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台湾滞在日記10/25前編 台北③ ART TAIPEI編

本当に亀の歩みの台湾滞在日記です。早く書かないからこういう事になるんですよねえ。でも必ず完結させます。

そうそう、北海道札幌市でこの台湾滞在制作に関してのトークが2025年2月8日土曜日にあります。気になる方はぜひいらしてください。入場無料、札幌市中央区大通にある市民交流プラザにて。詳細はこちら。

今回も前後編に分けます。10/25前編はART TAIPEI(アート台北)です。作品を出展しているのではなく、純粋に見に行きたくて行きました。初めてのART TAIPEIなので過去との比較がわからない&他のアートフェアにそこまで詳しい訳では無いのであくまでクスミ目線の感想という事でご了承ください。

会場の台北世界貿易センター

横に見えているのは高さ509.2mの超高層ビル台北101なんですが、この日はがっつり雨で上まで見えない湿度マックス状態。これはこれで面白いと写真を撮る。台北世界貿易センターもレゴみたいで面白い作りの建物でした。

入口の看板がキラキラぴかぴか
全景、写し切れていないけどこんな感じ
譲っていただいたチケットがVIPパスだったので
人が少ないプレビューの時間です
通路の幅が広くてグッド

(この時間はまだVIPプレビューだったかもしれないのもあるけど)25日金曜日平日だったからか、早い時間なので快適に見れました。通路が広いのと、ギャラリーブースも一つ一つがゆったりしていて、すれ違う時に神経を使わなくて済むのがありがたいですね。

参加ギャラリーはこんな感じ。台湾のギャラリー多めですが、日本からもよくお名前を伺うギャラリーがたくさん参加していました。

台南の徳鴻画廊 Der-Horng Art Gallery さん、
今回の滞在では額縁制作でお世話になりました
Der-Horng Art Galleryにて田島大介さんの作品
めちゃくちゃカッコいい

Der-Horng Art Galleryさんはアート大阪など日本のアートフェアにも出展されていて、日本の作家の取り扱いも結構あるみたいです。↑の田島さんや、まわるワニで有名なタムラサトルさんも今回出品されていました。

くるくるまわるワニ、タムラサトルさん
すごく人気でした
Der-Horng Art Galleryさん

御挨拶している間にどんどん人が増えてきて、ツアーも始まっていたりして、ちょっとご迷惑かな~というところは写真を撮りませんでした。(ミヅマアートギャラリーと小山登美夫ギャラリーはちょうど人でいっぱいだったー)とはいえ、私はあまりギャラリーの動向とかよりは作品を中心に見るのが好きなので以下気になった作品などを中心に写真を並べていきます。

パブリックアート展示エリアというのがありました
徐永旭さんの作品
同じく徐永旭さんの作品
すっかり滞在中にファンになっちゃった
當代一畫廊陳宏群さんの作品
この雰囲気すごく好き
大雋藝術 Rich Art Gallery
 白田 誉主也さんの作品
このお顔とても良い
だんだん人が増えてきました
作家のお名前不明、綺麗な絵だったなあ
たぶん上に写っているAvocado Art Labというギャラリーにて
Avocado Art Lab、鍾孟宏(チョン・モンホン)さんの写真作品
https://www.instagram.com/p/DAIGrZzP_Ig/?img_index=1
プリントがめちゃくちゃ美しかった
Avocado Art Lab、黃贊倫さんの作品
宏藝術張培均さんの作品
↑のアップ。ひええええ細かい
韓国のB-tree gallery
이여름 (Iurum)さんの作品
ガラス?でツルンと美味しそう
Bug 2 Gallery、Pascal van der Graafさん
この紹介記事が良かったのでこちらにリンク
奥のLily de Bontさんの作品も良かった
韓国のM-Contemporary
PANCHAT YODMANEEさん
台南のInART Space
早い段階で訪れてました → 以前の日記
梁任宏(リョウ ニンホン)さんの作品
InART Space センス良い~~~好き
CINDY WANGさんと郭英聲(quoyingsheng)さん
CHU-WANG CHOUさん
彼の作品本当に好き
Googleレンズ検索でもわからず、
ギャラリー不明 良い見せ方
Bluerider ART 藍騎士藝術
InART Spaceさんと合わせてマイベストです
Bluerider ART 藍騎士藝術
Thierry Feuzさんの作品と
Christiane Grimmさんの作品
Janna Watsonさんの作品
Hogan Brownさんと
Thierry Feuzさんの作品
赤粒藝術
LU, HAO-YUAN 呂浩元さんの作品
Estyle Art Gallery 藝時代畫廊、目を引く壁面
Estyle Art Gallery、陳建發さん
フィリピンのギャラリーYSOBEL Art Gallery
Sid NATIVIDADさん
同じくSid NATIVIDADさん
美しかった
有名作品を見れるのもアートフェアの楽しい部分
InSian Gallery、ジェフ・クーンズさん
どちらも赤シール付いてる!
フェアなどで私も取り扱っていただいている
東京、SHUKADO+SCENAさん。
スタッフさんと台湾で再会するという嬉しさ
台北のギャラリー、首都藝術中心では
北海道の画家、高橋弘子さんの作品がドドンと!
ご本人にもお会い出来、嬉しかったです
同じく北海道の彫刻家、福江悦子さんの作品
高橋さんと3人でお話できて楽しかった~
透視藝術空間 | L.C.M. Gallery

