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YouTuberとしてみた国民民主党… YouTuberランキング11月12日版

「ランキングは月1が良いのかも?」と思い始めているじぃじです。


YouTuber ランキングを更新してみた

またまたほぼ1ヶ月ほったらかしにしたランキングに更新してみました。

2024/11/12現在のYouTuberランキング

全体的には、登録者数の頭打ち感が漂う HIKIKANTV チャンネルを始めメディアとして飽和してきた感じがします。例外のちいりおちゃんねるを除き、登録者百万人を超える「金の盾」をゲットしたチャンネルはいずれもコロナ禍前から続いている、つまり YouTube のブレイク時に多数の登録者を獲得したチャンネルです。このクラスは努力と登録者増が結びつきにくくなっているように見えるので、モチベーション維持が大変なのではないでしょうか?そのクラスに到達してなくても…例えばましゅぽのようにチャンネルページが消滅してしまった例もあります。
で「今、勢いのあるチャンネルは?」を示す、1本あたりの登録者獲得数でランキングを作ってみました。

2024/11/12現在のYouTuber集客数ランキング

もっとも「勢いは維持している」とはいってもアイドルのいる生活のように以前のブームが終わって登録者減が顕在化してきているチャンネルもちらほら見受けられますし、上原浩治のように「金の盾」目前で数ヶ月間、足踏みを続けている…いずれのチャンネルも「努力は続けているけど…」といった感じ。そういう意味では、前回紹介したライアンは新しいコンテンツスタイルを提示してるので、かなり頑張っているように思います。

YouTuberとしての国民民主党

10月の注目は政治系YouTuberでしょう

さて10月は、自民党総裁選を皮切りに衆議院選、さらにアメリカ大統領選と政治の世界のイベントが目白押しだったので、政治系 YouTuber も例外的に注目を集めました。じぃじお手製のランキングの中では髙橋洋一チャンネルさささのささやんスパイチャンネルなどが該当しますが、

中でも高橋洋一先生は登録者数で椎名林檎と並びました。このチャンネルは財務省OBの大学の先生がアンチ財務省を語るところに面白さがありまして、確か東大の理系学部卒で数字にめっちゃ強いところからエビデンスもしっかりしてます。まぁ上から目線の語り口にイラッと来るとこもあるのですが…10月は衆議院選の与党過半数割れを予測したり、大統領選でトランプ当選を予想したり…と大活躍でした。動きの少ない「金の盾」ホルダーなのに1ヶ月で登録者数を3万人伸ばしたところは圧巻でしたねぇ。

最大の注目はやはり国民民主党

ですが、10月に政治系 YouTuber で最も注目されたのは8月のランキング紹介の際にちょろっと触れた国民民主党です。7月、8月、9月は登録者数が4〜5万台をウロチョロしてたのですが、10月に選挙が始まると大爆発して登録者数はなんと18万人を超えました。じぃじのランキングでも45位から36位までジャンプアップ。これは飽和状態にある YouTuber 界隈でも非常に目立つ結果です。

このチャンネルの魅力

このチャンネルの最大の魅力は代表の玉木雄一郎氏と幹事長の榛葉賀津也氏の定例会見のライブ配信です。最近、テレビにもよく登場するようになった榛葉さんはこの方です。

ちなみにライブ配信された映像は次のページに集約されています。

政党の公式の定例会見ですから、話題は基本的に政治の話ですし、質問するのはテレビや新聞の記者です。もちろん、シナリオ無しでガッツンと行くところが普通の YouTuber とはちょっと違ってます。

中でも人気があるが党幹事長の榛葉賀津也参議院議員の会見で、公党の定例会見だというのに、話題は高校野球からプロレス、落語、さらに暴走に留まらずうなぎにヤギと…なんでもありの内容です。下記の映像、高校野球の話は9:23あたりから、うなぎの話は 14:02あたりからです。

このように政治とは遠い緩い質問にもユーモアを交えて丁寧に回答する榛葉さんの応対に、ジャーナリストたちもつい悪ノリしがちなのです。

榛葉さんの相方、フリーホッター

ちなみに 11:06 と16:47あたりから会話に割り込んでくるジャーナリストが、今人気のフリーホッターことフリージャーナリストの堀田佳男氏です。

この会見の最後で堀田さんから宿題をもらった榛葉さんなんですが…
宿題をちゃんとやった榛葉さん、次の会見でなんと堀田さんが欠席したので大激怒。思わず抗議しちゃいます。19:54あたりからご覧ください。

ということで、この榛葉さんと堀田さんの丁々発止のトークは下手な漫才より面白いとじぃじは思うのですが…どうでしょう?

さらにとんでもない悪役まで登場

…とまぁ夏頃はアットホームな感じで、和やかだった幹事長の定例会見だったんですが、衆議院選で大躍進して一躍マスコミの注目を集めるようになった国民民主党。とんでもない輩まで引き寄せてしまいます。25:56あたりからどうぞ。

この左翼活動家のようなジャーナリストは横田一氏。かつて小池都知事が生活の党を立ち上げようとしたときに、インタビューで「排除します」発言を引き出し、枝野氏が立憲民主党を結党するキッカケを作った人物としてマスコミではよく知られてるいるそうです。

左派活動家のようにルールを無視して発言を続ける横田氏に堀田さんが激怒して場外乱闘を繰り広げる一幕(27:10〜)もあり、この映像は政党の公式会見では異例の34万回再生を記録しました。ちなみにこの横田氏、その後も国民民主党の会見に出没して会見荒らしを続けています。

