株式会社エキップ

東京都の建築設計事務所 / ワンストップリノベーション会社です。 少人数で不動産、設計、施工を網羅しています。 意匠と性能のバランスを重視しています。 https://ekip.co.jp

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マガジン

  • 子どもとの建築旅

    子連れで行く建築関連の旅を書いていきます

  • 建築と親しむ

    建築を楽しむための観点を100%個人の趣味でご紹介します

  • 住宅設計者の「家と子育て」

    住宅設計者の子育ての記録をなるべく家に関係する範囲で書いてます。

  • 住宅設計者の自分の家づくり

    住宅設計を生業にする私が自分の家を建てることになりました。 土地探しから竣工までの過程や設計方針など惜しみなく出し切ります。 担当:柳本

最近の記事

父子二人でミラノデザインウィークへ 6 プラダ財団~ドゥオモ

ミラノ2日目になります。 朝食は徒歩10秒ほどの場所にあったパン屋さんにて調達しました。 https://maps.app.goo.gl/AoJUofFZtAVhLgDV6 まあまあ大きめのいちごチョコのかかったドーナツが2ユーロ程度で、円安を考えなければお手頃と言えるでしょうか。 この日は別行程で来ている妻がフリーとのことで、朝から合流してプラダ財団に向かいました。 いろいろあって予約の時間を1時間ほど遅れて到着しましたが、特にお咎めなく入れてもらえました。 子

    • 建築と親しむ:ツマミ

      今回は家具の扉や小さなドアなどに使うツマミ(取っ手)についてです。 名前の通り指でつまむくらいの小さなものですが、使いようによっては意外とコスパよく結構空間の印象を変える効果もあるので、あまり気にしていなかった方もちょっとツマミについて考えてみてはいかがでしょうか。 私達が家具などの設計をする際に扉をどのように開けるか考える際に選択肢として挙がるのは ・ツマミをつける ・扉自体に手掛加工 ・プッシュオープンにする の3つが一般的かと思います。 私自身も含め、いわゆる「設

      • 父子二人でミラノデザインウィークへ 5 民泊からサン・シーロ

        さて、当初の予定から1時間押しでミラノ中央駅まで戻ってきました。 予約していた宿は中央駅から徒歩5分くらいの民泊で、いわゆる賃貸のアパート的つくりの部屋になります。 建物の前でスタッフの方と落ち合い、部屋まで案内してもらい、一通りの説明を受けて鍵をもらいました。 コミュニケーションは英語で問題なくできました。 建物は二重のオートロックで年代物のエレベーターが付いていて、部屋からはオートロックを開けられないようなので、住むには不便そうですがセキュリティ面では比較的安心で

        • 父子二人でミラノデザインウィークへ 4 ~ヴェローナのカステルヴェッキオ博物館へ

          初日の主な予定としては ・ヴェローナのカステルヴェッキオ博物館(カルロ・スカルパ設計)を見る ・サン・シーロスタジアムでサッカーの試合を見る の2点がありました。 まず、マリペンサ空港からヴェローナまで向かうのですが、鉄道でミラノ乗り換えでの行程になります。 チケットは自販機でも買えるのですが、乗り換えがあるので何か間違えると嫌だと思いカウンターで買うことにしました。 カウンターは英語でのやり取りができて、イタリア訛りはむしろ聞きやすく、無理のない乗り換え時間でのチケッ

        マガジン

        • 子どもとの建築旅
          6本
        • 建築と親しむ
          5本
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          14本
        • 住宅設計者の自分の家づくり
          21本

        記事

          父子二人でミラノデザインウィークへ 3 ~出発編

          いよいよ出発となりますが、AirChinaの事前のWEBチェックインがうまくいかず(チェックインが完了したのにeチケットが片方だけ来ないなど)余裕を持って3時間前の17時に成田に到着するように家を出ました。 チェックイン関連でいうと、指定していた座席が機体変更で取り消しになっていて再度選び直すという事態になったのですが、息子側だけ変更できず電話して手配してもらうということがあり、結局上海からミラノへの便も通路側が取れず窓側席になりました。 こういったことは過去に経験がなく

