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「胃腸のほうき」と「山のウナギ」で作る栄養たっぷりレシピ

簡単!旬の食材&レシピ



言い得て妙の別名を持つ、ほうれん草と長芋


ほうれん草は総合栄養野菜と呼ばれるほどの栄養価の高い野菜です。また、食物繊維が胃腸を整え、便通をよくしてくれることからヨーロッパでは別名「胃腸のほうき」と呼ばれ、便秘解消に効果が期待でき、血液を補い、潤いを補給してくれます。風邪の予防に役立つビタミンAは、ほうれん草を1日5~6枚程度食べれば1日に必要な量を摂取できますよ。

一方、長芋も別名「山のウナギ」と呼ばれるほど栄養価が高く、古くから滋養強壮の野菜として親しまれています。また、消化酵素(ジアスターゼなど)が多く含まれています。ただし、消化酵素は熱に弱いので胃もたれ解消などのためには生で召し上がると良いですね。


旬の食材 『ほうれん草』


ネラルが豊富で、ビタミンB群、Cが豊富なので造血作用あり。抗酸化作用でガン予防や肌の老化予防など美容効果もある。アク(シュウ酸)があるので茹でて水にさらす。水耕栽培のサラダほうれん草は生食可能。

【栄養素】鉄・カリウム・マグネシウム・β-カロテン


ほうれん草の粕汁


【材料:2人分】

◎1人分の栄養価:エネルギー 93kcal・たんぱく質 7.9g・塩分 2.0g

・ほうれん草 80g(下茹でして、3cm長さに切る)
・大根 50g(せん切り)
・人参 30g(せん切り)
・ちくわ 2本(め切り)
・しいたけ 2個(石づきを取り除き、薄切り)
・水 300~400ml(お好みで)
・白だし 大さじ1.5
・酒粕 25 g
・白味噌 小さじ1
・柚子の皮 適量(せん切り)

【手順】

  1. 鍋に水、白だし、酒粕、Aの具材を入れて加熱する

  2. 具材に火が通ったらほうれん草を加え、白味噌を溶く

  3. 軽く沸騰させて火を止める

  4. お椀に注ぎ、柚子の皮を天盛りする



旬の食材 『長芋』


生食が可能な芋。低カロリーで、ビタミンCやビタミンB群、食物繊維を豊富に含んでいる。マンナンとたんぱく質が結合した粘り気のある糖タンパク質は、胃腸の粘膜を保護する働きあり。抗酸化作用により老化防止も。

【栄養素】食物繊維・カリウム・ビタミンB1・ビタミンC


長芋とアボカドのヨーグルト明太和え


【材料:2人分】

◎1人分の栄養価:エネルギー105kcal・たんぱく質3.1g・塩分0.6g

・長芋 100g(一口大に切る)
・アボカド 1/2個(一口大に切る)
・明太子 15g
・ヨーグルト 大さじ1
・めんつゆ(2倍濃縮)小さじ1
・ミニトマト 2個(半分に切る)

【手順】

  1. ボウルに明太子、ヨーグルト、めんつゆを入れよく混ぜ合わせる

  2. ①にアボカドと長芋を入れて和える

  3. 器に盛り、ミニトマトを乗せる


【レシピ】今川 弥生先生
管理栄養士・公認スポーツ栄養士・健康運動指導士
健康生活を提案する(株)ヘルシープラネットを設立し、メタボ解消などの栄養相談、料理講習やアスリート・運動を行っている方々へのスポーツ栄養サポートなど、健康管理の総合コンサルティングを行っています。

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