【第37回東京国際映画祭③】目指せレッドカーペットの達人!~レカペ観覧はスポーツだった!!~
レッドカーペットを歩くドレスやタキシードに身を包んだ光り輝くセレブリティー…。
何回となくTVや雑誌で観た光景ですが、まさか自分がレッドカーペットの沿道に立ち、セレブリティーの皆さんからサインや笑顔を頂いたりする日が来るとは!
東京国際映画祭では、クラウドファンディングに参加することで、レッドカーペット(以下レカペ)の沿道で観覧することが可能です。
憧れのセレブに会えることはもちろん、フィルムメーカーの一員としてのセレブの姿勢を感じることができる貴重な機会となりました。
初めて体験して分かったレカペの状況をお伝えすることで、参加する方が増え、これからも東京国際映画祭が盛り上がることを期待しています!
【初めてレカペに参加してできた事】
①サインを頂けた方(お名前(順不同)/映画祭の役職/『作品名』)
・トニー・レオンさん(審査委員長)
・ディーン・フジオカさん(『オラン・イカン』)
・斎藤工さん(エシカル・フィルム審査員長・『Spirit World』)
・入江悠 監督(監督特集)
・Janine Gutierrrez さん(『ファントスミア』)
・堺正章さん(『Spirit World』)
・松重豊さん(『孤独のグルメ』)
・甲本雅弘さん(『港に灯がともる』
・麻生祐未さん(『港に灯がともる』)
・成田凌さん(『雨の中の慾情』)
・リウ・ハオランさん(『わが友アンドレ』)
・瀧内公美さん(『敵』)
・本山力さん(『十一人の賊軍』)
・伊瀬茉莉也さん(『数分間のエールを』)
・吉田美月喜さん(『ルックバック』)
②両隣の方々がサインやセルフィーを頂いてた方
・米倉涼子さん(『劇場版ドクターX』)
・井浦新さん(『徒花ーADABANAー』
・渋川清彦さん(『あるいは、ユートピア』)
・池松壮亮さん
③好きなだけ写真・動画が撮れました!
ただし、サインを頂くアイテム(スケッチブックや色紙など)とペンを持ち、さらに写真や動画を撮るのは二本の腕では至難の業。
しかもこの独特な緊張感の中で!
私は前半はサインを頂くだけで精一杯。
後半は慣れてきてサインを頂きながら動画を撮ることができるようになりましたが、ツーショットを一緒に撮ったりするのは難易度高すぎてムリでした。
それを軽々と声をかけて写真を撮り、サインも頂き、さらにツーショットも撮れる神業の職人、名付けて「レカペの達人」の皆さま!
そんなレカペ達人、実は毎年来られているような方々が、たくさんいらっしゃいました!素敵な趣味だなと感動しますが、そのテクニックにはもう尊敬しかありませんでした!
【東京国際映画祭クラウドファンディングについて】
レッドカーペットに参加できる方法は、クラウドファンディングに参加するほか、千代田区在住在勤の抽選に当たるなど複数の方法がありますが、今回は私の参加したクラウドファンディングについて紹介します。
2024年の東京国際映画祭のクラウドファンディングには423人が参加し、17,133,000円が集まりました。
寄付金額のコースとしては3,000円から200,000円まであり、レカペ参加はもちろん、オープニングやクロージングのセレモニー鑑賞券など、一般では参加できないイベントのほか、映画の鑑賞券、公式プログラムや食事券など特典がバラエティに富み、どの寄付金額の特典を選ぶか迷ってしまうほど。
(参考2024年)
【寄附型】東京国際映画祭レッドカーペットやイベントに参加しよう!|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス
私は今回はレカペの沿道の最前列に立ちたかったのと、オープニングセレモニーに参加したかったので、すごく頑張って70,000円コースにしました!
