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【野球】巨人ドラフト考察 2024

日本シリーズも終わり、ストーブリーグ開幕といったところですが、
リーグ優勝しながらCS敗退の巨人のドラフト戦略について考察したいと
思います。

まずは今年の指名内容から確認です。

2024指名選手

今回入札こそ金丸投手にいったものの、外したあとは連続で3人内野手を指名となっており、最多勝菅野のメジャー挑戦を考えると即戦力投手の指名が
想定されてたので、結構驚きを与える結果となりました。

まずは先発投手の成績を見てみます。

24年143試合先発投手一覧

24先発156回を埋めることが求めらるわけで、貯金12が求められるわけではないです。勘違いしている人多いですが、開幕前に菅野に貯金12を期待していたわけでもなく、これはあくまでラッキー的なものです。そして菅野が来年いたとしても、貯金12ができることを計算することは困難です。せいぜい
4~5ぐらいが妥当なところだと思われます。

黄色のセルが来年の先発確定メンバーです。そして黒はたぶん来年はなしになるであろうメンバーです。補充者候補は水色のメンバー3人プラス確定メンバーの井上温大になります。

6イニング\登板あたり

1年間ローテ守れば20以上は投げられるので、井上は+5試合とします。
西舘は1年間回った実績がないので、休み休みながら投げて10試合
程度に設定。横川は今年も3試合ありますので、10試合程度は可能とみて
+5試合。今年のルーキー森田も手術なければ問題なかったはずなので、
リハビリも終わって来年は先発・中継ぎとフル回転だと思われるため、
先発は5試合と少なめにみています。

またこれらの先発候補に不測の事態(ケガ・不調等)が起こった場合の
代替役として京本・赤星・堀田をリストアップしてあります。京本は経験が少ないですが、赤星・堀田は経験値があるので、調子さえ良ければ10試合
ぐらいは余裕でできそうですが、実力的に予備候補とします。

もちろんメンデスに代わる外国人も連れてくるでしょうから、現状はこれで
回る計算ができそうです。ということで、CSの敗因からも打線強化を優先したドラフトになったと推察されます。

まず石塚は中長距離砲としての育成でしょうから、3年以上は先を想定していると思われます。なので岡本メジャー移籍後か、坂本の中盤守備堅め及び休息日での出場から始めると思われるので、時間軸的に悪くないです。

2位の即戦力浦田選手がポイントで、こっちについて見解を述べたいと思います。まず浦田選手の成績についてです。

大学での成績はこちら。24秋は首位打者獲得し、盗塁王は23秋から3期連続で獲得しています。

黄色はタイトル

守備は門脇級でいきなりライバルと評判となっています。しかし不可解です。坂本を三塁へコンバートし、門脇のサポートには昨年のドラフトで泉口を獲得しています。また中山の成長もあり、守備要因には増田・湯浅がいますので、ここに門脇を追い込むためだけに2位のカードを切るとは到底思えないわけです。

そこで思ったのが内外野兼用野手とリードオフマンの育成です。
巨人だと増田が内外野どこでも守れますが、その究極系は西武外崎だと考えています。外崎は内野手登録ですが、結構外野も守っており、それを支えるのは内野手能力に加えて、足があることだと思われます。

外崎は14年入団以降、10年で7度の2桁盗塁を記録しており、スピードと器用さを兼ね備えている稀有な選手です。巨人は岡本(一塁)、吉川(二塁)、門脇(遊撃)、坂本(三塁)と内野はここに入る余地はないように見えますが、CSで見せたように、吉川の離脱で一気にチームの攻撃力が落ちます。これを解決したいというのが今回のドラフトの狙いに見えます。

外野は丸が高齢化していますので、ヘルナンデスを確定させて、浅野・萩尾・佐々木・秋広あたりを競わせる感じですが、足のある浦田を外野手として起用し、内野陣に不測の事態があればそっちに回すという運用ができれば、外野は調子の良い選手で補充ができてバランスを維持できます。

こんなことを漠然と想像していたところに下記の記事を見つけました。

他球団を見渡しても強いチームには良いリードオフマンがいます。
近本(阪神)、岡林(中日)、長岡(ヤクルト)、周東(SB)のような選手の育成が、
近未来の常勝チームに不可欠というのは凄く理解できます。
ぜひ浦田選手にも他チームが嫌がるリードオフマンになって欲しいです。

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