Giardini / Venice Biennale Arte 2019
人生で2回めのVenice Biennaleの記録です。あまり写真を取ることが無かった展示でした。面白くなかったということではなく、作品を見ることに集中していたからだと思います。
Venice Biennaleは本展示と各国パビリオン展示の2つで大きく構成されています。本展示はArsenaleとGiardiniという2会場で展開。各国パビリオンは前述の2会場に加えてVeneziaの街に点在しています。
本記事の写真はGiardiniの本展示のみです。
Cyprien Gailard / LEDのバーが回転して映像を映しているタイプの機材。3Dとはまた違いますがスクリーンが意識されないことから映像が浮かんでいるように見えます。
Ian Cheng - BOB (Bag of Beliefs) / アプリで作品に干渉できる。同時期に岡山芸術交流でも登場していたからか画面上に日本語のアカウントがたくさんあって面白かった。
Shilpa Gupta / 重い扉が壁を叩きつける音が響く。壁は(意図されている通りに)崩れ落ちる。境界の暴力的な存在を感じつつ、電動で動く境界に無機質なものの(油が少なくなってぎこちなくなるブリキのような)どうしようもなさが、可愛らしく見えてイライラする。
Hito Steyerl / 軍事用潜水艦の設計をしていたこともあるレオナルド・ダ・ヴィンチの設計図とベネツィアの風景をDeep Learningを用いた映像遷移(AIが映像と映像の間を埋める、モーフィングとは違った、AIの思考が可視化されたようなもの)が気持ち良い悪い作品。
Henry Taylor / George Condo / Nairy Baghramian / Jimmie Durham / Julie Mehretu
片山真理 - Mari Katayama
Frida Orupabo / Found Photoをコラージュ…というよりペーパークラフトの技法で組み上げ、黒人女性の身体について考察するアーティスト。大きな作品も展示されていた。彼女の身体についての作品はもう少し量を見たい。
Korakrit Arunanondchai
Gabriel Rico
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"May You Live In Interesting Times"というタイトルの本展示はGiardiniだけでなくArsenaleでも展開されていて、同じ作家が、おそらく同時同場所では展開できないような幅の表現方法やトピックを(会場は違えど)”同時に”展示していた。単純な大小では判断できないけどG>Aな作家もあればG<Aな作家もあった。<や>は面白さの大小比較ではなく、取り扱う表現/トピック/重さ軽さみたいなもの。
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Pavilion of Participating Countries at Giardini / Venice Biennale 2019