刀剣乱舞廻を見た
DMMTVに入会したので、「刀剣乱舞廻 燃ゆる本能寺」を見ていた。
舞台『刀剣乱舞』の「虚伝 燃ゆる本能寺」のアニメ化である。
ゲームのメディアミックスをさらにアニメ化する……という入れ子構造になっている。しかし元のシナリオが初期に作られただけあって、刀剣乱舞ってこんな感じなんだなーと思うにはよい作品だと思う。刀ステ自体が大量に伏線を仕込む作品なので思わせぶりな描写が多いが、そこを踏まえなくても話はわかるのでこの回は気楽に見てほしい。
話はおおむね舞台版と同じように進むが、アニメならではの幻想的な表現がある。舞台は人間が演じる以上制約が多いので、アニメでその制約が外せるのはいいね。
舞台版と違って、話と関係ない刀剣男士がちょくちょく登場する。特にゲーム開始時に選ぶ刀、初期刀(ファンによる通称。公式名は始まりの一振り)がよく出てくるのが印象的だった。「燃ゆる本能寺」で話に絡む初期刀は山姥切国広だけである。ちらっと映る刀剣男士も多いので、好きなキャラを探すのが楽しかった。
廻本丸では、内番で野菜を作る以外にも、森に入って木を伐採したり、馬に運動をさせたり、川で洗濯をさせたり、自給自足に近い生活だった。他はともかく洗濯は洗濯機ないんだろうか。しまいに畜産まで始めそうな勢いだった。こういう生活の現実味っていいよね。
廻は8話という日本のアニメでは珍しい回数で終わる。DMM独占配信なので、1クールという単位にこだわらなくてもいいのだ。配信文化が進んだら、アニメの回数も柔軟になっていくのかもしれない。
キリのいいところで終わるのかと思ったら、ノリノリで続編作るつもりの結末で笑った。続編の「暁の独眼竜」へのクリフハンガー作りまくりだった。ちなみに刀ステ自体は同じくDMMTVに入会すれば月替わりコンテンツとして見られるため、続きが知りたい人はそちらから見てほしい。DMMのアカウントがあれば刀剣乱舞のコンテンツのかなりの割合が見られるって便利だよなあ。