ただ、申込み締切段階では、審査委員長のトニー・レオンさんほか審査委員くらいしか発表されていなかったので、お目当ての人が出るかは分からず、大きな賭けになりました。
【70,000円コース(RCサポーターA)の内容】
・チェアマンからのお礼メッセージ&最新Makuake情報配信
・Makuake限定缶バッジとグッス
・公式プログラム(名前を掲載)
・劇場先付けにて名前の紹介
・食事券8000円分(帝国ホテルや日比谷ミッドタウンで使える)
・レッドカーペット脇 立ち見入場券
・映画祭公認写真付きIDパス
・オープニングセレモニー観賞
・オープニング上映鑑賞券
・好きな作品鑑賞券 1枚
ちょっと豪華な国内旅行ができてしまうこの金額が、安いか高いか妥当かは個人差があると思いますが、レッドカーペットの沿道は立ち見だったものの常に最前列で見られましたし、お目当ての方のサインも頂くことができたので、個人的には妥当と思えるお値段でした!
【レッドカーペットの沿道に立つ準備】
私は今回が初めてだったので、どんな準備をしたら良いかわからず、まずは去年の東京国際映画祭のレカペの公式動画を繰り返し観て、沿道の方々を観察することから始めました。
沿道の皆さんが持っていらっしゃるのは、高級カメラやスマホ、サイン用のスケッチブックや色紙、フライヤー(映画のちらし)やクリアファイル、油性のマジックペンなど。
そしてレッドカーペットを通過するセレブの皆さんは、最初はオーディエンスの求めるサインや写真などに応じていますが、歩いているうちに報道機関の取材ゾーンに入り、後半は急かされるようにオーディエンスの前を足早に通り過ぎるパターンが多いことに気が付きました。
【セレブリティを沿道からおもてなししたい!】
そこで私は「セレブを沿道からおもてなししたい!」というコンセプトに基づいて、出演者のフライヤーを貼ったスケッチブックを用意して、それを見て頂くことで祝福の意を示し、機会があればサインも頂けたらと考えました。
また海外の方も多くいらっしゃるので、その方々にも楽しんでいただけるように「Welcome to TIFF」などメッセージも書いたウェルカムボードのようなページもスケッチブック内に用意することにしました。
準備について詳細を記します。
①出演者の作品のフライヤー(ちらし)を準備する
スケッチブックには歓迎の言葉を書きますが、さらにサインを頂くチャンスをアップさせるには、出演者の方々の目を引く事が重要かもしれないと考えました。
せっかくの機会なので「誰のサインでも良いから欲しい」と人を選ばずスケッチブックを差し出す方も多数おられるのは当然で、サインやセルフィーや会話を介してファンになるきっかけを作るのも東京国際映画祭ならではの楽しみであり、大変貴重で素敵なことだと思います。
さらにお目当ての方がいれば、大勢に埋もれず自分の意思を伝える手段が必要かもしれません。セレブ側も、大勢の観覧者が一斉にレカペに詰めかけている中で、もし自分の作品のフライヤーが目に留まればサインしてあげたいと思うのが人情でしょう。
東京国際映画祭での上映作品のフライヤーがあればベストですが、まだ公開が決まっていない作品も多いので、その際はお目当ての俳優さんや監督さんがいれば過去の作品のフライヤーを準備するのもアリだと思いました。
過去のフライヤーの入手はメルカリなどのフリマアプリも利用できます。
また、過去作品の正規のフライヤーなどが入手できない場合、個人的にサインをお願いするためだけであれば、東京国際映画祭の公式HPが提供する画像からフライヤーを手作りする方法も有効と思いますが、その際の印刷には少しマットな光沢の出る用紙を使うと本物のフライヤーのようになるのでおすすめです。
②スケッチブックを用意する
