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本人へは告知をするorしない?

ADHDの診断を受けた際の投稿にたくさんのいいねをありがとうございます。

この日の通院は、事前に保護者のみと通知されていたので、いよいよ診断が判明するのかと若干緊張しつつ病院へ向かいました。
長男への接し方のポイントなどを教えていただき、わたし自身の今までの接し方の反省点や現状維持する点を整理している最中です。

ADHDは支援級に入った方が良いのか?

長男は現在小学6年生、4月からは中学校へ進学します。
今までは支援級に入っていなかったのですが、中学校進学とともに支援級に入ると決めました。

なぜ入るのか?うちの長男の場合

それは、素人のわたしには手に負えなくなったからです。
確かに友人など周りには発達の知見を持った人がいますが、わたし自身は素人です。サンプルも自分か息子たちか、またまた3人いる私の弟たちくらいです。
幼いころはママと一緒にがんばるの一点張りで習い事もほとんどしなかった長男も思春期に入り、わたしと一緒に頑張りたいときも放っておいてくれというときも意向が両方混じるようになりました。

長男は目の前のしたいこと第一優先なので、計画性をもって生活をするのが少し苦手です。

例えば、
朝、登校の支度をしながら宿題をして時間割をする。
焦る、忘れ物をしそう、走って登校するかもしれない、しんどそう。

朝にやることが増えると想定できること

朝にやらなければならないことが集中すると嫌になるし、2度とやるまいという発想・想定はまるでなさそうです。
喉元を過ぎればキレイさっぱり忘れてしまいます。
何となく、今日はあせったなあ、でも間に合ってよかった、くらいです。

診断前は、わたしもあの手この手で前日にこれらを済ませようとしたものの、いつまで経ってもしない長男に対してイライラし、朝の準備をしたり次男(小学3年生)の支度もしながら長男の算数の宿題を一緒に解いたりしていました。

学習の内容も1年生に比べると当たり前に難しくなります。
夕方の10分間でもすれば1問をゆっくり考えられるのに、イライラしなくて済むのに……。わたしが焦っても長男は何のその。

わたしがイライラしているのは様子で認識できても、長男はイライラの原因が何なのかを理解できません。人の「気持ち」という目に見えないものを想像するのも苦手です。

だから、わたしははっきりと長男に
「もう、わたしは頑張れへん。いっしょに頑張れへんのではなく、がんばりたくても知識がないから、イライラしてしまう。本当は(長男の名前)くんのいいところをたくさん知ってて伸ばしたい、苦手なこともがんばってるって分かっているけれど、もうわたしの全力を使っても悪い方向にしかならへん。専門家の人に相談したいけれど、どう思う?」
と伝えました。

ママができひんなら、僕はもっとむずかしいから病院に行く、という返答でした。


病院へ行くということは

何らかの診断が判明すると覚悟していたので、病院へ行くと親子で決めた際に中学校は支援級に入ろうと長男に相談しました。
理由も話しました。

  • 先生が1人ついてくれるから、授業中に困っていたり困る場面だと長男に教えてくれる。

  • わたしが授業に張り付いて見守るのは周りから目立つけれど、先生だと目立たないから良いのではないか?

  • 中学校は、分かりません・困っています・助けてくださいと先生や周りへ伝える練習をしよう。

長男は自身の状況を伝えたり、人の話を聞いて覚えておくことはまだまだ経験が必要です。
注意をされ叱られてどこ吹く風のように飄々としていても、時々悲しそうな顔をしているのを何度か見ていました。

でも成人年齢まであと6年、そのうちの中学校生活3年間で自分の特性を理解して、工夫しながら生きていく術を身につけずして社会に出てしまうのは本人のためにならないなと思っています。
長男の良いところを知っているのに、わたしの至らなさに執着して良さをつぶしてしまうことほど、怖いものはありません。

私たちは、長男が何かしらの特性があり支援級に入る必要がある状況だと共有した上で、支援級に入る準備と並行して病院を受診し発達の検査を受けました。
そして、診断結果も生活で私たちが取り組む点も共有しました。


さいごに

中学校での相談を受けた際に、支援級に入る際にかならず本人へ伝える必要はないとのことでした。
伝える・伝えないかは目の前の人の性格や状況に応じて選択できるのは、良いなと思いました。

ちなみに

発達の検査を受けた際に、立ち会いの方より
分かりません!は、むっちゃはっきり言っていましたよ!
と長男の検査時の状況を教えていただきました。
分からない場面で、ボーッとしたり反応がなかったり、返答しないなどなく、きちんと言えた長男はすばらしいと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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