#053 新潟中越地震|土砂災害と全村避難
皆さんおはようございます。10月23日水曜日
本日も防災士の恵理がお届けいたします。
本日もきてくださりありがとうございます。
本日は【新潟県中越地震】についてお話ししたいと思います。
というのも今からちょうど20年前の2004年の本日、新潟県中越地震が発生しました。
17時56分ごろ新潟県中越を震源とするマグニチュード6.8が発生し、新潟県川口町では震度7を観測しました。
この地震で新潟県を中心に68名の方が亡くなり、上越新幹線が営業運転中に初めて脱線するなど大きな被害が発生しました。
この地震の特徴は大規模な土砂災害が発生したことです。30歳以上の方でしたら、2歳の男の子が土砂に生き埋めになり、生存者を救出できる可能性が大きく低下する72時間の壁を大きく超えた92時間後救出されたという映像は記憶にあるのではないでしょうか。
また旧山古志村(現在の長岡市山古志地区)では
その判断を下したのは当時の村長だった長島忠美(ながしま・ただよし)さん。
批判を承知で「2年で帰ろう」と目標を掲げ、全村避難を指示。実際に地震発生から2日後には全村避難を完了し、そして地域の繋がりを一番に考え、避難所を集落ごとに再編しました。この先の復興を考えると避難先のコミュニティーの維持が大切だという判断です。
仮設住宅での暮らしは、およそ3年2か月に及びましたが、行政も住民も『帰ろう山古志』という同じ目標に向かって進んで行きました。
山古志村の対応は、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえつつ、過疎地域という特性に合わせた独自の復興モデルを示しています。
全村避難という重い決断を即座にしないといけない。また、もし自分の住む町でそのような指示がでたら自分は何を思ってどう行動するだろうと考えます。
みなさんも「もし自分が村長だったら」「もし全村避難の指示がでたら」をこの20年目の節目に考えて見てくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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