私はA4のスケッチブックを用意して、フライヤーを見開き両面に貼りました。
観覧スペースは今年は余裕があったので(来年は観覧席のレイアウトも含めてどうなるかわかりませんが)同じクラスの全員がレッドカーペットを最前列で観覧でき、A4の見開き(A3サイズ)を掲げるのはスペース的に問題ありませんでした。
また人が殺到したトニー・レオンさんなどはA3をA4に畳む必要がありました。
スケッチブックの片側にフライヤーを貼り、もう片側には「Congratulations!」(おめでとうございます!)とか「Welcome to TIFF!」(東京国際映画祭へようこそ!)などと歓迎の言葉を書いたことで、外国人のセレブの皆さんが手を振って反応してくれたり、レッドカーペットから観客の盛り上がりを撮影してくれたりしました。
③ペンについて
フライヤーの色が黒っぽいと黒のペンではサインが見えないので、金色の油性ペンも用意しました。黒色と金色はどちらも太めと細めを用意しましたが、結局使用したのは太めのペンのみでした。
初期段階でサインを頂くチャンスがあり、ある女性にペンを渡したときに「あ、ペンの蓋」と言われました。周りを見渡すと、みなさんペンの蓋を外して手渡ししていました。恥ずかし~い!(汗)レカペではペンの蓋をはずして渡すのが常識のようです。それ以降は必ず蓋を外して渡していました。
意外と自分にも相手にもペンのインクが付いてしまうことがあるので注意しましょう。
【レッドカーペット観覧の集合】
レッドカーペットが始まる1時間半前が集合時間になっており、観覧者は外のステージ横に集合しました。セレブがまず初めにここに立ち写真撮影やインタビューに応じるこのステージは、背の高い間仕切りで仕切られており外からは全く様子はわかりませんでした。
番号順に並んでいる間に、前後に並んでいる方々と雑談をしました。
全体的にこのクラス(RCサポーターA)に並んでいる人たちは高級カメラやスケッチブックを持った男性が多く、しかもお互いに1年ぶりの挨拶を交わしたりしてリピーターが多いと感じました。
ある男性はレカペの達人で、過去の様子などを色々と教えてくれました。
昔は5万円で今回と同等のレカペ観覧ができたうえに、オープニングパーティーにも参加できたそうです。
(そういえばフランスのフリーのライターさん、Tokyoはパーティーが少ないなぁ…って仰っていました!)
それでもこの7万円コースが、公式プログラムや8000円分の食事券も付いてくるので一番お得で、毎年レカペには参加しているとのことでした。
説得力あります!
開始約1時間前にレカペの沿道の指定場所に移動しました。
沿道のRCサポーターAクラスの鉄柵で覆われた範囲を、番号の早い人から、好きな場所を「場所取り」しますが、番号順はほとんど乱れずに起点に近い沿道へ行く人が多く、私もさきほどのレカペの達人の男性の隣に自分の位置を決め足元に荷物を置きました。後ろから続く人もほぼ番号順に並んでいました。
沿道に立ってみると、レッドカーペットの狭いこと!幅は3mほどしかなく、ここを通るセレブに声をかければ絶対に聞こえそう。
(実際に始まってみると皆さんの大声が飛び交って、全然聞こえなくなりましたが…)
また、向かい側に報道陣のスペースが無いものラッキーでした。
達人曰く、向かい側に報道陣がいると観客側とセレブの奪い合いになること、また写真を撮っても背景に報道陣が映ってしまうとのことで、私達の位置はそういった面でも恵まれていました。
荷物を置くスペースは自分の幅分の足元のスペースでした。荷物の多い人はあらかじめコインロッカーに預けた方が良さそうです。
