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成長している

毎日生活が単調で、何年も同じことをしていたとして、どこかその生活を変えたいとか思うことはありますか。

また、今の自分に不満を感じ、生き方を変えてみたいと感じることはどうでしょう。

私はよく、生活や自分を変えたいなとか、生き方を変えたいと感じていました。

特に大きな不満というものはないのだけれど、なんとなくこのままでいいのかなとか、何かに挑戦してみたい気持ちもあったからです。

ただ、大きすぎる目標に対してはとても勇気が出ず、出来ない理由をわざと自分で探し、気が付くとずるずるとそのまま何年も過ごしているという事が多くありました。

簡単に言えば、不満のない人生だけれども、その一方で、大きく満足もしていない人生を送っているという感覚でしょうか。

そして、心のどこかで、

『いつか誰かが変えてくれたらいいな』

という風に、誰かに何とかしてもらうのを待っているような感じもありました。

私たちはずっと同じではいられません。
同じようにいたくても出来ないのです。

年齢とともに、見た目が変化していくことはもちろん、日々積み重ねていった経験や知識、記憶は、毎瞬毎瞬変化を重ねていると思います。

ただその変化が、目に見えないほどの小さな状態が長く続くと、変化していないように見えてしまうこともあると思います。

そのため、今の私には変化がなく、大きく変えたいと思ってしまうこともあるでしょう。

植物も、はじめは土の中で種から発芽しますが、土の表面にはまだ現れません。

見た目には、土の中で、本当に成長しているのか、していないのか全く分からない日々を過ごすことになります。

しかし、土の中では確実に芽を出し、土の上に顔を出すまでに成長を続けいます。

ですから、
『どんなことでも物事が表面上に現れるまでには、時間がかかる』
という事を知っていたほうが良いのかもしれません。

時間がかかるというのは、忍耐とか我慢ではなく、すべての物事や変化にはそれぞれに適したタイミングがある、という事です。

また、その環境になるまで表面にあらわれることはないという事もあります。

要するに、すべての準備が整った時に、初めて表に顔を出すという事です。

人生を変えたいと思った時、その芽はすでに心の中で発芽しているのですが、まだ外には現れません。

環境と、自分の意識にその準備が出来た時、始めて現実として表面にあらわれるのです。

ですので、何かを変えたいと考えた時には、同時に今の私にその準備が出来ているかも見ておく必要があります。

では、その準備が出来た時とはどういう時でしょうか。

例えば、どこかに出かけることを考えた時に、どんな準備をしますか。

日程を決めて、その日は他の予定もお仕事もお休みにし、持ち物を揃え、行く場所を考えるでしょう。

後は放っておけば、様々な乗り物がそこに連れて行ってくれるし、食べたいと考えていたものも、そのお店に行けば出てきます。

準備とは、予定を組んで、そうすると決めることです。

ただ、この動作はよく考えたら毎日していませんか。

明日することを考えて、明日の準備をし、明日はこのように行動する、と毎日決めているはずなのです。

そのため、私たちは遠くのどこかに出かけるときだけではなく、日々、土の中から発芽したものを現実に現わしていることになります。

その発芽のタイミングが、一日単位で出来ることなのか、数日かけて行うのか、それとも何年かかかる芽なのかの違いでしょう。

しかし、時には発芽せず終わるものがあります。

それは、きっと芽は出ないだろうと諦めて、水をあげるのをやめるときです。

芽の方は、土の上に顔を出そうとして日々成長をしようとしているのに、私が諦めて水をあげるのをやめてしまえば、その芽は発芽せずに終わるのです。

ですから、私たちはたくさんの芽、可能性を持っていると信じ、またその芽はいつも成長をしていて、表面にあらわれるのをいまかいまかと待っている。

あとは私たちが自分の力を信じて、そのための準備ができるかどうかでしょう。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!







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