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【ウガンダ旅・0-2】もうちょっと実用的な旅の情報

前回は野生動物ツアーについて暑苦しく語りましたが、今日はもうちょっと実用的な旅の情報を書き留めておこうと思います。自分の備忘録としても。(2022年7月時点の話です)

航空券の手配は円安との競争

最初に手配を始めたのは航空券でした。ロシアのウクライナ進攻による燃料費の高騰に加え、円安も始まったからです。

とくに5月の急激な円安のインパクトは大きく、ウガンダに比較的安く行けることが多いカタール航空でも同じ日の同じ便が1週間後には2万円値上がりしていました。

しかしカタール航空のいいところは、今年9月末までの予約はキャンセル料・変更手数料無料で、サーチャージがないこと。産油国パワーですな。

そのとき(5月)、わたしのとったチケット料金は18万円弱。そして7月末のいま、同じ便を8月で検索すると……?

オンシーズン+円安に加え、混乱続くヨーロッパ便を避けて中東経由でヨーロッパに行く人が増えているためか、40万円超え……ひええ。比較サイトで検索しても安くて27万円でした。

でもいま、どこに行くにもそれぐらいかかるようになってるらしいですね。

USドルは50ドル札・100ドル札限定で

さて、ウガンダでは日本円は両替できず、クレジットカードが使えるところも限られると聞いたので、この円安のさなかにアメリカドルを買うという苦渋の両替になりました。

さらにウガンダでは50ドル札や100ドル札に比べ、1ドル札、5ドル札、10ドル札、20ドル札は両替レートががくんと不利になるので、持っていかないほうがいい、とのこと。

実際、現地でアメリカドルで支払えるところでも(観光客向けのホテルとかツアー料金とか)、小額紙幣は断られたり嫌がられたり。

わたしは日本で、もともと持っていた小額紙幣をできるだけ、知人や家族がもってる50ドル札や100ドル札に両替してもらって持っていきました。新しく両替した日本円はもちろんすべて50ドル札に。

しかし現地に行ってみると、一つ落とし穴がありました。100ドル紙幣にごくごく小さなスタンプが押されていることがあるんです。ネットで調べてみると、どうも東南アジアの両替商で押してるらしいですね。「これは真札」の印に。

そのスタンプがあると、ウガンダでは(気の利いた人は)受け取ってくれないんです。現地に行ってしまってから、持ってきた100ドルが使えないとなるとかなり痛い。

両替所で2枚がだめと言われ、ホテルの支払いでもそのうちの1枚がだめと言われ、3件目の支払いで最後の1枚をなんとか受け取ってもらえました。

ウガンダに行くための両替で100ドル札をゲットしたときには、スタンプがないか、その場でしっかり確認すべし。これ、試験に出ます。

ワクチン接種証明書は紙が安心

2022年7月の渡航時点で、ウガンダの入出国と経由地のカタール(ドーハ)の空港では、PCR検査の陰性証明は不要でした。英文のPCR検査が必要だと最低でも16,000 円はかかってしまうのでこれはラッキー。

その代わり、2回のワクチン接種証明(英文)が必要です。私はスマホの機種の関係でオンライン証明書をとることができず、紙で取り寄せました。

現地でお世話になる仲本千津さんにそう伝えると「むしろ、紙のほうがいいかもしれません」。そうなの??

実際のところは、日本の空港でもウガンダの空港でも、いろんな当局者(日本やウガンダの航空会社のチェックインカウンター、空港検疫官、国の保健省のブースなど)から提示を求められるので、スマホの画面をその度に表示して相手に覗き込ませるより、紙のほうがだんぜん楽でした。

ウガンダではQRコードを読み取ることはなく、目視で文字を読んで確認していたのでなおさらですね。

スマホでオンライン証明をとってもプリントアウトできる形式で書面をダウンロードできるので、ウガンダに行くなら紙も持っていったほうが便利じゃないかと思います。

ウガンダのエンテベ空港では日本への帰国のために空港に入る前にも保健省のテントがあり、接種証明書を見せないと空港の建物内に立ち入ることすらできないみたいでした。

パスポートと接種証明書とEチケット(これも紙で出力しておいたほうがよさそう。そこにスタンプ押したりします)は全部セットでいつでも提示できるようにしておくととにかくスムーズ、と学びました。ウガンダはけっこう、紙ベースの文化です。2022年7月時点の話ですが。

あ、帰りは日本政府の定める様式にのっとったPCR検査の陰性証明書も必要でした。この話はまた別の日に。

オンラインビザの詐欺サイトには気をつけて

ウガンダ入国に際しては、短期の観光でもビザ(査証)が必要です。ただしオンラインで完結するので実に楽ちん。わたしが申請したときは翌日に審査完了のメールが届き、「お役所仕事」の定義が変わるわ…と衝撃を受けました。

しかし、ウガンダでフィールドワークをされている研究者の方から聞いたところによると、「Uganda」「VISA」でGoogle検索すると検索結果のなかに詐欺サイトが堂々と入っていたことがあったそうで。

詐欺サイトから申請しちゃうと、そのサイトからお金を支払うことになり、もちろんビザはおりません。これから申請される方はご注意を!

わたしが申請したE-Visaサイトはこちらです。在ウガンダ日本大使館(英語版)にもこのURLが出ています。

UGANDA E-IMMIGRATION SYSTEM
https://www.visas.immigration.go.ug/

紙ベースの申請の要領はこちらに。
http://uganda-embassy.jp/visa-jp.html

有用だったウガンダ情報、渡航情報

仲本さんを始めウガンダへの渡航経験のある方からの情報はもちろんのことながら、以下の情報にもたいへん助けられました。

  • 在ウガンダ日本大使館(最新の治安情報や、新型コロナウイルス感染症に関する入出国手続きの最新情報など)

こんなに実用一辺倒な回はこれが最初で最後かもしれません。ともあれ、しつこいですが、2022年7月時点の情報であることにご注意を~

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江口絵理
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