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「ITIL® V3」の知識があれば、「ITIL® 4」を知らなくてもいいってホント? ~動画で学ぶ「ITIL® 4」

現在、「ITIL®」と聞いて、以前のバージョンである「ITIL® V3」をイメージする人は少なくありません。これにはさまざまな理由があります。

「ITIL® V3」は提供されてきた期間が長く、その認定資格を取得した人も多数。「ITIL® V3」に準拠したITサービスマネジメント(ITSM)システムを構築している企業も、やはりたくさんあります。こうした事情が背景にあるのです。

そうした企業の方とお話ししていると、こんな言葉を耳にします。
「『ITIL® 4』といっても『ITIL® V3』の知識で対応できるんでしょう?」
とか
「うちは『ITIL® V3』に準拠したITSMシステムを構築しているから問題ないよ」
といった言葉です。

あえて断言します。このような認識は大きな間違いです。

「ITIL® V3」の内容で、いまの時代に必要なITSMを実現することは困難。たとえ「ITIL® V3」の内容を理解していたとしても、「ITIL® 4」の内容を知らなければ、新たに学ぶ必要があるのです。

こちらの記事でもお伝えした通り、「ITIL® V3」がリリースされたのは2007年のこと。当時はスマートフォンが存在せず、「DX」という言葉も「クラウドコンピューティング」や「DevOps」という言葉も、一般的ではありませんでした。

つまり「ITIL® V3」に書かれている内容は、もはや前時代のものなのです。いま求められるITSMを実現するのに適しているとはいえません。だからこそ「ITIL® 4」があるのです。

やっぱり「ITIL® 4」は大事。動画で詳しく見てみましょう


「ITIL® V3」と「ITIL® 4」では基本的な考え方が全く異なります。

例えば価値提供の方法について。「ITIL® V3」ではこれを「ITがビジネスに提供するもの」としています。一方「ITIL® 4」は「ITとビジネスが共創するもの」としています。

ITSMの運用方法も「ITIL® V3」は「プロセスアプローチ」としていますが、「ITIL® 4」は「バリューストリームからのアプローチ」をベースに考えられています。

▼「バリューストリーム」について詳しくはこちら

いくら「ITIL® V3」のノウハウがあっても、いまの時代には太刀打ちできない。この事実を、少しでも理解いただけたらと思います。

まだ腹落ちしないという方や、「ITIL® 4」と「ITIL® V3」の違いについてもっと具体的な説明を聞きたいという方には、こちらのYouTube動画をおすすめします。

動画では、当社代表の鈴木が「ITIL® 4」と「ITIL® V3」の違いや、いまの時代にITSMシステムを実現するには何故「ITIL® 4」をベースにしなければいけないのか、自らの言葉で説明しています。「ITIL® V3」から「ITIL® 4」へ移行するアプローチ方法の解説もしています。

動画は短く、たった6分程度。これを視聴すれば「ITIL® 4」を学ぶ意義をはっきりと理解できると自負しています。

これから「ITIL® 4」を学びたいと思っている方にも、自分には必要ないと思っている方にも、ぜひ一度観ていただけたら幸いです。

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