才能とは
みなさんは自分の才能について認識されているものはありますか。
「え、才能なんてわたしにあるのかな。」「いやいや私なんかに才能なんてありませんよ。」「うーん、しいて言うなら○○ですね。」「ええ、分かってます。○○ですよ。」
いろんな返答があると思いますが、私は４０代に突入するまで自分の才能について考えたことがありませんでした。才能って特別な人だけに与えられたものだと思っていたのです。例えば藤井聡太氏のように若くして将棋界を圧倒するような才能を持っている人のような。
最近になって、才能とは特別だけど特別なものではないことを認識し、ちょっとした衝撃を受けました。何気ない日常生活を送っている一人一人が実は素晴らしい才能を持っているのことに気づかされたのです。天から与えられたギフトと言われると僅かな確率の人だけに備わっているもののように思いますが、実は誰にでも才能はあるのです。その才能にどれだけ気づいているかで毎日の暮らしが変わるのではないかと思います。
才能に気づいている人、気づいていない人、気づいていて前面に押し出せる人、気づいているけど出そうかどうしようか迷っている人、様々なパターンがあると思います。ただ、「いつ出そうかな。」「まだ本気出してないだけ。」のような状態にある人はもったいないのではないでしょうか。才能は表出してみて初めて分かるものであるし、人に伝えてみて初めて評価を得られるものだと考えます。
人生の初めの方に自分の才能に気づいた人は幸運と言えるかもしれません。その才能を生活の基盤にしていくも良し、趣味として楽しむのも良し。才能を活用する場は世の中でも家の中でもどこでも良いのです。何に役立つかとか利益を生み出すかとかは後でついてくる話なのです。
私の才能は「人の話をいくらでも聞けること。」記憶を掘り起こしてみると学生時代に心理学の授業で傾聴が上手だと先生から褒められたことがありました。小さな才能かもしれませんが、心の中にモヤモヤがある人に幾分かスッキリしてもらうことは可能かもしれません。職業としても人と関わる際には有効活用出来るでしょう。
隠された才能に気づき、とにかく自分の中から外へと表出してみた時、ちょっとでもあなたの心が喜んでいるのならそれは良い循環が始まった証拠です。
あなたの才能は何ですか。