読んで良かったと思える本
安倍元総理の本「新しい国へ 美しい国へ 完全版」を図書館で借りて読みました。初めて読みました。
共著で本を出してたのは聞いたことがありましたが、「美しい国へ」と今回読んだ本があることは知りませんでした(安倍さんごめんなさい)。
「美しい国へ」は2006年で今回の本は2013年なので、政治にまだ関心がなかった頃だからかも知れませんが、発売されていることすら知りませんでした。
図書館に行っても調べたことがなく、そういえば政治家さんの本は1回だけしかないと思います。
調べずに偶然見つけましたが、参議院議員の佐藤正久さんの安全保障についての本しか読んだことがありませんでした。
他の人が安倍さんのことを書いている本は見たことがあります。
ちゃんと評価するところはして批判している人もいますが、安倍さんのことをずっと批判だけしている人が理解できないので、どんなことを書いてあるのか少しだけ見たことがあります。
日本では今まで安倍さんがいることが当たり前でマスコミの報道の影響もあるとは思いますが、安倍さんには暴言でも何を言っても本当は誹謗中傷に当てはまることが、ただの批判だと正当化されてたところがテレビ、新聞、ネットでもあったと思います。
今まで安倍さんの悪いところを取り上げ、良いところは報じず、言ったことを切り取ってまで悪く見せたり、今回は容疑者を擁護するような報道の仕方もやっていておかしいですし、今までのことも含めて正直に言って狂ってると思います。
ずっと前から変わっていませんが、今回のことでさらに報道の仕方が酷くなったのと、そういうことする人たちは人として最低だと改めて思いました。
今回借りた本の完全版にも2006年のが載っていますが、安倍さんは時代を先読みしているところがすごいと思いました。
この本に載っていることは今でも当てはまることが多いですし、勉強になると思います。
外交のところは世界情勢が違うので、今とは違うかなと思ったところもありました。
2006年に全く聞いたことがないジェンダーフリーという言葉でも私が知らなかっただけで、その頃からその言葉を知っていたことに驚きでした。今見るとアメリカの影響もあるかもしれませんが、聞くことが多いなと感じてた言葉でした。
「端午の節句やひなまつりで男らしさ・女らしさを押しつけるといって否定するような教育が行われていることが指摘され、東京都教育委員会のように、この用語を使うことを禁じる自治体も出てきて、その結果ジェンダーフリーという言葉は使われなくなってきたが、ジェンダーフリー的な考え方は、教育現場に広く普及している」と書いていました。
家庭科の教科書などは、「典型的な家族のモデル」を示さず、「家族には多様なかたちがあっていい」と説明すると書いていましたが、「多様」という言葉もよく聞くようになりましたが、私は前から特に政治的なところでこの言葉が出てくることが多いので、怪しいと思っていましたし、まやかしの言葉だと思っています。
安倍さんは以前、自民党の「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」の座長をつとめていたことがあるそうですが、初めて知りました。
「たしかに家族にはさまざまなかたちがあるのが現実だし、あっていい。しかし、子どもたちにしっかりした家族のモデルを示すのは、教育の使命ではないだろうか。」と書いていましたが、その通りだと思いました。
最近発売された本みたいと思ってしまうところが他にもありましたが、この本を読んで安倍さんについて知らなかったこともありましたが、勉強になりましたし、心から読んで良かったと思える本でした。