後ろにいた女性が大きなビニール袋を配布してくれました。足元の地面は昨夜の雨で濡れていたので、置いた荷物の底が濡れるのを防ぎ、荷物をひとまとめにできて大変便利でした。来年以降レカペ観覧される方は大きなビニール袋に荷物をまとめる方法をお勧めします。
【レッドカーペットの開始を待つ時間】
同じ並びの方々と仲良くなり気心も知れてくると、始まるまで時間があるので交代で化粧室へ行きました。レッドカーペットイベントは2時間続くので中座しづらく気が抜けません。化粧室は日比谷シャンテやミッドタウン日比谷が近くておすすめです。
さて、レッドカーペット上では落ち葉を1枚1枚丁寧に拾うお掃除の人(いざイベントが始まってしまえば、絶えずハラハラとレッドカーペットに落ちてゆく落ち葉には誰も気を留めなくなりました)や、テレビカメラなどのまばゆい照明が点灯し、プレスの人が慌ただしく準備を始めました。
だんだんと周囲の緊張感が高まってきて、私もスマホで景色を撮ったり、近くの人と話したりしながら落ち着かない時間を過ごしました。
【レッドカーペット開始】
15時過ぎ。「始まった~!」公式の生中継動画を観ている人からの声で、レッドカーペット イベントが始まったのがわかりました。
ステージでは順に登壇が始まり、サッシャさんが司会をする声が途切れ途切れに聞こえてきました。
ゲストの皆さんはまずサッシャさんが司会をするステージで挨拶をし、集合写真を撮ってからレッドカーペットを歩き、沿道の方々と触れ合い、報道陣の取材を受け、東京宝塚劇場で行われるオープニングセレモニーに臨みます。
私の立っているレッドカーペット沿道からは、ステージ方面のまぶしいライトの下で、何人かの集団が歩いているのが15メートルほど先のレッドカーペット上に見えました。
多くのカメラのフラッシュが立て続けに光っているのも見えました。
いよいよです!高まる緊張感。
まず最初に近づいてくるのは、オープニング上映を飾る『十一人の賊軍』のご一行様。
主演の山田孝之さんと仲野太賀さんを先頭に、ご一行様と一緒にテレビカメラや案内の人が慌ただしくレッドカーペットを移動しながらこちらへ向かっています。
私もスマホで録画を始めたものの、レッドカーペット起点でみなさん観客にサインやセルフィーを撮ったりし始めて、なかなかこちらに来ない。
録画していたのをいったん停止して様子をみることにしました。
しばらく経って、いよいよご一行様が近づいてくると、私の周りでは今まで静かだったのが嘘のように一斉に歓声や呼び声で溢れ、一気に活気あふれる市場のように騒然となりました。(この騒然はイベントが終わるまで2時間続きました)私もあわてて録画を開始。あまりの急激な変化、急激な歓声や大声にただただもうびっくりして一言も発せない私…。「〇〇さ~ん!こっちお願いしま~す!」さっき和やかに会話していた達人も、高級カメラを構え、さながら報道記者のように大声で呼びかけながら上手にセレブを振り向かせ、写真を撮っています。わ〜!さすが達人!素晴らしいテクニック!
そうこうしているうちに、主演の山田孝之さんと仲野太賀正さんが足早に通り過ぎていきます。
そこで達人がすかさず「太賀くん、太賀くん!」と呼ぶと、すでに通り過ぎた仲野太賀さんはこちらへ振り返って手を振って笑顔を見せてくれました。
達人はそれを上手にカメラに収めたようでした。達人、すごいなぁ、こんな短時間に!私のスマホではフレームアウトしそうな太賀さんの笑顔がギリギリ撮れただけでした。でも、おこぼれで撮れるだけでも有難い!達人のお隣にいる事ができてラッキーでした!
山田孝之さんも手のハートマークを顔に当てたりおちゃめなポーズをしながら足早に通り過ぎていきました。
私は『十一人の賊軍』のフライヤーを貼ったスケッチブックを掲げていると、紋付き袴姿の本山力さんが来て下さり、初サインを頂けました。
やったぁ!感動!!
