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親子で楽しめる映画—銭天堂—を観て感じたこと

先日、家族で「銭天堂」の映画を観に行ってきました。子ども向けのアニメとして現在もEテレで放送されているこの作品は、非常に人気があり、過去のエピソードをまとめたDVDもレンタルや購入が可能です。また、児童書としても何冊か刊行されており、活字で楽しむこともできます。

映画は子ども向けではありますが、大人の私も楽しむことができました。ただ、大人にとっては少し物足りないと感じる方もいるかもしれません。それでも、親子で観るには非常に良い作品だと思います。

子どもの感想

映画を観た子どもは、たたりめ堂の闇の世界に引きずり込まれるシーンが少し怖かったようです。特に、自分のお菓子を購入した子どもが悪意を吐き出させられる場面には緊張していたようで、「ちょっと怖かった」と話していました。

その後、「銭天堂のお菓子を買うのは楽しそうだけど、気をつけて使わないといけないんだね」と、自分なりに物語のメッセージを受け取ってくれたようです。このような深いテーマが、親子で話し合うきっかけになるのはとても良いことだと感じました。

私自身の感想

私が映画を観て感じたのは、銭天堂のお菓子は確かに幸運をもたらす一方で、それをどう使うかはその人次第だということです。中には取扱説明書を読まずに使ってしまい、不幸になった人たちがいました。そして、その責任を紅子さんのせいにして逆恨みし、復讐を企てる人間も出てきます。その姿を見て、「なんて心が狭いんだろう」と感じました。

幸運をつかむもつかまないのも、その人自身の選択と責任次第。映画はそのことを改めて気づかせてくれる作品でした。また、登場人物の中には一時的に不幸に陥りかけた人もいましたが、最終的にはみんな幸せになっていたので、安心して観られる映画だと思います。

親子で観る価値

この映画は、親子で楽しむだけでなく、人生の選択や責任について話し合うきっかけにもなる素晴らしい作品だと思います。映画を観た後、家族で感想を共有したり、登場人物の行動について話し合ったりすることで、さらに深く楽しめるのではないでしょうか。

これからも子どもと一緒に、心に残る映画を観ていきたいと思います。「銭天堂」は、家族で観るのにぴったりの一作でした。

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