冬休みの終わりと今年の目標
この冬休みは果てしなく長いかのようだった。明日私はまた6時半に起きてわさわさと準備をして、「いってらっしゃい」と子供を送り出すだろう。「ずいぶん重い鞄だね」とか「気をつけてね」なんてのをくっつけて。2週間と3日前までは普通にしていたその行為が、今日は新しい仕事のようにさえ思える。
この冬休みがどうして長く感じられたのかは分からない。
バラエティーに富んでいたわけではなく、かといって退屈でも大変だったのでもない。小さな石ころを手にとって集めていくような一つ一つの日。それが16つながった冬休み。
こういうちょっとした毎日の中に、私の幸せはあるのかもしれない。
自分自身を「nothing」と描写するのはやめにしようと思う。
だってきっと今の私は、ある時は無意識にある時は意識的に選んできた結果にできた形なのだ。おそらくは、成るべくして成った状態。
なんてことない生活の中にうれしいことが見つけられるなら、そんなに幸せなことってない。
そして、今幸せだと思えるなら、その時点で人生勝ったに等しいのかもしれない。
今年も私は家族の緩衝材で、仕事はお掃除のアルバイト。その周りには書き尽くせないほどたくさんの楽しいことや美しいものが隠れていて、そういうのを見つけては、ひっそりと微笑む。
そんなのが、愛おしい私の毎日。
胸を張って「愛おしいんです」と言えるように今年はありたい。