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ダテ男 ライアン鈴木から盗むコミュ術 … YouTuberランキング10月7日版

「またもや1ヶ月過ぎてしまった…」と呆然としているじぃじです。


YouTuber ランキングを更新してみた

またまたほぼ1ヶ月ほったらかしにしたランキングに更新してみました。

2024/10/07時点での YouTuber ランキング

相変わらず HIKIKANTV のチャンネル登録者数が頭打ちのようです。ご存知のとおり9月は自民党の総裁選や立憲民主党の代表選など政治での動きが多かったので、テレビ放送に注目された印象ですし、Netflix 『極悪女王』の宣伝も凄かったですからねぇ…

ライアン鈴木って誰?

さて今回ランキングリストに新たに追加したチャンネルは『ライアン鈴木』。今、物凄い勢いで登録者数を増やしてるチャンネルです。

一応、英語系チャンネルに分類できるのでしょうが内容は…

…と、こんな感じでライアンが海外の女の子に話しかけまくる Vlog です。
ちなみにご本人のチャンネル紹介を引用すると…

え?

「何...このキザな変な人...」そう思って、この概要欄まで来た そこの君!
ようこそ、我がライアンワールドへ。

このチャンネルでは、【エンタメ英語動画】を投稿している。
僕自身が世界を周り「英語」で人と繋がっていくチャンネルさ。
僕が25歳から英語を始めた理由は、「新しい世界」を見てみたかったから。単純に、英語を使って世界中の人たちと話すことにワクワクしたんだ。

さあ、実際に英語を話せるようになった今、どう感じるのか。

【相変わらず、ワクワクしている。】

こりゃびっくり。
正直、新しい場所に行って、観光名所・景色を見ることはだんだん飽きてきた。行けば行くほど、最初の感動はなくなっていく。しかし「人」には飽きないのだ。
新しい人に出会い その人を知っていくのは、未知の場所を探検するようなもの。会話は、その人の魅力を探す旅。

みんなその魅力が違うから、美しい。 僕たちは人に出会って、視点が変わる。文化が遠い人に出会うほど、「常識」がぶっ飛ぶ。だから英語は、いい。 外に出て初めて、日本の良さに気がつく。そう、出会いは、一期一会。 じゃあ、またライアンワールドで会おうぜ。あばよ。

ライアン鈴木【英語エンタメチャンネル】

じぃじには「ちょいワル親父」で知られるパンツェッタ・ジローラモ系列の品があって陽気なキャラクタに見えます。

元は福島中央テレビのゴミ拾い活動のコーナーに出演してた俳優

で、経歴をググってみたところ…出て来たのは「鈴木文健」という本名。
次のページで経歴が紹介されてました。

地方のローカル局出身のタレントと言えば大泉洋を思い出しますが、それに比べるとライアンは(グッと品が良い)ヨーロピアンなイメージで、じぃじにはジローラモを彷彿させます。

このチャンネルの魅力

このチャンネルにじぃじが好感を持っているのは、中高大とサッカー一筋の脳筋野郎がバイリンガルのイケメンに変貌して行った過程を(ちょこっとずつだけど)映像の形で残しているところ。大泉洋の場合は北海道テレビが制作した想定外のお化け番組『水曜どうでしょう』が成功の鍵だったわけですが、ライアンの場合は YouTube がその代わりになってるんじゃないかなぁ?とじぃじは推測しています。

チャンネル開設は2021年4月ですが、その後いくつもの試行錯誤へて、2022年12月から始まるイギリス編を皮切りに、現在の Vlog スタイルにたどり着いたように感じます。一見「行き当たりばったりの一人旅」ですが、よく見ると映像の端々によく計算された演出が施されているようにじぃじには見えます。

異文化コミュケーションとしての『ライアン鈴木』

ランキングには『バカイト』や『Kay & ZooKatsu』などの英語チャンネルがありますが、両者とも異文化コミュニケーションに力点を置いていて、それ故に毎回何らかの企画を捻り出さないと映像制作にかかれない。それに対し『ライアン』の映像はいつも「女の子たちに決まった2つの質問を投げかける」だけ。現地に行って、撮影をしながらひたすら声をかけまくって、その中から良いものをピックアップしてコンテンツ化。これはライアン自身のリアクションスキルが必要条件になりますが、話しかけた女の子のアクションが千差万別なので映像の面白さのバリエーションは無限大…つまりライアンが活動し続けられる限りネタが切れることはないことにじぃじは感心しています。

英語チャンネルとしての『ライアン鈴木』

元々『ライアン』は英語習得を主目的として始めたチャンネルだったからか、英語教材としての要件は綺麗にクリアしている…例えば映像で登場する会話には日英の字幕が必ず表示されます。『バカイト』にもよく似た状況は度々登場するのですが、日本語と英語がチャンポンになってる会話が多くためか字幕は緩めになってしまいます。

が『ライアン』にはそういう映像はありません。もし会話が立ち入った内容になっても、編集でカットされてます。もちろん相手のプライバシーの問題への配慮もあっての事でしょうが、そもそも日本人に英語教材ではなかなかない「英語の生の会話」を見せることに重きを置いているように見えます。

コミュニケーション技術教材としての『ライアン鈴木』

最後にコミュニケーション技術としても『ライアン鈴木』は優れた教材に見えます。
映像中のライアンはとにかく相手(の女の子)をひたすら褒めまくる。そもそもこの「英語で相手を褒める」表現って教科書ではなかなかお目にかからないのですけども、「さらに相手から多くの発言を引き出す」技はコミュニケーション技術としてもかなり高等な気がしています。
映像の中でライアンが飲み物をオーダーするシーンが頻繁に現れます。甘党のライアンは「チョコレートの…」のような具体的な要件を提示して、リコメンドを求めることが多いです。で、リコメンドが返ってきたら褒め言葉を一言添えてそのままオーダーする。これでオーダー係とはすぐに仲良くなっちゃう。
最初にライアンがこの会話をテンポ良くこなしているところを見て「すごいなぁ」とじぃじは感心していたのですが、経歴をみて彼にはテレビのパーソナリティの経験があったんので得心しました。まぁ、これだけ場数を踏んでれば自ずと体得するこのなんでしょうが…

ともあれ…

ライアンの映像を見ていて一番思うことは「嫌にならない」ことです。ぶっちゃけ、彼が女の子たちと交わす会話は特段目的のない(正直意味のない)会話です。ですが、そんな会話を「案外楽しいなぁ」と感じさせるところが、このチャンネルの最大の魅力です。

まぁ、還暦過ぎのじぃじにはガールハントの意欲はありませんが、でもいろんなシチュエーションで会話が続かないことに悩むことはちょくちょくあります。たぶん「会話を楽しむ」ことに慣れないせいだと思うんですがねぇ。

というわけで…

『ライアン鈴木』を見て「ライアン」の技を盗もうと目論むじぃじです😛

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