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#095 アイラップの危険な落とし穴!安全に使うための注意点

皆さんおはようございます。防災士で美活防災アドバイザーの恵理​です。
12月4日 水曜日 本日もきてくださりありがとうございます。


本日は【アイラップ】についてお話しします。
袋のラップとして食料の保存だけではなく、冷凍も加熱もできる便利なアイラップを知っていますか?
SNS などでアイラップを使った、料理の紹介動画を見かける方も多いのではないでしょうか。
レンジや湯煎にも対応できるので、非常に便利な商品ですよね。
アイラップはドラッグストアや通販などで購入することができます。
私も数年前に導入してから、アイラップの便利さにはとても感謝しています。

ですが誤った使い方が SNS などに投稿されて、それを真似して事故が発生していると、先日11月21日の読売新聞に注意喚起が掲載されました。
では誤った使い方はどういうものでしょうか。
大きく分けると3つに大別されます。

まずはメーカーも想定していなかった使い方です。
炊飯器でご飯を炊く際に、アイラップに食材を入れて一緒に炊く。そうすると同時調理をできるという方法です。
ですがこれですとアイラップが炊飯器の蒸気口を塞ぎ、蓋が飛ぶなどの事故が発生しています。
アイラップに食材を入れて炊飯器で加熱するのはやめてください。

これが読売新聞に掲載されていた内容です。

メーカーは電子レンジや、湯煎での調理を紹介しています。
ですがこれらの調理方法も注意が必要です。

誤った使い方の2つ目として、電子レンジの場合は油の多い食品の加熱は避けてください。
なぜかというと高温になりやすく、穴が開くためです。
また袋は破裂防止のために縛らず、必ず耐熱皿を敷いてください。

誤った使い方の3つ目は、湯煎を行う場合は
鍋底に耐熱皿を敷き、鍋の側面にもアイラップがつかないようにしてください。
こちらは電子レンジと異なり、お水が入らないように袋は空気をしっかり抜いて、ねじるようにして袋の上の方で縛ってください。

メーカーが想定していない、誤った使い方はもちろんしないこと
メーカーが推奨している電子レンジや、湯煎調理の場合でも正しい方法でやるようにしてください。
アイラップに関わらず、新しいものを購入した際、そして定期的にパッケージの裏面に書いてある使用方法や注意事項を確認して、正しい使い方をしていきましょう。

アイラップは防災という観点からも非常に重宝します。
本日は最後にアイラップでご飯を炊く方法をご案内します。
お米とお水の割合は1:1.2
お米は20分ほど浸水しておきます。
災害が起きた時はお水はとても貴重なものになるので、無洗米を準備しておくのをおすすめします。
お米とお水を入れたアイラップは、空気をしっかりと脱いで上までねじり合わせて、アイラップのなるべく上の方で結びます。
お湯を沸かした鍋に耐熱皿を敷いてください。そこにお米を入れたアイラップを入れます。
繰り返しになりますが、アイラップが鍋の底や鍋の側面につかないように注意してください。

お湯はグツグツしない程度、ボコボコぐらいを維持しながら20分から30分加熱してください。最後にお湯から出して10分ほど蒸らしてください
全体をよくほぐして食べましょう。

今回はお米の紹介炊飯の紹介でしたが、ポテトサラダやローストポークといったおかずも作ることができます。

アイラップとカセットコンロがあれば、被災した際の食べ物にもバリエーションができます。
昨日の放送でもお話しましたが、あったかい食事を食べることにより体温も保持をすることができますし、食中毒の予防をすることもできます。
是非災害への備え、普段の調理に一つ備えておいてください。

アイラップはとても便利で重宝するグッズです。
私もたくさん備蓄しています。
ただどんなに便利で使えるアイテムであっても、正しく使わなければ事故になります。SNS に投稿されている情報は必ず一度、このやり方はして大丈夫だろうかという視点を持つようにしてください。

防災は、日々の積み重ね。
自分自身と大切な人の、命と心を守るために
今日できることから始めましょう。

最後までお聞きくださりありがとうございました。
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