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【カリフォルニア日記1】 自然と共に生きるシンプルな学び

お久しぶりの更新です。
実は8月からカリフォルニアに来ています

以前住んでいた場所の近くに滞在しています。
私にとってここは第2のホーム(もしかすると第1かも)で、自分に戻れる場所です。

もちろん日本でもいろんな方々との交流やお仕事があり
とても充実して幸せですが、東京にいる自分とカリフォルニアにいる自分が違う人間のようにも感じます。

こちらにいる時は、よりシンプルで、地に足がつくというか、軸がしっかりとする感じ。土地につながる感じがあります。

それは自然がとても近く、土とつながる人達と多く繋がっているからかもしれません。

1.MumeFarmへ

先日、友人とともにバークレーから来るまで2時間半ほど北にある
オーランドという町にある梅農園を訪ねてきました。

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(MumeFarmの梅の木たち)

Mume Farmという名前のこちらの梅農園は
約40年前に日本人のご夫婦が始められた場所で、こちらの梅と梅干しにはベイエリアの多くの日本人(そしてベイエリア以外の場所や日本人以外の人も)がお世話になってきました。

数年前に友人でもあるKiyoちゃんご夫妻が引き継ぎ、今も変わらず梅や梅干しを作り続けています。

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(自然栽培の赤紫蘇たち)

私も6年前にナパバレーのCIAに留学し、最初の冬にインフルエンザにかかった時、こちらの梅と第一大根湯、そして漢方で乗り切った思い出があります。(アメリカではプライマリードクターといって、かかりつけのドクターがいないと病院にはなかなか行かれず、Urgent Careという紹介なしで行かれるところはナパのアパートの近くにはなかったので、病院に行かずになんとかせざるを得ませんでした^^;)

その後も具合が悪い時に、数子さん(梅農園の創始者)の梅干しに何度も救われました。

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(Kiyoちゃんの3年ものの梅干しと数子さんの10年ものの梅干し。
10年ものは梅からの汁がゼリーのようになっていて、塩気が旨味に変わっていて、とにかくすごい!Kiyoちゃんの梅干しも、食感お味も柔らかな優しい味です。MumeFarmさんの梅干しは毎週土曜日のオークランドレイクメリットのファーマーズマーケットで購入出来ます♪)

そんな恩人でもある数子さん。
今はリタイヤされているのですが、今回NYからいらしたマクロビオティックの先生でもあるキヨミ先生がお会いしたいということで、
私も同行して数子さんにお会いすることが出来ました。

今までもAedanの摩利子さんやマクロビ関係のお友達からお名前やお話しを聞いたことはあったものの初めてお会いする数子さん。

小柄で笑顔のチャーミングな女性です。

もう90歳を超えているのに、人の名前も出来事もしっかりと覚えていらして、私達にいろんなお話しを聞かせてくださいました。

数子さんのお話しを聞いていると、その状況が見えるようで
きっと生まれながらの語り部なのだなと感じました。

マクロビオティックとの出会いから、アメリカに来た経緯
そして梅農園を始めた時のお話し.

今もおうちの前にある、守り神のようなピーカンナッツの木と井戸以外何もなかったところから土地を切り開き、梅を植えたお話し

梅を植えても梅干しがなるまでには何年もかかり、
さらに収穫して梅干しにしても3年は寝かせなくてはいけない。

だからすぐに収入が得られないにもかかわらず、本来の作り方で梅干しを作り伝え続けてきたKさんのお話しは、淡々としながらも、いろんな人や大いなるものへの感謝で溢れていました。

2.自分と大いなるものを信じるということ

数子さんのお話しの中で印象に残ったことは沢山ありますが、
特に私に響いたのは、何か大きなもの、神様のような存在がいつも守ってくれていて、どんなことがあろうとも、結局は成るように成る。

その事に気が付きさえすれば、安心して自分のやることをやればいいと言うことが分かる。(※数子さんの言葉そのままではなく、私の解釈した言葉です。)

というようなことをおっしゃっていた事でした。
幾度も思い描いていた未来と違うことが起こり、その度に方向転換しながらカリフォルニアにたどり着き、日本人が1人も周りにいない環境で、夫と二人二人三脚で梅農園、そしてマクロビオティックを伝えることを続けてきた。

数子さんからは芯の強さとしなやかさ
そして皆に健康であって欲しいという思い、
そして梅への愛を強く感じました。

同時にとても自然体で、自分の人生をまるごと受け入れつつ楽しんでいる。
その在り方がとても心地よく、数子さんがまるで梅農園の一部であるような、守り神のようなピーカンの木と一緒に在るような。。。
そんな感じを受けました。

3.生き方は選べる。自分に正直に生きる。

私が最近強く思うことは
将来どうしようとか、
今これがないから出来ないとか、
いろんな過去の失敗や恐れから自由になって、自分自身に正直に生きることで道が開いて行くんだなぁということです。

周りの人達を見ても、自分の生きる目的(というと大げさかもですが)これをやりたいんだ!ということに正直に生きている人ほど自力だけでなく、いろんなサポートや絶妙なタイミングでの出合いがあって、するすると進んでいくなあと思います。

Mume FarmのKiyoちゃんのライフストーリーもまさにそれを地でいっています。(こちらのインタビュー記事を是非!)

目標や目的が、本来の自分の在り方とズレている時。

人から評価されるとか、こっちの方が失敗がないんじゃないかとか、誰かがやってて、うまくいっているからとか。。。

目的が外から来ている時。。。

頑張ってもうまくいかなかったり
なんかタイミングが合わなかったり
やっていて疲れてしまったり
自分はだめなんじゃないかと絶望したり
なんてことが起こります。

何かうまく行かない時はそれが時期ではないか、目的自体が合っていないというお知らせなんだなぁと思います。

そんな時はちょっと休んで待ってみたり、一旦手放してみると、
ほんとうにそれがやりたかったのか。
実はそれをやることで得られる評価がほしかったのか。
または本当はやりたくないのに、
なぜかそれをやるべきだと思ってしまったのか。
そんな事が見えてくるかもしれません。

4.自然とともに生きる 自然に感謝して生きる

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(最後にみんなでスイカを食べながら満面のスマイル!
中央数子さん、手前の右側がMume FarmのロンさんとKiyoちゃん、数子さんの左隣がNYのキヨミ先生)

農業をやっていたり、自然に近い場所にいると
人間の意図ではどうしようもないことが、度々起こります。

現在もカリフォルニアではあちこちで山火事があり、
日によっては遠く離れた場所からの煙で太陽が赤く見えることもあります。

干ばつや火事、ハリケーン
日本でも自然災害は身近で
昔の人は、人間の無力さを知るからこそ
謙虚に自然を敬ってきました。

そんな謙虚な感謝の気持ちが、こちらにいると自然に湧いてきます。
そして毎日生きていることが、それだけでありがたいと
腹の底から感じます。

そして東京にいると忘れがちですが
自分はこの大地の一部で、
自然のサイクルの一部なんだと感じることが、
安心感や自分軸がしっかりとしてくることに繋がっているなと感じています。

今回も思いがけずKさんとお会いすることが出来、
お話しを伺えたのも、何かのご縁。

そしてそこから感じたものを残したい!と突き動かされて
久しぶりにnoteを更新することが出来ました。

今日も読んでくださりありがとうございました!

ご縁に感謝!

True Selfナビゲーター
清水えり



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