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那珂市で発見!働く魅力 〜那珂研究所前半〜
取材型インターンシップ「ひきだし」では、茨城県那珂市内の中小企業5社に加え、那珂市長に学生が取材をさせて頂き、記事を作成しました!是非お楽しみください!
こんにちは!茨城県出身の小野崎邦彦です!
今回は那珂研究所さんの2名に取材をさせていただき、記事を書きました!
「失敗を恐れて悶々しているあなたに伝えたい!」失敗は必ずしも悪ではない!?
那珂研究所で働く方々の研究との向き合い方を取材しました。
会社説明
那珂研究所では、持続可能な未来のエネルギーを形にする研究を行っています。プラズマを1億度以上の高温状態にして核融合反応を起こしエネルギーを発生させ、そのエネルギーで発電しようという大きな目標があります。「地上に太陽を」を合言葉に世界中の研究者が集まり、地球に優しく、安全なエネルギーを生み出すため日々試行錯誤されています。私たちの未来を見据え、よりよい生活を実現する夢のある研究をされていました。
池田 佳隆さん:所長
研究にもスポーツにもひたむきに取り組む池田さん。研究者の視点から就活生に寄り添ったお話をしていただきました。
スポーツクライミングの国体監督をされていたとのことですが、学生のころからスポーツに馴染みがあったのですか?
ーもともと高校までサッカーをやっていたんですけど、そのあとずっとスポーツはやっていませんでした。山登りを始めたのも実は40歳を過ぎてからなんですよ。
山登りを始めたきっかけが気になります!
ー東京勤務があったときにたまたま知り合いから「山登り行かないか」と言われたことがきっかけでしたね。山は人がいなくて良いなと思って山登りをするようになりました。その中でもスポーツクライミングは、子どもからお年寄りまでできるからおすすめですね。
スポーツクライミング、僕もいつか挑戦してみたいです!
では、池田所長が研究の仕事をしたいと思ったきっかけを教えてください。
ー研究の仕事をしたいと思ったきっかけは、学生時代に星のエネルギーを何とか取り入れられないかと思ったことです。
私は中学の時から星をみるのが好きでした。そんな中、高校の時にオイルショックがあって、日本は資源やエネルギーに乏しい国だということを実感しました。この道に進んだのは、エネルギー問題を解決したいと思ったことが大きいですね。
自分の「好き」や「興味」を追及したことが、研究のお仕事に結びついているんですね。
では、研究する上で心がけていることはありますか?
ーやる前にあんまり深く考えず、まずはやってみるということですね。でも、研究者って人によっていろいろなスタイルがあります。自分がそうだからって他の人が同じだとは思いません。
「まずはやってみる」ということ、僕も心がけていきたいと思います。
最後に学生へのメッセージをお願いします。
ー採用する企業は良い人を取ろうとしますが、これが「良い人」という絶対的な定義はないはずです。ある企業がNGでも、あなたとのマッチングが合わなかっただけで、あなたの否定ではありません。自分なりの正解を見つけて欲しいです。
池田所長のお話を通して、「どんな人が良い人なのか」は、人それぞれ違うということに気づくことができました。自分にとっての「良い人」について考えてみたいと思います。
*
山崎 莉穂さん:技術員
研究者ではないアプローチから研究と向き合っている山崎さん。趣味のことから仕事のことまで多岐にわたってお話を伺いました。
山崎さんは読書が趣味とのことですが、普段どんな本を読まれているのですか?
ー読書は最近再開した趣味なんですけど、前に読んでいた宮沢賢治とか有名な小説を読み直しています。
僕も読書が趣味なので宮沢賢治はいつか読んでみたいと思います。
では早速!「技術員」とはどんなお仕事ですか?
ー私はデータを保管したり提供したりするためのシステムをつくる仕事をしています。研究に必要なデータを1か所集めてに、データごとに分けて管理したり、データを研究者に渡すためのツールをつくったりしています。
研究者のサポートをするお仕事をされているんですね。
そんな山崎さんが研究に興味を持たれたのはいつからですか?
ー小さい時からだと思いますね。小学校の高学年くらいから自分で何か突き詰めるような仕事をしたいなと漠然と思っていました。
「何かを突き詰めること」と「研究」には共通する部分があるように感じます。
今のお仕事に対してどのようなことを感じていますか?
ーすごく面白いなと感じています。研究者の下に技術者がついているのではなくて、一緒に進めていくというイメージを持って仕事をしています。みんなで協力して仕事に取り組んでいるので、その仕事が上手く行った時は、とてもやりがいを感じます。
一緒に進めていくという感覚なんですね。技術者のイメージが変わりました。
もしできたらなんですけど...お仕事をする中での失敗談をお聞きしたいです(笑)。
ー最近の失敗談でいうと、オンラインの国際会議で発表をするときにzoomの使い方が分からなくでとても焦ってしまったことですね(笑)。
zoomの使い方難しいですよね。僕も初めは全然分かりませんでした(笑)。
そのような失敗を乗り越える上で大切なことは何ですか?
ーそれをどう生かすかだと思っています。
極論を言うと失敗しても自分が死ぬわけではないですよね(笑)。なので、まずは失敗した時の気持ちの切り替えを大切にして、その後で失敗を次にどう生かすかを考えるようにしています。
僕もこれからたくさん失敗をすることがあると思いますが、気持ちの切り替えを大切にして、失敗を学びに変えていけるように心がけたいです。ありがとうございました!
取材の感想
この取材を通して、これからは失敗を恐れずに様々なことに挑戦していきたいと前向きな気持ちになれました。挑戦する中で、時には失敗して落ち込むこともあるかと思いますが、失敗したときに大切なことは落ち込むことではなく、失敗を次にどう繋げるのかを考えることなのかもしれません。僕も、池田所長や山崎さんのように様々なことに失敗を恐れず挑戦していき、自分にとっての「正解」をみつけていきたいと思っています。池田所長、山崎さん、貴重なお話をありがとうございました。
いかがでしたか?
「失敗は悪ではない」そう分かっていても、できるだけ失敗はせずに日々を送りたい!しかし、失敗から学ぶことの方が多い、自分の身になるのではないか?と感じました。失敗はみんなにあるものです。恐れず、若いパワーで沢山の挑戦・吸収をしていきたいですね。
那珂研究所さんの後半はこちらです。
企業情報
那珂研究所
事業内容:核融合反応によるエネルギーから電力を生み出す装置の研究開発
従業員数:約250名
住所:那珂市向山801−1