料でもらえることになりました。ところがそれは、ロビーにあるような高級で茶色いどっしり系のモンスターでした。(そうそうあのころんとした皮のやつ) あんなのを車を持っていないわたしは運ぶ手段がありません。家までは車でも30分もかかります。もちろんホテル側は要らないだけなので、特になにも手伝ってはくれません。その人も離婚したてで、妻と子どもが住む家とこの人が昔から住んでた実家とうちらのシェアハウスを行き来してて頼めません。そもそもオーストラリアに来たばっかりのわたしにはそんな車を持った友達などいません。はい泣いた〜!こういうときは仕方ない、お金に頼ろう!Uberを使おう!!!クレジットカード情報やら登録しーの、ドキドキして待つ...。ところが呼んでみるも大きすぎて車に入りません。泣いた。二台目。お金を多めに出して、大きめの車を頼みました。入らない。三台目。おいおい、呼んだだけでいくらかかったと思ってんだ...と思いながら来たのは同じようなサイズの車。最後の悪あがき、その人は車の中をシート倒して平坦にして入れてみてくれたものの、残念ながら入らない。挙げ句の果てに、なんでこんなもんUberで運ぼうとしてんだよ!運送会社使え!金けちんな!入れようとして車にキズが付いたじゃねえか!俺はもう知らん!とか言われ、怒鳴られました。馬鹿野郎!うるせえ!日本のギャルなめんじゃねえ!お前に呼び代ちゃんと払ってるし、そもそも詰め込もうとしてキズつけたのはお前だ!うるさいな!こちらこそ願い下げだ!お前はもういい!さっさと帰れ!と英語で捲し立てて、帰らせ、、、たかったです。が、もちろんそんな勇気も英語力もないので折れてしょげました。しょぼん。おかね。。いやまて、そんなことよりも時間がやばい。時刻は20時を回っています。オーストラリアは広すぎて道が暗い。早くしないと。でも焦っても仕方がない。気を取り直して、大きい間口の乗り物を考えました。大きい間口の乗り物といえば、何があるでしょうか?そう、最終手段、市営バス〜〜〜!!!!いや、まじでやるのか、自分。バス停までけっこうあるぞ?バスん中で絶対よくわからんヤク中のオッチャンに絡まれるぞ?良く考えろ、そっからも家まで持って歩くんだぞ?そもそもこのソファにそこまでの価値があるか?なくても死なないぞ?とさんざっぱらウジウジしてやらない理由を探しましたが、ここに置いていくわけにもいかない。あ、ここまでの過程、ずっと人の通る大通りの話です。それも夜の9時っていうバスの本数の少ない時間帯。通行人何人通ったんでしょうね。さあ、とりあえず帰らなきゃ。ということで、ちゃんと実行しました。わたしもろともバス停まで持って行きました。夜の9時に市の外れを、”茶色くどっしりした革ソファーと女の子ひとり” がバスを待っている光景は何度思い出しても笑えます。
(実際の図)
さて。お待ちかねのバスが来ました。わたし、こいつと一緒に意を決して乗り込む。運転手、乗客一同顔を見合わせ苦笑い。その後、優しいおじさんがわざわざ立ってバスの中でこいつを移動させるのを手伝ってくれる。ありがとう。でもすっごい恥ずかしい、まじで。すみません、なんか。そんな気持ちでいっぱいだったのであんまりバスの様子は憶えてない。冷えた身体にバクバクした心臓、熱い顔のせいでまったく身動きが取れないまま、わたしとこいつは運ばれていきます。やっと最寄りのバス停に着きました。優しい人たちがまた手伝ってくれ、有り難いけどこっから消えて〜〜〜と思いながらこいつをバスから降ろしました。そこからえっちらおっちら家まで持ってったの。っふふ。(失笑) バスの乗客、通りすがりの人、とりあえずわたしを見た全員、さぞかしびっくりしただろうね。だってよくわからん英語かたことアジア人が大量の荷物とともにこんな感じで持ち上げて家まで帰ったんだから。
まじだかんね。いや〜わたし、すごい。褒めたい。次の日当たり前に筋肉痛。腕上がらん。
......。
いや、わらう。面白すぎでしょ。you feel meて。友達がいないとこうなるんだよみんな。
そう!だから!わたしは平気なんだ!どうにかなる!留学出発初日にデンパサールでハネムーンで来るような場所に騙されて連れてこられひとりで海風に当たりまじで周りに誰もいなくて泣きながら食べた日よりマシだ!てかわたしアボリジニの人とジェスチャーで喋れたんだから!盗みを働く彼らと交渉して止めれたんたから!なに言ってんだ!日本語しゃべってるだけでマッチングアプリなんて余裕じゃねえか!できる!修造!メッセージ続けられる!よし!えりんよ!いけ!!!!
やはり全てを解決するのは命の危険を感じた自らの経験でしかないですね。うん。わたしそうおもう。
まったねん!
(記事修正して出すの忘れてて遅くなりました)
↓実際に会った話はちょろっとここでしています。
どうも〜