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父子二人でミラノデザインウィークへ 3 ~出発編

いよいよ出発となりますが、AirChinaの事前のWEBチェックインがうまくいかず(チェックインが完了したのにeチケットが片方だけ来ないなど)余裕を持って3時間前の17時に成田に到着するように家を出ました。

チェックイン関連でいうと、指定していた座席が機体変更で取り消しになっていて再度選び直すという事態になったのですが、息子側だけ変更できず電話して手配してもらうということがあり、結局上海からミラノへの便も通路側が取れず窓側席になりました。

こういったことは過去に経験がなく、今まで運が良かったのかAirChinaならではなのかわかりませんが、こういった変更に対する連絡がなく自分でチェックしておかなければいけないようです。

成田に到着してAirChinaのカウンターに向かうと長蛇の列が2列あり、どうやら行き先で分かれてるようで、AirChinaの係の人に聞くのですが、この時点で日本語も英語も聞き取りにくいという状況で旅行ムードが高まります。

30分程度並び、無事チェックインの確認もでき、若干サイズオーバーの手荷物も問題なくクリアし、改めて荷物を整理して出国カウンターへ。

息子は顔認証ができないので対人の出国手続きになり、ここはそれほど混んでいなかったので良かったのですが、搭乗前に夕食を済ませるのが難しくなり搭乗口近くのコンビニや薬局で食事、お菓子、水などを買いトイレを済ませて搭乗。

ちなみに水は国際線乗り換えの際には持ち込めないので、乗り換えまでに消費できる量を買うのがベターです。

20時の出発時刻ほぼ定刻で動き出し、機内で離陸前に食事を済ませ、上海までの3時間少々はお互いipadにあらかじめ入れておいた動画などを見ながら機内サービスを受けずに滞りなく過ぎました。

ゴミ袋でipadを固定

上海に着いて導かれるままに国際線乗り継ぎの列に並ぶのですが、これが結構長蛇の列で1時間弱待つことになりました。

普段なら息子はとっくに寝てる時間なのでぐずり気味ですが、ここで役立ったのが折りたたみ椅子でした。

あると無いでは大違いな椅子

再度セキュリティチェックを受け、搭乗口にたどり着きここで1時間半ほど待ちます。

できることなら搭乗までは寝てほしくないので、サッカー中継を流しているバーの前で見せたりしながら時間を潰しました。

中国の空港は飲料水の無料サーバーがあり、水筒に入れたりしながら搭乗を待っていたら、あと10分くらいというところでついに寝てしまい、搭乗の列はリュックを背負わせた息子を抱いて並ぶことになりましたが、搭乗への通路で一度目を覚まし、座席につくまではなんとか自力で行ってくれたので助かりました。

今回も定刻で出発し、シートベルトサインが消えた時点でフットレストを膨らませ息子の足を窓側に投げ出した状態ですんなりと寝ることができました。

元々よく寝るタイプなので8時間位は寝てくれて、こちらも4時間位は寝ることができ上々の出来かと思ってましたが、起きた息子から「おしっこ出たよ」と衝撃の一言が。

触ってみても表面上はズボンは濡れておらず、寝ぼけているのかふざけているのかと思ったのですが中の方は濡れていました…

残り4時間弱で朝食も近く、通路側の方も起きていたのでスムーズにトイレに移動でき改めて確認したところ、たまたま履いていたズボンが内側にメッシュが入っていて、そこであらかた吸ってくれたようでシートは汚すこと無く済みました。

何かと運に恵まれながら、定刻より30分早くマルペンサ空港に到着し、まあ幸先良いかなと思っていたら入国が大変でした。

EU圏外の人用の列に並んで30分程度経ってもう少しかというところで、この列は顔認証専用列と言われ「子連れはこっち」と移動となり、こちらは顔認証に対応していない国の人々が大勢並んでいてそこから2時間位並ぶ羽目になりました。

14歳以下の子供連れ専用レーンもありましたが、これもEU圏内の人専用で、子連れと顔認証ができないパスポートと思われる方々が遅々として進まない列をなす様はなんとなく理不尽な感じがありました。

列が狭いこともあり携帯椅子も使いにくいのでスーツケースに息子を乗せて運んでいると、残り1/5くらいまで来た時点で前方のご夫婦が「ベイビーがいるんだから先に通してあげて」と周囲の方々にアピールしてくれるというありがたい展開に。

ベイビーという歳でもないので、一応なんとなく遠慮して「いや、いいですよ」とか言ってたのですが、いいからいいからと続々と道を開けてくれるものですから、お言葉に甘えて先に通してもらいました。

思わぬところで様々な国の方々に親切にしてもらい、この時点で今回の旅の良い思い出ができました。

そんなこんなで、想定より1時間程度遅れてようやくイタリア入国となりました。

次回は入国後初日の様子になります。

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子連れ建築旅関係はこちらにまとめています


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