石井美保『遠い声を探してー学校事故をめぐる〈同行者〉たちの記録』岩波書店、2022年
鈍いなと思う。自分も自分の働いている職場も。 働いていると業務に追われ、瞬間瞬間は大きな出来事、非日常的な出来事と思えても忘れ去られがちなことは少なくない。日々こなすべきルーティーンに追われると、日常を過ごす中で浮かび上がる子どもたちや保護者、周囲の職員の心の模様を見つめようともしなくなってくる。本来、その時々の感情を具にみとっていく必要があるにもかかわらず…
勤務校では、毎年6月から7月にかけてプールが始まる。それと同時期、ふとネットを通して知った本を読み始めた。かなり