          父子二人でミラノデザインウィークへ 3 ~出発編

          父子二人でミラノデザインウィークへ 2 ~準備編

          持ち物何を持っていくかというのは、特に海外の場合は行先によってそれぞれ検討が必要になりますが、今回はミラノの街中での滞在がメインなので、最悪なんでも現地で調達できます。 とはいえ、旅程が短いこともあり買い物で無駄な時間を使うのも避けたいところですし、特に子どもにとって食べ物が口に合わなかった場合の対策は現地では対応が難しいので事前の準備は必要かと思います。 どの程度のものを持っていくかは人それぞれかと思いますが、私の場合、極力荷物は少なくして、できれば(少なくとも往路は)

          父子二人でミラノデザインウィークへ 2 ~準備編

          父子二人でミラノデザインウィークへ 1 ~計画編

          妻が出張でミラノサローネに行くということになり、息子と二人でただ留守番するのもアレなのでこちらも出張と称してミラノへ向かうことにしました。 息子と二人での海外旅行は初で、イタリアに行くのも初、欧州に行くのは8年ぶりということで漠然と不安はあるものの、息子も7歳になり日本語が通じるようになってきているので何とかなるだろうと、昨年11月ころから計画を始めました。 どこに泊まる?旅行の計画を立てるにあたり、最初に確保するのはキャンセルしやすい宿ですが、サローネの時期のミラノは宿

          父子二人でミラノデザインウィークへ 1 ~計画編

          住宅設計者の自分の家づくり 21 猫襲来

          庭を設けた際に「ある程度虫との付き合いは覚悟しなければいけないな、どうせなら鳥とかも来たら良いな」くらいな感じで何かしら生物との接点が増えるだろうという予測はありましたが、まさか野良の子猫の公園代わりになるとは考えもしませんでした。 我が子が公園で遊んでいることを考えると、猫も安心して遊べる場所がほしいのも理解できるので多少庭が荒れるのは目を瞑って見守ることにしました。 子猫たちは毎日来るというわけではなく、2日続けてきたり、数日来なかったりという感じですが、初めて来たこ

          住宅設計者の自分の家づくり 21 猫襲来

          住宅設計者の自分の家づくり 20 掃除どうしてる?(1階篇)

          家をつくる時に、多くの方が掃除について気にされると思います。 最近はロボット掃除機の進化やユニットバスの自動洗浄など、なるべく手間を掛けずに済ませるための商品が増えてきていてますが、自分の家に関しては無理のない範囲で自分で掃除したいと思います。 一番の理由は定期的に目で見て確かめることで家の変化に気づきやすいということで、汚れの溜まりやすい場所、ちょっとしたずれやヒビなどは経年で必ず出てくるもので、すぐに手を加えるかどうかは別として早めに気づいておくに越したことはありませ

          住宅設計者の自分の家づくり 20 掃除どうしてる?(1階篇)

          住宅設計者の「家と子育て」12 子育て目線の家づくり~家に求める安全性

          家の中というのは案外危険が多く、残念なことですが設計由来のお子様の事故というのも年に何度か目にします。 こういった事故は建築基準法を守っているだけでは防げないものも多いのですが、設計上の気遣いである程度避けられるため、不特定多数が購入対象となる共同住宅や建売住宅、賃貸物件などはこのような不慮な事故が起きないように徹底的に安全性を検討するべきだと思います。 一方で、安全性をひたすら追求すると場合によっては使いづらさや見た目の鬱陶しさなどが出て居心地が悪くなる場合もあり、注文

          住宅設計者の「家と子育て」12 子育て目線の家づくり~家に求める安全性

          建築と親しむ:DDP (Dongdaemun Design Plaza )

