願いがかなう手紙プレゼン
先月、私には奇跡が起こりました。
まもなく60回目の誕生日を迎える私は9月に還暦記念の
ダンス公演をやる予定です。
なんとちょうど50年も前からバトントワーリングを始めたの
ですが、一緒にやってきた妹2人も出演します。
バトンの演目もやるという時に最初に名前の挙がった曲が
ありました。
これは私たちが所属していた広島バトン研究所のおはことも
言える代表的な演目でしたが、吹奏楽団に生演奏してもらって
いたもので、曲は市販されていません。
数年前にネット検索してこの世にないことは確認してあったの
です。
でもまた最近思い出して検索してみたら、YouTubeにその幻の曲が
公開されていました。
島根県の高校の吹奏楽部が高校総文という文化部のインターハイ
と呼ばれる大会での演奏を撮影していたのです。
砂漠の中一粒のでダイヤモンドを見つけた気がしました。
見つけたからにはなんとしてもこの曲を踊りたい…。
次の瞬間に私は動画の中に記載されていた高校、指揮をされていた
顧問の先生に音源使用のお願いの手紙を書くことを思い立ちました。
顧問の先生が他の高校に異動されているかもしれないし、
定年退職されているかもしれません。
それでも手紙を書かずにはいられなかったのです。
そして3日後、その先生からメール連絡が来ました。
手紙と一緒に公演の資料や名刺を入れておいたのです。
音源の使用は快く許可くださり、その日のうちにメールで
音源データをお送りくださいました。
40年近く聞いてない曲ですし、姉妹の3人とも40年近く
踊ったことのない曲が手元に届いたのです。
目的のために相手に説明し、許可をいただくなら今回の一連の
流れもプレゼンテーションだと思っています。
プレゼンと聞くと、パワーポイントに代表されるスライド、
流暢な話し方が頭に浮かぶ方が多いと思いますが、
手紙だって立派にプレゼンツールになります。
メールやSNSでの連絡先がわからない相手の場合、まず
やってみるのはお手紙を書いてみることです。
時には名前もわからない相手に
連絡することもあります。
その時は
「〇〇の担当部署」
「△△のご担当者さま」
というあいまいな書き方でもいいです。
たとえば、
「一番搾りのテレビCMの」
「アートディレクションご担当者さま」といった具合です。
私はこれまで何度もこのスタイルで名前も知らない方と
連絡を取ってきました。
とにかく私の思い、願いを知ってもらいたい時、
手紙は強力なツールとなります。
その奇跡の曲はどんなものか、9月17日、ぜひご来場ください。
ダンス公演「RockziU」Facebookページ