富美子の足(2018)/監督:ウエダアツシ
「TANIZAKI TRIBUTE」として谷崎潤一郎の短編小説の中から3作品(『神と人との間』、『富美子の足』、『悪魔』)を映画化したものの一つ。主演は、片山萌美、でんでん、淵上泰史。
物語は、金持ち老人(でんでん)が、足にコンプレックス(?)のある風俗嬢の富美子(片山萌美)を愛人にし、その足を偏愛するというもの。
以前、noteの記事に書いた『鍵』しかり、谷崎潤一郎の作品に出てくる人たちは、それぞれ強烈なフェチズムをもっているけど、自分の性に忠実で隠そうとしない。むしろ、自分の性癖に他人をも巻き込もうとする。身勝手な人ばかりだけど、そう振る舞えることが羨ましくもあります。