ザ・面接!
海外入試・帰国生入試の場合、中高問わず、たいていは面接があります。
もちろんエピスでも面接練習は行います。
面接=礼儀正しく
確かに礼儀正しくすべきですが、当然ながらそこがメインではない。
ノックの仕方が悪いとか何とかで、何回もやり直しをさせられるというようなことも聞いたことがありますが、本質がずれています。
やっているほう(先生)は楽ですが、やらされているほうはたまったものではありません。
面接練習を担当するのは実はすごく難しいです。
志望理由や進学後に注力したいことなど、典型的なお題にしても、本気で考えて、思いを引き出し、話を広げていくことは、それなりに長い時間をかけて話をしていかないと不可能だと思います。
普通は、当たり障りのない、どこの学校にでも当てはまりそうなテンプレートみたいな回答をするものです。それならまだ良いほうで、ほぼしゃべることができないというようなことも珍しくありません。
せっかく話が出たので、志望理由について考えてみます。
学校のことをちゃんと調べているかどうか。受験する学校、全部が全部、心の底から行きたいと思っていることはほぼありません。しかも、11月、12月に行われる帰国生入試は本命でないことも多いはずです。それでも、やはり、ちゃんと学校のことは調べるべきだし、相手役の私たちもしっかりと下調べはしておくべきです。
その上で、受験生は、将来のビジョンを語り、それを実現するために必要なこと(スキルや資格、経験など)を語り、その環境やプログラムが受験する学校にはあるということを語るべきです。志望理由は、将来の夢やビジョンと直結しているはずです。
夢やビジョンはまだない。
確かにないのかもしれませんが、せっかく面接の機会を目の前にしているわけですから、ここでじっくり考えてみればよいと思います。この先、その夢は変わるかもしれませんが、今この時点でみなさんが自分の人生にどう向き合っているのかを学校の先生たちは知りたいのです。
こんな偉そうなことを言うからには、担当する先生もプレッシャーですよね。
「お前はどうなんだ!?」
そんな声が聞こえてきそうなプレッシャーを感じながら、我々も真剣勝負をする受験生に向き合うべきでしょう。(重いっすよ。)
あ、最後に。
確かに面接は大事です。しかし、面接の内容を考えることが、学科の学習の逃げ道になることはよくありません。「面接準備をしていたので、やるべきことをやれなかった」だと、本末転倒ですから。そういうバランス感覚を養うという意味でも、受験に対して真剣に向き合うのは、将来に向けて大きな意味があると思います。
いよいよそう言う時期に差し掛かってきましたね。