夕方近くなるとかなり混んできて、もっともっと見てるんですが写真に撮れない状況多数でした。気にせず撮れば良いんだろうけどこういう時はやっぱり気にしちゃうたちでして。
印象としては、台湾のギャラリー取扱の日本人作家さんがとても多くいらっしゃったこと。そして、全体通して、大きめの作品を展示しているギャラリーが日本より多い印象でした。流行なのか、そもそも台湾の風土なのかはわからないのですが、とてもパワフルな作品が多かったように思います。例えば色が強いとか、主張のパワーが強いみたいな感じ。美術館での現代美術の展示を見てても同じように感じましたが、社会に対して外交的と言えば良いでしょうか。内省的な作品は少なかったように感じます。

ART TAIPEIが面白いなと思ったのは、単なる商業的なフェアだけではなく様々な面から美術を楽しめるよう、体験できるよう作られているなと感じたところ。
MIT 新人推薦特區というMade In Taiwan、35歳以下の新人推薦ゾーンの存在は良いなと思いました。新人は応募制で、選ばれると行政から活動に対する補助金、購入予備費が出て、マーケットへ繋げるためのフォローのために協力機構にはコマーシャルギャラリーが付いて、などなど至れり尽せり。素晴らしい。35歳以下というのも良いですよね、日本ではだいたい20代で区切られることが多く感じますし。(個人的には活動歴で新人を区切った方が面白いんじゃないかなって業界に片足突っ込んでいる身として思います)

MIT 新人推薦特區の紹介ブース
新人には個人にひとつブースがあり
作品の展示が行われていました
Yi-ting Wangさんという方の作品
同じく、Yi-ting Wangさん。見せ方カッコイイ
蕭力綺 HSIAO LI CHIさん
メディアアートかな、とても好きでした
Dirk Tsaiさん、不思議なマテリアル感

原住民族藝術特區というエリアがあるのも良かったです。ART TAIPEIのMIT先住民族現代美術部門は2024年で5年目で、今回は4人の原住民アーティストによる展示とのこと。詳しくはこちらのページを。

原住民族藝術特區
原住民族藝術特區
熱心にご覧になる方が多かった印象
Taipei Art Weekの紹介エリア

台北全域の約 60 のギャラリー、20 の美術館、合計 100 を超えるアート機関が集まるというTaipei Art Week、このイベントの事はチェック出来ておらず、この時点で知ったため時間と体力が無さ過ぎて断念しました。そもそもギャラリーは全然見れてないしもう一泊すべきだったかしらと今になって思いますが、まあおいおい行きます。いや、必ず行きます。

ラジオ?配信?をしているエリア
会場内にあるんですねえ
ART ZINEを販売しているブース
本といえばTSUTAYAも出展していたようだけど見逃しました
こちらも会場内にあるART LECTUREのエリア
この時は美術教育における政府の取り組みについての
フォーラムだった、気がする(言葉わからず)
キッズコーナーもアーティストの作品がもりっと!
臺北市立美術館の常設企画である子どもが見て
触って体感して楽しめる展示企画の出張版とのこと
本格的な飲食店も複数入っていました。
台湾料理、洋食、カフェなどなど
会場内にあるのがとても良いですね

アートフェアは総じて出入りのセキュリティが厳しいのですが、会場から外に出ずともずっと楽しめるように工夫されているなと感じました。知識欲もお腹も満たせて、疲れたら休憩できるロングベンチが会場の外周にぐるっと設置されていました。
台湾の芸術を楽しむというアクティビティの中に、マーケットが自然にある感じはとても良いなあと感じていたのですが、だからこそART TAIPEIも購買力のあるお客様だけをメインターゲットに据える商業的な販売イベントではないのかもしれない、と体感して思った事でした。

情報はなるべく正確になるように調べましたが間違いがあるかもしれないので、どうぞご了承くださいませ。。。

ほぼ丸一日かけて見ましたがそれでも見切れなかった!ライト層もコア層も楽しめそうなアートフェアであることは間違いないと思うので、またぜひ見に行ってみたいですね!

おまけ

田島大介さんと写真撮ってもらっちゃった
Der-Horng Art Galleryのスタッフさんとも✌️
かわいい~

後編は、台北ちょっとだけぶらっと建物探訪編です。

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