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オンライン解決志向ホワイトボードミーティング、CanvaのホワイトボードとGoogle Jamboard どっちが適してるかやってみた

養護教諭対象のオンライン講座で、解決志向ホワイトボードミーティングを紹介し演習してもらいました。

解決志向ホワイトボードミーティングとは

教育相談の分野だと、ケース会議のように児童生徒への支援策の検討などの文脈でよく用いられます。本来はオフラインで行われます。
解決志向アプローチのスキルやマインドを持って、その子のリソースをみんなで掘り起こし、支援策をみんなで出し合う会議です。

ごく簡単に要点を言うと、
・ひとつのホワイトボードの前に参加者は手ぶらで集合
・資料もメモもなし
・ファシリテーターはホワイトボードに参加者の発言を書きながら進行する
・30分で、一人の児童生徒について概要把握から支援策の決定までできる
(5分で概要説明、10分でリソース探し、8分で支援策をブレスト、支援策の決定
・参加者全員が同じホワイトボードを見ながら話すのでブレないし、記録もまちまちにならない良さがある
・最後にホワイトボードの写真を撮って、それを記録とする
という感じです。教育相談以外の文脈でも使えるチーム会議の方法です。

佐藤節子先生の著書を読み、オンライン講習会にも参加して学び、実践しています。詳しくはこちらの著書をご覧ください⏬


研修に向けての下準備

オンラインでのホワイトボードミーティングは初めてだったので、リハーサルとしてまずは自分のチームでやってもらいました。その際、ツールとして、普段から私がよく使っているCanvaのホワイトボードとGoogle Jamboardの二種類用意し、どちらが今回の研修に向いているか試してみました。(研修でのオンラインミーティングツールはGoogle Meet)

基本的に、Jamboardは結構使い慣れてきていて、Canvaの方は今回が初めて、というチーム員の方々。なので、Canvaではまず好きにいじってもらったり、「自分の好きなものをホワイトボードに載せる」などのワークを通して操作から覚えてもらうことにしました。

Canvaのホワイトボードを使ってみた感想

・とにかく楽しい!
・楽しすぎて他の素材とかも使ってみたくなる
・付箋のサイズ変えられる!
・付箋の上下左右にあるプラスボタンから次の付箋を追加できて便利
・ボードが無限に広すぎて迷子になる
・操作を覚える時間が必要
まず遊びでいじっていただいたもの
練習したケース会議のもの


Jamboardを使ってみた感想

・ボードが狭いので、アイディアがたくさん出たら書き切れないかも
・(Canvaと比べると)付箋の大きさが変わらない
・ツールバーがCanvaに比べて少ないので操作がシンプルだし、目移りしない良さもある
・手書きできる

ということで、結論

今回の研修ではJamboardを使うことにしました。
決め手は、シンプルさ。それと、ボードの大きさが決まっているのでCanvaのように共同編集時に迷子になることがないという点でした。
研修を受ける先生方もCanva初めてなので時間もかかってしまいます。Canvaも是非紹介したかったのですが、またの機会に。

ただ、チーム員の方々にはCanva大好評で、またチーム会議の際にでもCanva研修やってみようと思います。

研修当日のもの

当日はJamboard上でケース会議の演習を皆さん真剣に行ってくれました。

背景として①〜⑥の項目を貼ったJam
実際に書かれたJamの一例(事例なので一部マスキングしています)


やはりリアルでのホワイトボードミーティングの良さには敵いませんが、デジタルで残る良さ、1ファイルにつき20枚までボードが作れるので20回分のケース会議を時系列で振り返ることができる良さ、今回のように遠隔でも支援策の検討ができる良さなどを感じていただけたと思います。


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