対話から学びが深まった『生徒指導提要』読書会
生徒指導観のDXなしに、学びの変革はないと思っています。
児童生徒一人一人と社会のWell-beingを実現するってどういうことなのか、本当の意味の「個別最適」ってどういうことなのか、
そのために学校はどんな支援ができるのか、
所属チームを超えて対話的に深く考えるために開催しました。
こういったことを考えていけば自ずと授業デザインも変わり、
学びの変革に繋がるのではないかと思うわけです。
開催に至るまで、はこちら👇。
リレープレゼン
今回は、『生徒指導提要』第1・3・9・10・11・13章の読書会になりました。
あらかじめ希望制で割り振っておいた担当の章を読んでもらい、
A4用紙6枚にサマリーをまとめてきてもらいました。
読書会当日は、ひとり4分前後でサマリーをプレゼンする、
リレープレゼンからスタートしました。
ギャラリーウォーク
その後、ペアになり、リレープレゼンを聞いて気になったところや
理解を深めたいところなどを、対話しながらギャラリーウォーク。
この時間もとても豊かでした。
例えば、不登校について、「今までは無理矢理迎えにいったりしてきた。でももはや学校だけが選択肢ではなく、別の選択肢がニーズに合うならそれでいいと思う。それこそが個別最適だよね。以前迎えに行って学校に連れてきたりしていた児童生徒は苦痛だっただろうなと反省する。」など、生徒指導観のDXも感じられました。
ギャラリーウォークを経て、さらに気になった点に、個人でシールを貼っていきました。
下の写真、緑色のシールが貼ってあるの、わかりますか?
多くシールが貼られた箇所が、対話に繋がるポイントとなりました。
対話セッション
今回は、「関係機関との連携」まで含めた「チーム学校での支援」に関する箇所に多くシールが貼られました。
ここからはグループでの対話です。
参加した先生方はみんな、これまでの経験と結びつけて、
などなど、どんどん本音での対話が進みました。
(お菓子とお茶を用意して茶話会風にしたのがよかったかも?😊)
対話の最後の方に、
という解決志向的な問いも出てきて、
この対話の間、机上のホワイトシートにいつでも気付きや学びをメモできるようにしておきました。落書き風です。
そして、その落書き風メモを参考にしながら、最後に振り返りコメントを一人ずつ話して読書会を閉じました。
参加者からの声
終了後、
と多くの声も寄せていただきました。
さすがに1回じゃ読みきれない生徒指導提要。
第2回目読書会を1月に、第3回目を2月に行うことにしました。
今回の改善点を活かしながら、更に「参加してよかった」と思ってもらえるような豊かな会にしたいと思います。
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初めての教員研修でのABDファシリ、自分もプレゼンや対話に参加しながらのファシリでしたが、及第点がつけられるくらいはできたと思います。
それもこれも、前の記事に書いた通り、背後で支えアドバイスをくださった山梨県のMP先生のおかげです!前日に応援メッセージも送ってくださり、励まされました!ありがとうございました!
こちらのサイトにMP先生も紹介されています。👇
次はもっともっと生徒指導観のDX・学びの変革に近づけるよう頑張ります!