これはフライヤースケッチブックのお陰だと思いました。
その時は本山さんのお名前も存じ上げなくて、「十一人の賊軍のどんな役なんだろう…やっぱり死んじゃうんだろうか」なんて考えていたけれど、サインして頂きながら交わした一言二言がとても優しい方でした。
太賀さんの配るカードも頂けました。
その数時間後にはオープニング上映『十一人の賊軍』を観ましたが、本山力さんはとても印象深い素敵な役でした。
このご縁をきっかけにこれからも応援していきたいと思いました。
初サインを頂けて「いや~レッドカーペット!これは観覧というよりスポーツ!」
「臨機応援な対応が必要になる、これは競技!」
そう思った1組目でしたが、「レカペ観覧はスポーツ!」という印象は最後まで変わることはありませんでした。
それはエキサイティングで知力体力の勝負の世界でした。
【どうしてもの時は取りに行く!】
レカペ沿道から輝くセレブの行列を、ただ眺めているだけでも充分幸せですが、もっと積極的に楽しむ方法も見つけました。
隣の女性がいなくなったと思ったらしばらくして帰ってきました。
お目当ての井浦新さんのサインを「取りに行った」とのこと。
この沿道の立ち位置は確かに良いですが、レカペの始点あたりからサインを始めるセレブは、15mほど離れたこの場所に来る頃には時間が無くなってしまったり、ここから斜め後方に位置するテレビカメラのほうへ向かうために、素通りしてしまう方が多いのも確か。
さきほどの井浦新さんも、私の位置を通る頃にはスタッフの方に誘導されて足を早めて通り過ぎるだけでした。
お隣の女性、今回がレカペ観覧は初めてとのことでしたが、ナイス判断!
そうすると同じRCサポーターAの枠内であれば移動もありなのか…。RCサポーターAは基本的にレッドカーペットの最前列に並ぶことができます。試しに列の上流のほうへ様子を見に行ってみると、確かに同じ枠内で移動している方もいて、お互いに譲り合ってお目当ての方のサインを頂いている様子。私も今回はお目当てがいらっしゃるのですが、その際は取りに行こうと思ったのでした。
【お目当ての人のサインを頂けた!】
ほどなく、私のお目当ての人のご一行様が見えてきました。
この時が一番緊張したと思います。
成功するのも失敗するのも自分次第というところに、この競技の厳しさがあります。
色々な事案が試せる後半なら良かったけれど、残念なことに前半で「その時」は来ました。
しばらくレッドカーペットの始点あたりでサインやセルフィーに応じており、なかなかこちらのほうまでは来ない様子です。
こんなに人が多くいるのでは、きっとここまでは来ないだろうと判断した私は、流れの上流の方へ行ってみました。
運よく空きスペースがあり、そこで作品のフライヤーを貼ったスケッチブックを掲げていると、多国籍のプロデューサーやスタッフの方々に話しかけて頂き、サインを頂いたり話したりすることができました。
さらに監督からもサインを頂くことができました。
お目当ての方は一通りサインが終わって移動するところでしたが、運よくスケッチブックに気付いて頂き、こちらに近づいて来て意外とスムーズにサインして頂くことができました。
左手にはスマホを持っていましたが、20cmの至近距離では、近すぎてカメラを向けるのが失礼と思える距離だったのと、緊張していたので撮ることはできませんでした。
でもサインを頂けたから、今日のミッション達成!そう思えた充実の時間でした。
(後半では容量を得て、サインを頂きながら動画を撮ったりもできるようになりました。何事も訓練大事です!)
