注文住宅を建てると決まったら?初回打ち合わせ前にまとめておくべき3つのこと
住宅の購入は一生に一度の大イベントです。
注文住宅ともなれば、楽しみな反面、失敗することに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
大切な場所を手にするための大きな買い物だからこそ、理想を叶えたいですよね。
私自身、数年前に注文住宅を建てる機会に恵まれ、現在はお気に入りの家で毎日快適に過ごしています。
そんな私から、担当者との打ち合わせ前にまとめておいてよかったことを3点お伝えします。
①家族の生活習慣、理想の暮らしの明確化
・ありのままの生活習慣の把握
家族全員の生活習慣や、起床〜就寝までの行動をまとめておくと、とても役立ちます。
間取り設計の際に重要な動線(人が建物のなかを自然に動くときに通ると思われる経路)は、各々の習慣によって変わります。
例えば、我が家では帰宅後にそのままこどもを入浴させることが多かったので、玄関から数歩で脱衣所に行けるようにしてもらいました。
このように、理想ではなくいつもの行動や習慣を思い起こすのがポイントです。
そこに、日々の生活のなかで「〇〇だったらよいのに」と感じる部分を足してみましょう!
これまでの住まいや暮らしで不便だった点や、気に入っていた点なども加えれば、新しい環境でも等身大で、より快適な生活を送れるようになりますよ。
・希望と理想の把握
それぞれの一番叶えたい希望や理想の暮らしを洗い出しておくのもおすすめです。
今後、優先順位をつけたり、意見が合わなかったりしたときに一つの判断材料になります。
我が家の場合、私には洗面スペースと脱衣所を分けたい、主人にはビールサーバーを置く場所を作りたいという譲れない希望がありました。
初めから伝えておくことで無事にその場所を確保でき、互いの希望も叶ったので満足度が高い間取りとなりました。
②イメージが伝わる写真やイラストの準備
・PinterestやInstagramで理想を見える化
相手はプロとはいえ、頭のなかの希望やイメージを言葉で伝えるだけで100%理解してもらうのは困難です。
写真やイラストを見せれば、言葉では説明しきれないイメージも共有できます。
ぜひ、取り入れたい設備や、好きな雰囲気の写真を準備しておきましょう。
得意な方はイラストを描くのもおすすめです。
気に入った画像や動画を集めてまとめたものをシェアできる「Pinterest」というアプリは、会員登録さえすれば無料でコレクションの作成、共有ができます。
Instagramにもさまざまな施工事例が投稿されているので、積極的に活用しましょう!
具体的なイメージがないという方も大丈夫です。
「ホテルライクなインテリアにしたい」「カフェのような居心地のよい空間にしたい」「ヴィンテージ家具を置きたい」といったふんわりとした希望でも、それを伝えればざっくりとした好みや方向性の共有ができます。
SNSのハッシュタグ機能をうまく活用し、好みや理想を深掘りしてみてくださいね。
③無理のない予算の算出
・上限予算の決定
理想の家が手に入っても、生活に支障がでては元も子もありませんね。
初回の打ち合わせまでに、あらかじめ、これ以上は出さないという上限予算を決めておき、しっかりと伝えるようにしましょう。
家づくりでは、建物自体に関わる費用以外にも、地盤調査費や土壌改良費、各種手続き料など、初心者の私たちには想定外の費用が発生することがあります。
フェンスや庭、駐車場の整備といった外構工事費も考慮しなければいけません。
完成後には、引越し代金や保険料、新しい家具、家電購入のためにさらに出費がかさむでしょう。
上記のような出費や生活防衛資金、月々の家計も考慮しつつ、無理のない予算を決めておきたいですね。
・専門家への相談
ハウスメーカーや設計事務所によっては、専門のファイナンシャルプランナー(以下FP)を設置し、資金計画を相談できるサービスを導入している企業もあります。
インターネット上にも、同様のサービスを提供している企業は数多くあるので、相談するのもよいでしょう。
我が家も住宅購入資金や教育費、老後資金の不安についてFPに相談し、予算決定の参考にしました。
職業や年齢などから予測して「これぐらいまではいけるでしょう」と最大値の予算を提示されることがあるかもしれませんが、実際に生活し、支払いをするのは私たちです。
確実に安心できる予算を組み、生活を続けられるようにしましょう。
まとめ
今回は、理想の家を手に入れるために、初回の打ち合わせ前にまとめておくべき3つのことをご紹介しました。
家は作って終わりではありません。新しい家での生活がより快適になるようにしたいですね。家族が一丸となって暮らしについて考える時間は、かけがえのない思い出にもなります。家づくりを通して、多くの方が理想の暮らしを手に入れることを願っています。
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