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インサイド・ヘッドの仲間たちが息子と私の感情コントロールしてくれている話
◾️4歳児と長編映画を一緒に楽しむ
4歳の息子が一緒に長編映画を楽しめるようになったのは、ある程度ことばが分かり始めた時から、映画を観ながら描写にもう少しだけ説明を加えるようになってから。
家で一緒に観ながら、分かりにくい部分を疑問形で補足していく。あくまで自分の固定観念が入らないように、端的に流れの補足をするようにする。そこで彼の感じ方の邪魔はしないように注意している。
「あの人は悪そうな人だよね」→「あの人はどんな人だろうね?ちょっと注意して見てみよう。」
家で観ていれば、あれこれ説明で盛り上がっても人に怒られることもない。そんなこんなでいろんな映画を一緒に観始めたら、彼が動画を見ている間にスマホをいじることもなく、一緒にエンターテイメントを楽しめるようになった。
◾️インサイド・ヘッドが40歳と4歳のアンガーマネジメントに使える
そんな中で(そんなにタイプの絵柄ではなかったものの)4歳の息子と共にディズニープラスでなんとなく見たインサイド・ヘッドにハマり何度も観た。
2024年、インサイド・ヘッド2が公開されたのですぐに親子で鑑賞。
もう一度1人で観に行って号泣したほど、よかった。
その内容はともかく、それ以降インサイド・ヘッドの仲間たちが我々親子のネガティブな感情を、この現実世界でコントロールしてくれるようになったので残しておきたい。
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◾️「インサイド・ヘッドでみんなが私の感情をコントロールしてるわけよ」
なんだかイライラしている時。
なんだか説明がつかないけど腹が立つ時。
ありません?そりゃあるよね。
それは私や女性なら月や、体の変化のホルモンバランスが原因で、外に原因がなかったりもする。
4歳の息子だって、言語化できないけどイライラしているときがある。時に疲れている時、眠い時。
なんだか口から出る全ての言葉に棘がついてることがある。
そんなつもりはなくても勝手に。
そんなときにインサイド・ヘッドの仲間に出てきてもらうことにした。
つい感情をぶつけてしまった/ぶつけられたと気づいた時、
一緒に向き合って、手を握って
「さっき"イカリ(怒り)"がママのボタンを押してた、ごめんね」
「なんか頭の中で今、多分ムカムカがボタン押してるよね」
とそのネガティブな時間に向き合ったりする。
その時に感情任せに喋るんじゃなくて、「他人事」にして冷静に喋る。
あたかも私じゃなくて頭の中の「誰か」の仕業にする。
これ責任を免れてるんじゃなくて、実際にコントロールできないことの仕業の時ありませんか?
そんなことをしているとイライラしてた自分も落ち着いて「あ、疲れてるだけだわ」とか、「朝のルーティンをあそこで間違えたんだわ」とか、冷静になれる。
そして40歳の私だけではなく、4歳の息子も「はっ」として感情のコントロールを始めてくれる。我々のアンガーマネジメントとしてはうまくいっていて、実際に私自身も感情のコントロールをお願いできるようになった。
最初はなかなか仲間のことも感情に負けて忘れたりするかもしれないけど、よくあるアンガーマネジメントで腕にゴムをつけて、パチンと腕を弾く。というのがあるが、そのゴム1本も要らない。すごくイライラした時に仲間を呼び出す訓練だけすれば、比較的すぐに出てきてくれる。
ちなみにインサイド・ヘッド2は主人公のライリーが思春期に入り、警報が鳴るところから始まる。
インサイド・ヘッド3はライリーが初めて母になり、女性ホルモンの警報が鳴るんじゃないかなと思っています、勝手に。そして4は更年期か・・・いつまでも一緒だね。
※余談だけど、小さい時に手のひらで妖精を飼っていたという話を母親にされたことがある。誰かが自分を守ってくれるという意味では、妖精再来なのかも。(特にスピリチュアルな話じゃないです笑)