【印象深かった3人~ディーン・フジオカさん、斎藤工さん、トニー・レオンさん】
レッドカーペットを通過するだけで空気が変わる人っているなぁと思いました。
まず一人目はディーン・フジオカさん。今回は大勢の多国籍チームに数人の日本人という編成でしたが、華やかなオーラをまき散らしていました。沿道からの声に応え、おそらく50枚以上のサインを書き、セルフィーに収まり、「ライブ来てね~」とお茶目に宣伝も忘れず、監督と英語で話しながらご機嫌な様子でした。
続いてトニー・レオンさん。今回東京国際映画祭の審査委員長を務められました。審査委員の皆さんと共に出てきましたが、レッドカーペットの始点から後半まで一人で対応され、まるでサインする職人さんのようにもくもくとサインを書き続けていらっしゃいました。時々会話するときに見せる柔和な笑顔がとても素敵でした。みなさん口々に「神対応」と言っていました。
最後は斎藤工さん。今回エシカル・フィルム賞の審査員を務められ、レッドカーペットへは最終組くらいに出て来られました。チームではなく単独なので、自分のペースで沿道の観客の求めに応じてサインをしたりセルフィーに収まったり。いちばん長くレッドカーペット上にいらっしゃったかもしれません。インタビューも1か所1か所丁寧に時間をかけておられる様子でした。
【最後に反省会】
初めてにしては、うまくいったかもしれませんが、反省したことももちろんあります。
私は映画館には行きますが海外の作品ばかり観るので、日本映画やTVドラマに詳しくないのは致命的でした。
俳優さんや監督さんを知らない、知っていてもお顔を見て名前が出てこない方が多くあり、声が掛けられず残念な思いをたくさんしました。
幸い、周囲の方が親切で詳しい方ばかりだったので、見えた時に「あれは〇〇さん」とか教えて頂けて、だいぶ助かりましたが、東京国際映画祭に出品する、特に日本国内の映画であれば、それに出演する俳優さんや監督さんの顔と名前、作品名は覚えておくべきだと思いました。
お名前を呼ぶことができれば、少なくともこちらを向いて手を振ってくれたり振り返ってもらえるので、そのほうが断然楽しめます!
【充実した2時間】
レッドカーペット沿道での観覧は初めてでしたが、思い切ってチャレンジして後悔は全くありませんでした。
ただしクラファンで購入する段階では、審査委員以外で登場するゲストが全くわかりませんでした。賭けで7万円(豪華国内旅行を我慢!)はどうかと思いましたが、思い切ってこの一生に一度あるかないかの経験をすることができて良かったです。
私はプレス登録をしているので、プレスの内部資料で登場ゲストが分かったのはイベントの約1週間前でした。
一般の方は、映画祭出品作品で予想はできるかもしれませんが、当日まで登場ゲストがわからないのがクラファンに躊躇するところだと思います。
それでも生涯忘れられない思い出の2時間となるので、是非一度体験することをおすすめしますし、気に入ったら毎年来て「レカペの達人」を目指すのも素敵だと思います。
セレブリティの方々にサインを頂いたり、セルフィーを撮って頂いたり、お話したり、クラファンでこんな機会を得ることができるのも、平和で安全な東京国際映画祭ならではだと思います。
次回「レカペの達人」目指して私が再体験するかはまだ未定ですが、お世話になった「レカペの達人」の皆さまと再会して、今回のお礼が言いたいのが正直なところです。
そして東京国際映画祭のレッドカーペット、こんなに素敵なイベントが、この先もさらに盛り上がり、ずっと続いてほしい!!と心から願っています!
【(参考)今回私がレッドカーペットで確認できた主な俳優の皆さま】
(順不同)
菊池凛子さん 橋本愛さん 山田孝之さん 仲野太賀さん 長塚京三さん
瀧内公美さん 成田凌さん 中村映里子さん 森田剛さん 荻原利久さん
河合優実さん 綾瀬はるかさん 松重豊さん 堺正章さん 風吹ジュンさん
松坂桃李さん 芳根京子さん 菅田将暉さん 井上真央さん 三宅健さん
ディーン・フジオカさん 米倉涼子さん 岸部一徳さん 井浦新さん
水原希子さん 渋川清彦さん 浅野忠信さん 甲本雅裕さん 麻生祐未さん
窪塚洋介さん 亀梨和也さん 南沙良さん 斎藤工さん トニー・レオンさん ほか…
長文読んで頂き
ありがとうございました!
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reported by elikotta