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「なりたい自分に出会う会」報告もとい なぜ将来のビジョンが描けないのかについて考察してみた パート1

3月5日 5回目の「なりたい自分に出会う会」を開催しました
当初1月に今年の目標設定をしてもらおうと企画した会ですが
やってみて気付いたことがありました

それは 今この瞬間 今ココこそが
いつもスタート地点 はじまりであるということです

あなたは今 将来の目標やこうなりたいというビジョンはありますか?

 1.将来の夢はある(あった)けど、ビジョンが描けないのはなぜか

私たちは子どもの頃から目標をもつこと 
夢をもつことを推奨されてきました

それこそ幼稚園では 将来は何になりたいの?と聞かれ

お菓子屋さん
お花屋さん
お母さん
先生

などと よくわからないままに答え
(中にはライオンになりたいなど 人外の物を言う子もいましたが)

早い子は小学校に入るためのお受験をし(私もお受験組でした)

中学校くらいからは より具体的にどんな仕事をしたいか
それによってどんな大学に行きたいか(行くべきか)
進路を考え始めます

仕事でも5年後10年後のビジョンは?と聞かれ
よくわからないと答える事は許されない
そういう風潮がある気がします

こんなにも将来の夢を問われる機会があるにも関わらず
将来の夢やビジョンを描き
そこに踏み出して行ける人は まだまだ少ない

それはなぜなんだろう?と
私なりの考察をしてみました

①未来が単に過去の延長線にある=ビジョンではない
②本質からくるビジョンではない
③ビジョンと現在がつながっていない

まだ他にも理由はあると思いますが
まずはこの3つが大きいようです。

この3つについて、さらに書く前に
そもそもビジョンってなんやねん?というおはなし

2.夢とビジョン、ミッションの違い

まずビジョンの定義ですが、
広辞苑によると

”未来への展望。将来の構想。未来像。”

とあります。

「ビジョン」とは
私の中ではシンプルに
「自分が住んでいたい社会や世界」
「実現したい事」
だと思っていて

「なりたい自分」が生きる世界 または
「なりたい自分」が創っている世界 
だと解釈しています

「夢」も実現したいことですが、
どちらかというと
「叶ったら良いなぁ」という他力の部分が多く
ふわっとしたイメージ

「叶って欲しいけど 叶わなくてもいい」
または
「叶ってほしいけど どこか無理だと思っている」
そんな そこはかとない諦めもあるイメージです

それに対して「ビジョン」は
「理想の世界観を創ることに自分が貢献している」
という部分が強く   他力ではなく自力で叶えるぞ!
という意図があります

この「意図」を持つということが
ビジョンの実現にはとても大切だと実感しています

そして最後に「ミッション」について
 
「ミッション」とは
そのビジョンを実現するために またはそのビジョンの一員として
「自分にはどんなお役目があるか」です

企業でも社会貢献意識の高いところでは
Mission Statement(ミッション・ステートメント)を掲げるところが増えてきていますね

私もthe Culinary Institute of Americaに在学中
クラスの一環として
自分のMission Statementを作れと言われ
非常に戸惑った覚えがあります
( CIAは料理学校ですが 社会のリーダーを育成するという意識と
Food & Hosiptaliry部門は環境問題から人権問題、労働問題まで
多くの社会課題の縮図のある業界でもあるので、
この業界から社会を変えようというビジョンを持つ学校です)

それはそもそもビジョンがない状態で
ミッションを考えろと言われても
なんのために?が分からなかったからだと
今ならわかります

キリスト教の影響なのか
欧米では早くから自分のお役目=ミッションや
ビジョンを意識し考える機会が多い気がします

反面 日本では個人の力で何かを変えるのは難しいという
無意識の思い込みを
社会全体で共有してきた文化ではないかと思っていて
それゆえに個々人のミッションを意識する機会も少ないように
感じています

3.未来は過去の延長線上にはない?

まずは①の未来が単に過去の延長線上にあると=ビジョンではない
とはどういうことかについて少し書いてみたいと思います

大人になるほどに
将来どうなりたいに 過去なにをしてきたか 
という制限を自分でかけるようになってきます

こんなことを学んできた
こんな仕事をやってきた
こんなスキルがある

そこから落とし所を探るというか
ほんとはこっちに行きたいんだけど
自分の積み上げてきたものでは無理だよね とか
やってみたいけど この年でもう失敗できないから
出来るとわかっているこっちにしよう とか

逆に積み上げてきたものがあるからこそ
方向転換するのが怖かったり
いわゆる手放しが出来なくなってしまうのです

そんな状態で将来のビジョンを聞かれても
現在の延長線上にある当たり障りのないものしか出てきません

そんな当たり障りのないもので 満足
という人もいて それはそれで良いのですが

もう見えてしまっている未来に対して
どれだけモチベーションを保つか

結構難しいと思いませんか?

自身の過去にすっかり満足しているのなら
未来のその延長線上にあれば幸せでしょう

でも多くの人は成長したい願望があり
変化をしたい 進化をしたいと
本質的に願っているはずです

だからこそ 過去の制限をいったん外すことが
ほんとうに自分が見たいビジョンを描くには大切になります

4.ビジョンが見えないときにおすすめのミニワーク

そういう時におすすめなのは
「自分万能神ワーク」(勝手に名称つけました)

仮に自分が億万長者で 寿命も200歳くらいまであって
出来ないことなどなにもない
体も健康で どこにでも行けて なんでも出来るとしたら
どんなことを実現したいですか?


とイメージする事です。

今あると思いこんでいる制限が全くなかったら?

5歳の子供のように純粋に
20歳の若者のようにエネルギーに溢れ
ビリオネアのようお金をザクザク持っていて
かつ今の自分の真ん中に座って人生全体を眺めた時に

どこへ向かって行きたいですか?
何を大切にしていたいですか?
誰と一緒にいたいですか?
誰と何を創り上げたいですか?

と問い掛けてみる

そこから見える世界にいる自分をイメージした時
どんな感覚 感情がありますか?
そしてその次にどこに行こうとしていますか?

ちょっと抽象度の高いイメージワークになりますが
今 未来のビジョンがない
なんだか小さくまとまってる気がする

そんなモヤッとがあるならば
ちょっと試してみてください

万能の自分はどんな世界を創りたいのか

そしてよかったらコメント、メッセージもくださいね

今日は本当は「ワークショップ報告」を書くつもりが 長くなったので
なぜ多くの人が将来のビジョンを描けず
なかなか一歩が出ないのかの考察②③と合わせて
次回書きますね

ここまで読んでくださってありがとうございました

ハッピーライフナビゲーター🌿
True Selfライフコーチ🌿 清水えり

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