YouTuberとしてみた国民民主党

今回の衆議院総選挙の結果を見れば、国民民主党の YouTube を積極的に活用したメディア戦略が功を奏したことは明らかです。ですが、ここでは敢えてYouTuber としての国民民主党について考えてみたいと思います。もちろん、このチャンネルは収益狙いではなく告知目的の YouTuber としては一般的ではない存在ですが、それでも企画・運営面で参考になる工夫があります。

国民民主党の YouTube コンテンツを一言で説明すると「ライブ・パフォーマンスの面白さ」だとじぃじは考えます。子供の頃みた1960〜1970年代の関西の喜劇舞台を今に再現したように思えるのです。具体的には…

榛葉幹事長の雑学的博識によるバックボーン

国民民主党といえば代表の玉木さん、東大卒・財務省OB・財務経済政策通の超エリートの1枚看板のイメージをじぃじも持っていたのですが、ネット活用を積極的に進めるにあたり榛葉幹事長を起用した2枚看板で広報を務める体制に変えたようです。もちろん玉木さんも弁舌が巧みなんですが、ともすれば専門性に寄りかかってしまう…つまり「話が難しすぎてわからない」というエリート特有の弱点が見え隠れします。

そこを補完することが榛葉さんを起用した目的・理由なのでしょうが、例えば「うなぎの稚魚」の話。これは静岡選出の参議院議員ならではなんでしょうが、支持者からの耳学問から始まる知識獲得だったのではないか?とじぃじは想像しています。ジャーナリストからどんな質問が出ても鮮やかに回答する、もし回答できなくても話を繋いで相手の期待を引っ張るトーク術には目を見張るものがあります。在野から政界に転じ、真面目に政治活動をしてきた証というのが、叩き上げの国会議員の胸板の厚さを感じます。彼の特筆すべきスキルが大前提の広報戦略なんでしょうね。

記者をも巻き込む会見場のアットホームな雰囲気作り

榛葉さんの巧さは会見場の雰囲気作りでも目を見張るものがあります。質問を受ける際、所属組織と記者の名前は必ずコールしますが、可能であればプロフィールまで一言二言発言します。これは会見をYouTubeで見ている視聴者を意識してのことだと思いますが、そうやって取材する記者も土俵に引きずり上げることにより「みんなで良いパフォーマンスを見せましょう」という雰囲気も作り上げているように思います。またフリーランスの記者も差別なく丁寧に応対することにも好感が持てます。時にはフリーホッターのように暴走し始めますが、これまで密室劇であった政党の幹事長会見がYouTubeのお陰で演劇のようなパフォーマンスに変わった。質問する側の記者のモチベーションが上がるのも当然ですよね。

誰が見ても悪役まで登場する劇場化した会見

そこにフリーの横田さんまで登場してくると…もうこれは完全に喜劇の舞台(もちろん偶発的に起こってることでしょうが)。中には「これ、実は裏で台本があるんじゃないの?」って疑っている視聴者もいるかも知れませんが、そもそも左派の極論を主張する人って、その存在自体が芝居がかっているというのがじぃじの見解です。実に「事実は小説よりも奇なり」ですね。この毎度大荒れする会見をなんとか納める続けているところに、よくできた質の高い喜劇パフォーマンスを感じます。YouTube を介してリングサイドで見てる視聴者にとって、これほど面白い出し物はないです😛

とまぁ、最近ではあまり見かけなくなったライブパフォーマンスの妙味をこんなところで観れるとは…とじぃじは結構楽しんじゃってます。子供の頃によく観た喜劇の舞台の劇場中継を思い出します。藤山寛美が率いる松竹と岡八郎が率いる吉本の2つの喜劇団が凌ぎを削っている時代です。やすきよが若手扱いされてました。あの頃の喜劇は一応台本はあるんだけどねぇ…というくらいのアドリブ連発でね。毎回ハプニングだらけで、そこを全部拾って笑いに変えるのが芸人の技とされてました。もちろん節度はちゃんと守ってですがね。が、これはパフォーマンスしている時の瞬発力が求められるので誰にでもできることではない。その後はドリフターズなどの作り込んだ笑いが主流になりました。今はライブパフォーマンスで勝負している YouTuber もちょくちょく見かけますが、なんか歯止めがかからなくて嫌な印象も残ってしまう。彼らは榛葉さんに品の良いまとめ方を習った方が良いでしょう。それが「芸事として昇華する」ってことなんで。出ないと残らない。

副次的なことですが…

一般の視聴者が政党とマスコミのリアルなやりとりを目にすることができるようになったのは非常に大きな意味をあるようにじぃじは思います。今年は漫画『セクシー田中さん』の原作者芦原妃名子さんの死去やサッカー日本代表の伊藤純也選手の性加害疑惑報道などメディアの強引なやり方が問題になる事件が頻発しています。国民民主党の定例会見の映像を見ると、フリージャーナリスト横田一氏の発言など、視聴者はジャーナリストの強引なやり方を具体的に確認することができます。多くのジャーナリストが政治家の不正を追求していますが、果たしてテレビや新聞が訴えている正義は真実なのだろうか?という疑義を持ってしまう。今、盛んに党代表の玉木さんの不倫がテレビでは盛んに報道されてますが、ネットでは玉木さんを擁護する意見が多いようですし、中には財務省とメディアが結託して玉木さんを貶めようとしているとの陰謀論も耳にします。

今回の国民民主党の成功を受け、政治家や政党が今後はYouTubeへ傾斜していくことになることは間違い無いでしょう。いずれ、本当に不正を働いたのは誰か?が明らかになるんじゃないか?とじぃじは思ったりします。

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