Self0がいつも、隣にいてくれて、背中をさすってくれて。
久しぶりにnoteを更新します。
会社を設立して、Self0も一事業として走らせると決めた去年の夏からあっという間に激動の1年が過ぎ、気づけば、私が考えていたことよりも大きな世界へと少しずつ歩みはじめています。
設立当初は、たったひとりで右も左もわからないところからスタートし、こんなことがしてみたい、あんなことがしてみたいと思っても、なかなか相手にしてもらえない、さらには結果が追いつかない時期を経験して、現在に至っています。
日々Self0を知ってくださるお客様が増える中、ここで改めて思うのは、私はSelf0とともに生きているということ。
ブランドといえば一ブランドですが、私がなにかに悩み、涙が止まらないときはSelf0もどこか元気をなくして、私が心から目の前の仕事を楽しんでいると、同じように、にこにこ笑顔になる、そんなとても不思議なブランドに私は人生をかけています。
雨の日も、晴れの日も、私の人生をSelf0のために。
メインの業務は、ひとりですべて担っていますが、ここ半年で大きく変わったことは、圧倒的に仕事関係者の人数です。
まだまだ小さな星のようなSelf0の可能性を信じてくれて、もしかしたら自分以上にどんなときもSelf0の未来に人生をかけてくださる人たちとの出会いが、私とSelf0を支えてくれています。
とはいえ、私は14歳のときから変わらず、心の病とともに生きていて、今までひとりで完結していたことが、関わってくださる人と接する中で、まだまだ根本的なところは治っていないことを現実的に突きつけられ、仕事という大きなフィルターを通して、成長できている部分とまだまだ変えていかなければいけない部分と常に24時間ずっと向き合う状態になりました。
Self0が猛スピードで成長していけばいくほど、なぜここまで自分が辿り着けているのか、自分のことながらとても不思議に感じては、そんなことを言っているうちにまたSelf0がどんどん前に進んでいくのです。
私の心の中で雨が降ろうとも、晴れの日であろうとも、このブランドのために生きるという私なりの覚悟が、私自身を突き動かす日々を過ごしています。
Self0の事業テーマは「孤独」。
孤独と表現すると、人によってはとても怖いことのように感じ、ポジティブな言葉へと変えたくなりますが、私はあえてこの表現と言葉で発信しています。
なぜなら、自分がずっと孤独だったからです。
14歳で不登校を経験し、大好きだった父を亡くし、他にもたくさんつらいことがある中で、自分の生まれもった運命や宿命を呪いたくなった瞬間があったのは否定できません。
恋愛で深い傷を負ったのもいまだに癒えてはいないし、ふとした瞬間にフラッシュバックしては、たらればを繰り返しそうになって、慌てて、自分軸を戻すのです。
孤独だったから、自分がずっと誰かに「ひとりじゃない」と言ってほしかったから、今、ひとつ大きな山を乗り越えた今はブランドを通してお客様皆様に「ひとりじゃない」とお伝えしたくて、ずっと諦めずに走り続けています。
私は、言葉に救われてきました。もうダメかもしれないと思ったときに本を開いたら、答えが書いてあったなんてことはもう数えきれないほどです。
私は、絶望を感じたとき、紙に書きだし、父が生きられなかった分までがんばらなきゃだめだと立て直して、一進一退を繰り返しながら、気づいたときには強くなっていました。
Self0の商品がお客様の日常に浸透し、少ししんどくなったときにお守りのような存在であってほしいと願いながら、私自身も孤独と向き合いながら、仕事に、会社に、そして、ブランドに人生をかけています。
Self0から待望の新商品が登場します
Self0がいつも隣にいてくれて、私はいつも私らしく日々を駆け抜けられています。もちろん、Self0のために悩み、涙が止まらないときはあります。
でもそれは誰でもなにかしらのつらさや悩みを抱えているのは同じで、決して威張ることでもなんでもなくて、手と手を取り合いながらともに生きている相手(Self0)のためなら、当然の努力や生きる姿勢だと思っています。
そんなSelf0が今日、この瞬間も継続できているのは、これまで多くのお客様にご利用いただいるからです。
私が落ち込みそうになったとき、そのタイミングで手紙を送ってくださったお客様もたくさんいらっしゃいました。わざわざ神社のお守りを買ってきてくださり、郵送で送っていただいた方もいらっしゃいました。
そして、お客様からあたたかいエネルギーをいただいて育ちはじめたSelf0から待望の新商品が登場します。
文具女子博や手帳の市で実際にお客様とコミュニケーションをとらせていただいていると「おひとりさま会議用紙を入れるファイルはありませんか?」というご意見をいただく機会が非常に多く、いつかは作りたいと思っていました。お客様皆様の貴重なご意見を反映させた新商品です。
そのファイルがいよいよ登場します。
今日はほんの少しだけ先行してお披露目いたします。おひとりさま会議用紙のデザインに登場する女の子たちに今回は集まってもらいました。
「この女の子は、たしか第1弾の…」と、ウォーリーを探せ、のような感覚でお楽しみいただけるようにデザインを制作していただきました。
ファイルに全面カラーで入れていただけるようデザイン事務所さま、工場さまにもご協力いただき、なかなか他では見かけないSelf0が誇れる商品がまたひとつ完成したかなと思っています。
発売時期は11月下旬を予定していますが、発売開始が決まりましたら、改めてInstagramを中心にSNSでご案内いたします。(10月13日14日開催予定の手帳の市では販売いたしませんのでご来場の際にはご注意いただきますようお願いいたします。)
おひとりさま会議用紙が、より皆様の日常に溶け込めるよう、お客様とSelf0との距離をまた縮められる商品であると信じながら、発売日まで、泣き虫の私なりに(笑)また走ってまいります。
秋風の中に冬の冷たさを感じるようになりました。
日が暮れるのが早くなるだけで1年が終わることを風に告げられているようで、ふとした瞬間に切なくなる季節ではありますが、心のご健康一番にご自愛ください。
Self0/atelier ERICA inc.
山口 恵理香