
住宅設計者の「家と子育て」 3 オムツ替えと畳と魔法の袋
オムツ替えは一日に何度もあるので、一番腰に負担がかかりやすい行為だったと思います。(40代半ばの場合)
今思えば生後の3kg前後の頃など楽なものだったともいますが、それでも不慣れなせいで変な力がかかってしまい腰を痛めました。
理想的には店舗などに備え付けてあるおむつ台の高さ(90cm~1mくらい)でできると一番楽だと思いますが、なかなかそのような高さに赤ちゃんを寝かせるスペースがある家というのは少ないように思います。
我が家の場合は当初はベビーベッドの上で替えていました。

なぜか当初は上の写真のように親が立つ位置に対して横にした状態で、親側としては無理な体制で替えていたのですが、途中で足を手前にする一般的なスタイルの方が楽だと気づきました。
ベビーベッドは製品により高さもいろいろだと思いますが、70cm以上あるのならなんとかオムツ台として使うことは出来ると思います。
また、いろいろ飛んでくるなどのリスクはありますが、食卓の上に置いて椅子に座って替えるのも比較的楽でした。
9ヶ月頃からは遅めのつかまり立ちが始まりベビーベッドの高さを下げたのと、やたら転がりまわるようになったので畳の上に転がして替えるようになり、実はこれが一番腰に負担がかからないということが発覚。
何故最初に床でやろうと思わなかったのかと当時の自分に聞いてみたいところですが、やはり何もかもが初めての状態でいろいろと頭が回らなかったのだと思います。
畳が無い家庭も多いかと思いますが、3歳位までは畳があると何かと重宝するので2畳分くらいあればじゅうぶんなので畳マット(できれば表がい草のタイプ)を導入することをおすすめします。
また、よくありそうなおむつ替えの時に諸々発射される問題ですが、実際は滅多にない(個人差はあるでしょうが)ので最初から対策グッズを買うほどのものではないように思います。
続いてニオイ対策です。
密閉型のニオイが漏れないゴミ箱というのもありますが、かといってオムツをそのまま捨てると生ゴミと同じでゴミ箱を開けた時の悪臭がけっこう出るような気がします。
それで、防臭袋のBOSというのを使うことにしたのですが、これがかなり優秀な商品でした。
1枚10円以下で、入れたものは鼻を近づけてもほとんどニオイません。
結局オムツ用のゴミ箱は密閉タイプではない普通の蓋付きのものにしてこの袋に入れて捨てることにしました。
当初は大盤振る舞いで大小関わらず袋に入れていたのですが、だんだん臭いに対して鈍感になったのか、常に使うのがもったいなく感じるようになり小のときにはダイレクトにゴミ箱に入れるようになりました。
それでもゴミ箱を廊下に置いておけばほとんどニオイを感じることはありませんでした。
この袋は外出時も大活躍で、外でおむつ替えをした際にもこれに入れてしまえば鞄の中も無臭、おむつが取れてからも外でお漏らしなどの際にも安心、しまいには外で香りの強い食料品を買って帰る際などにも使うようになり、常にカバンに数枚は常備しておくようになりました。
※この記事は2017年に自社ブログに書いた内容に加筆訂正したものです
・お知らせ
このしばらく後に家を建てる事になり、設計経緯をまとめたマガジンです。
これから家を持とうと考える方の何らかのヒントになるかと思います。
また、建築の楽しみ方なども書いてます。