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もやもやする気持ち

気持ちのもやもやを感じたことがありますか。

または、理由がわからないけれど、心に雲がかかってすっきりと晴れないような感じはありますか。

私は最近、今までずっとそう感じることが多かったことに気が付きました。

いつも心がどこかもやもやしていたり、すっきとと晴れない。
感情をどれも全力で味わうことが出来ていないという事に、気付けていなかったのです。

例えば、子供の頃のように嬉しいとか、悲しいとか、いろんな感情を全力で出し尽くすことがなく、どこか人に気を遣ったり、自分の中でセーブしていたり、それが習慣化されてしまっていたのだと思います。

そのため、心にもやがかかっているような状態が、もはや普通になっていて、それをおかしいと感じることも無くなっていたのだと思います。

思考の面で言うと、ブレインフォグ(脳の霧)がよく知られていると思います。

思考力や集中力の低下、混乱したり、物忘れ、頭がかすむといった症状などを指すようです。

原因は様々で、生活環境の乱れや、病気によるものなど、多岐にわたるようです。

ただそれは、脳だけではなくて、気持ちや意識の方もあるかもしれないなと思います。

感情を感じるときに、どこかその感情を素直に受け取れなかったり、喜べないことがあります。

例えば、嬉しいとか、楽しいという気持ちを味わうことは良くても、怒りや悲しみ、苦しみを感じたくない、受け取りたくないと思うでしょう。

誰だって、良いものだけを受け取りたいと思うものです。

しかし、それでは感情のすべてを受け入れることはできず、条件付きになっていると思うのです。

私にとって心地よいものは受け取りますが、そうではないものは受け取りません、と。

選ぶことも必要かもしれませんが、受け取る受け取らない時に、自分の中の正義か悪かで分けた受け取り方をしないことも大切なのかもしれません。

もしも、気持ちにもやもやがあるとしたら、それはどうしたらいいのでしょうか。

それが外的要因から出ているものであれば、対処することも必要です。

例えば、もやもやの原因が人間関係であれば、その関係を見直したり、自分自身に対してであれば、今の自分を見直してみるのもいいかもしれません。

もやもやがあるのが悪ではなく、それを無視して、放置し続けている事がよくないのかもしれません。

もしも、気持ちがもやもやしていたら、私は一体何について気持ちが落ち着かないのか、どうなったらすっきりするのか、それに対して起こせるアクションはあるか、などを段階的に見ていくといいでしょう。

また、そのもやもや自体にも深い理由があるかもしれませんから、始めは表面的な理由を少しずつ解消していき、徐々に心が開かれていけば、深いところを見ることもできます。

そのうちに、私はこんなことを思っていたのか、あの気持ちの裏にはこんな感情が隠されていたのか、という風に、感情の裏側を読み取れるようになるのかもしれません。

そうやって、表面の霧を少しずつ取り除き、本来の自分に戻れるのでしょう。

本来の自分とはどういう状態でしょうか。

身体で言うと、とてもリラックスした状態だと思います。

今は緊張、どちらかと言うと過緊張の状態になっている人も多いのかもしれません。(私もそうですが)

いつも何かに怯え、警戒モード、周囲の人の一挙手一投足に対して敏感に反応している人が多いと思います。

そのため、何かあるごとに炎上したり、人の行いに対して、どこか見張っているような感覚が強くあると思います。

確かに深い霧の中では何も見えませんから、いつも警戒するのは当たり前です。

ただ、そのような状況では、誰もリラックスは出来ないですし、いつも恐怖を抱えていては、心も冷え切ってしまいます。

本当はみんな心のどこかで

『安心したい』

と思っているのではないでしょうか。

ですから、私は安全なのだ、私は安心していると思えるようになるには、気持ちを感じ、その一つ一つを見ていくことが必要かもしれません。

そういう小さな作業を繰り返すうちに、いつの間にか心の霧が晴れていることに気が付くのでしょう。

いかがでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございます!







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