カラダを作る食。中でも朝食は、胃腸を目覚めさせ、巡りのいい一日をスタートする機動力になります。忙しい朝に作るから、手間をかけずに腸の活性への栄養補給が叶う『楽しく続く』ものでありたい。今回紹介するのは、昼食や夕食のご飯食にも転用できる食材を使った、パンプレート献立です。
谷尻 直子 Tanijiri Naoko
料理家。「現代の日本の母の料理」がコンセプトのレストラン「HITOTEMA」主宰。6年間のベジタリアン経験や8人大家族で生活してきた経験を活かし、お酒に合いつつカラダを考えた食の提案を行う。自然食品、スパイス、薬膳を積極的に取り入れた2冊目となる著書「HITOTEMAのひとてま第二幕」を2021年に上梓。
温めるだけ!『押し麦のスープ』
水溶性・不溶性食物繊維の両方を含む押し麦は、腸の活動を促進し、ミネラル・ビタミン類を含む優秀食材。生食できる野菜を具材にし、温めるだけの時短スープに。
和えるだけ!『トマトのはちみつジンジャー』
生野菜の酵素が消化を助けます。善玉菌のえさになるオリゴ糖を含むはちみつと、胃腸の働きを活発にするしょうがの相乗効果にも期待。しょうがで味が締まります。
豆腐をチーズ感覚で!『お豆腐オープンサンド』
肌や髪を作り、エネルギーになるたんぱく質を豆腐から、水溶性食物繊維をわかめから、麹菌をみそから摂ることができます。にんにく風味のわかめでくっきりとした味わいに。
生ズッキーニの甘みがくせに!『緑色のサラダ』
生野菜の酵素、ひじきの水溶性食物繊維、野菜の不溶性食物繊維、発酵調味料で、善玉菌の働きをサポート。ひじき独特の香りは、塩麹と黒ごまの風味でまろやかに。
一食のためだけではなく、ファッションを着回しするように、クルクルと「作り回し」できるよう考案しました。例えば、お豆腐オープンサンドの食材はおみそ汁にできますし、ペペロンわかめはギルトフリーおつまみにもなるので、多めに作り置きするのもおすすめです。
無添加サプリメントを添えて、さらに理想的な栄養バランスを
59種類もの栄養素を含んだユーグレナ、水溶性食物繊維のβグルカン、1000億個の乳酸菌を配合した無添加※サプリメントを添えて、さらに理想的な栄養バランスへ。