同人誌『よつかど』今月の特集「シネマの時間」でこの映画を紹介しました。
毎月、ふくしまソーシャルワークラボ教育研究員として地元の同人誌『よつかど』に寄稿しています。
今回の特集テーマは「シネマの時間」。ということで、授業で映画を活用したときによく観たこの映画を紹介しました。
では!
これまで扱った映画たち
高校で英語を教えています。英語の教科書に出てくる内容をより深く理解してもらうために、関連のある映画を活用することも多くありました。
これまで、
・労働力の搾取・アフリカの現実などについて考える
『ブラッド・ダイアモンド』
・ゴミ問題・レジリエンス・夢について考える
『ランドフィル・ハーモニック』
・人種差別・ネルソンマンデラについて考える
『インビクタス〜負けざる者たち』
・笑いやユーモアの力・医療について考える
『パッチ・アダムス』
などを活用し、生徒達と一緒に観て、セリフを聞き取ったりアフレコしたり、テーマについて考えたりして、世界を広げてきました。こうして振り返ってみると、実話をもとにした映画が多いことに気づきます。
この映画がテッパン
そして最も活用率が高く、生徒達も真剣に観て心揺さぶられる映画が
『しあわせの隠れ場所(原題 The Blind Side)』です。これも実話がもとになっている映画です。
白人女性。人種の壁も超え、周囲からの冷ややかな視線も振り切って、ただ目の前の黒人少年を救いたい一心で行動し続け、その黒人少年を養子に迎えて本当の家族にしていく主人公の白人女性を、サンドラ・ブロックが演じています。
養子となった黒人少年はアメリカンフットボールで能力を発揮します。彼のポジションに絡めてつけてある原題と邦題にもシビれます。
少し古い映画ですが、無償の愛とは、GIVERとは、人種とは、家族とは、幸せとは、といった多くのテーマについて考えさせられる映画です。
主人公のこのセリフが好きです。
そんな主人公に憧れ、私も努力中(I'm trying.)です。