          ソウルのDDPをご紹介します。設計はかつて国立競技場で不当な扱いを受けてしまい、結局日本には建築物を残せないままに2016年に突然逝去されたザハ・ハディドです。 この施設は8万㎡(いわゆる東京ドーム2個分くらい)を超える大規模な建物で、全体像は https://seouldesign.or.kr/?menuno=261 で見れます。 外壁は4.5万枚超のアルミパネルで覆われていて、これを全て図にした(のか知りませんが)と思うと気が遠くなります。 付近で一番高くなっている

          建築と親しむ:DDP (Dongdaemun Design Plaza )

          住宅設計者の「家と子育て」11 子育て目線の家づくり~幼児と暮らすための内装材選び

          自分の家をつくるとなった時、内装をどうしようかと考えるのはトップクラスの楽しみではないでしょうか。 大人だけ、もしくはある程度落ち着いた年齢の子どもと一緒に住むのであれば、余計なことを考えずに自分の好きな内装を選んでいけば良いと思いますが、乳幼児がいるとなると少し迷いが出る方もいるかも知れません。 例えば我が家の場合は住み始める時期の子供の年齢が4歳間近で、このくらいの子どもというのは、かなり自由に体をコントロールできるようになり一番暴れたい時期のように思えます。 家で

          住宅設計者の「家と子育て」11 子育て目線の家づくり~幼児と暮らすための内装材選び

          住宅設計者の自分の家づくり 19 経年変化~汚れやキズ

          住み始めてからまもなく2年になります。 子どもが4~5歳の間を過ごした家のキズや汚れなどがどんな感じか見てみたいと思います。 まずは子どもとの相性が悪いと思われがちな左官の壁です。 遠目に見るとあまり気になりませんが 近くで見るとまあまあなキズがついています。 これらのキズは主に仮面ライダーの剣によって攻撃されたもので、なかなか派手にぶつかってましたが、その割にはキズとしては控えめだなと思います。 もう一箇所左官で、ベッド前の壁を見てみます。 こちらも遠目にはそ

          住宅設計者の自分の家づくり 19 経年変化~汚れやキズ

          住宅設計者の「家と子育て」10 子育て目線の家づくり~子ども部屋どうする?

          乳幼児がいる段階で家づくりを考え始めると、子ども部屋をどうするかというのは割と初期に検討しはじめるポイントかと思います。 まずは整理せずに気になる点を並べてみると、 ・帰宅して部屋までの動線 ・最初から子ども部屋をつくるかどうか ・プライバシーをどの程度与えるか ・音の問題 ・勉強をどこでするか ・どの程度の広さにするか ・陽当たり ・巣立ったあとの使い方 といったあたりになります。 まず「帰宅してから部屋までの動線」ですが、これはよほどの問題がない限りは定番のリビングを

          住宅設計者の「家と子育て」10 子育て目線の家づくり~子ども部屋どうする?

          住宅設計者の自分の家づくり 18 買って(導入して)よかったもの

          住み始めて2年近くが経ち、生活のパターンもなんとなく見えてきました。 今回はここまでの生活で「これは取り入れてよかった」というものをご紹介します。 設備編 一番「これにして良かった」と感じているのは60cm幅の食洗機です。 元々食器を洗うという作業は嫌いではないので、以前使っていた卓上食洗機だと入る量が限られていて入れ方に悩んだりしていたので、時には手洗いのほうがマシかもと思うこともありましたが、これだけ容量があるとあまり考えずに朝晩の食器と調理器具を1回でまとめて洗

          住宅設計者の自分の家づくり 18 買って(導入して)よかったもの

          住宅設計者の「家と子育て」9 子育て目線の家づくり概略

          息子が2歳半の時に、いろいろと偶然が重なり自宅を設計することになりました。 これまでの経験から設計を始めてから住み始めるまでが1年くらいというのが中央値なので、3歳半くらいから新居に住み始めることをイメージしながらの設計となりました。 幼児のいる家庭の住宅は何度も設計してきたのでおおよそ気を付けるポイントは目処が付いており、必ずしも必要はないけど他人の生活なので念には念を入れて対策しておく的なものを省いて設計に落とし込んでいくことにしました。 息子が家で過ごす期間として

          住宅設計者の「家と子育て」9 子育て目線の家づくり概略